文学座

 
久保田万太郎 [1889−1963]   
 

くぼた まんたろう

1889年11月7日、東京・浅草生まれ。
袋物製造販売の家業は継がず慶應義塾大学に進学。1911年、「三田文学」に小説『朝顔』、戯曲『遊戯』を発表して作家デビュー。
その後戯曲・小説・俳句など様々な分野で活動。生粋の江戸っ子として、江戸言葉を使い下町の情緒を写実的に独特な筆致で描いた作品を数多く発表した。
文学座創立以前から演劇の指導者として演出の仕事も多く、新劇だけでなく新派でも演出者として活躍。 『女の一生』をはじめ、三人の創立者の中で最も多く文学座作品の演出をした。



 
 

■文学座での活動 (※再演は除く)

脚本

1938年『四月盡』 (作:久保田万太郎 演出:表記なし)
『ゆく年』 (作・演出:久保田万太郎)
『釣堀にて』 (作・演出:久保田万太郎)
1939年『蛍』  (作:久保田万太郎 演出:戌井市郎)
『心ごころ』 (作:久保田万太郎 演出:久保田万太郎・戌井市郎)
1940年『短夜』 (作・演出:久保田万太郎)
1941年『釣堀にて』 (作・演出:久保田万太郎)
『弥太五郎源七』 (作:久保田万太郎 演出:戌井市郎)
『砂の上』 (作・演出:久保田万太郎)
1942年『町の音』 (作・演出:久保田万太郎)
1946年『冬』 (作:久保田万太郎 演出:戌井市郎)
1947年『月』 (作:久保田万太郎 演出:戌井市郎)
『あきくさばなし』 (作・演出:久保田万太郎)
1948年『北風のくれたテーブルかけ』 (作:久保田万太郎 演出:森田 博)
『1に12をかけるのと 12に1をかけるのと』 (作:久保田万太郎 演出:戌井市郎)
1951年『ふくろと子供』 (作:久保田万太郎 演出:小方美枝)
『釣堀にて』 (作・演出:久保田万太郎)
1957年『大寺学校』 (作・演出:久保田万太郎)
1963年『雨空』 (作:久保田万太郎 演出:岩田豊雄・戌井市郎)
『萩 すヽき』 (作:久保田万太郎 演出:戌井市郎)
1965年『夜長』 (作:久保田万太郎 演出:楠本章介)
1967年『大寺学校』 (作:久保田万太郎 演出:戌井市郎)
1982年『おりき』 (作久保田万太郎 演出:戌井市郎)
『蛍』  (作:久保田万太郎 演出:龍岡 晋)
1983年『雨空』 (作:久保田万太郎 演出:龍岡 晋)
1984年『彌太五郎源七』 (作:久保田万太郎 演出:戌井市郎)
1987年『ふりだした雪』 (作:久保田万太郎 演出:加藤 武)
1992年『房吉』 (作:久保田万太郎 演出:加藤 武)
『かどで』 (作:久保田万太郎 演出:坂口芳貞)
2002年『大寺學校』 (作:久保田万太郎 演出:戌井市郎)


脚色

1946年『或る女』 (原作:有島武郎 脚色:久保田万太郎 演出:久保田万太郎・里見ク)
1952年『セザール』 (作:マルセル・パニョル 脚色:久保田万太郎 演出:戌井市郎)
1965年『おりき』 (原作:樋口一葉 脚色:久保田万太郎 演出:戌井市郎)
『十三夜』 (原作:樋口一葉 脚色:久保田万太郎 演出:戌井市郎)
『大つごもり』 (原作:樋口一葉 脚色:久保田万太郎 演出:戌井市郎)
1973年『大つごもり』 (原作:樋口一葉 脚色:久保田万太郎 演出:藤原新平)
1974年『十三夜』 (原作:樋口一葉 脚色:久保田万太郎 演出:龍岡 晋)


演出

1938年『クラス会』 (作:岡田禎子 演出:久保田万太郎)
『ゆく年』 (作・演出:久保田万太郎)
『釣堀にて』 (作・演出:久保田万太郎)
1939年『太陽の子』 (作:真船 豊 演出:久保田万太郎)
『心ごころ』 (作:久保田万太郎 演出:久保田万太郎・戌井市郎)
『売られる開墾地』 (作: 栃沢冬雄 演出:久保田万太郎)
1940年『野鴨』 (作:ヘンリック・イプセン 訳:森田草平 演出:久保田万太郎)
『廃園』 (作:真船 豊 演出:久保田万太郎)
『短夜』 (作・演出:久保田万太郎)
1941年『パスツール』 (作:サッシャ・ギトリー 訳:林孝一  改補:木々高太郎 演出:久保田万太郎)
『釣堀にて』 (作・演出:久保田万太郎)
『陳夫人』 (作:庄司総一 脚色:森本薫・田中澄江 演出:久保田万太郎)
『砂の上』 (作・演出:久保田万太郎)
1942年『鶉』 (作:真船豊 演出:久保田万太郎)
『町の音』 (作・演出:久保田万太郎)
1943年『寿の町』 (作:田口竹男 演出:久保田万太郎)
1944年『怒濤』 (作:森本薫 演出:久保田万太郎)
1945年『女の一生』 (作:森本 薫 演出:久保田万太郎)
1946年『或る女』 (原作:有島武郎 脚色:久保田万太郎 演出:久保田万太郎・里見ク)
1947年『あきくさばなし』 (作・演出:久保田万太郎)
1949年『速水女塾』 (作:岸田國士 演出:久保田万太郎)
1951年『釣堀にて』 (作・演出:久保田万太郎)
『ワーニャ伯父さん』 (作:アントン・チェーホフ 訳:神西清 演出:久保田万太郎)
1954年『牛山ホテル』 (作:岸田國士 演出:久保田万太郎)
1957年『大寺学校』 (作・演出:久保田万太郎)
1960年『女の一生』 (作:森本 薫 補訂:戌井市郎 演出:久保田万太郎・戌井市郎)


その他

1989年『宵庚申思いの短夜』 (脚本:戌井市郎 近松門左衛門「心中庚申」/久保田万太郎「姉」より 演出:戌井市郎)
2008年『風のつめたき櫻かな―久保田万太郎作品集より―』 (作:平田オリザ 演出:戌井市郎)

 
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