このファイルは、過去に文学座で上演した作品の、当時の予告ページです。現在前売されている公演ではありませんので、ご注意下さい。また、実際に上演された内容とは異なることがあります。

■■■文学座公演案内■■■

98/10/06


 ジンジャーブレッド・レディー

作:ニール・サイモン/訳:黒田絵美子
演出:富田稔英


出演:神保共子/藤堂陽子/郡山冬果/仲 恭司/石田圭祐/佐藤淳

              美術:神田 真/照明:金 英秀/音楽:上田 亨                    
音響効果:深川定次/衣裳:宮内 裕
舞台監督:寺田 修/演出補:松本祐子/制作:浜 逸雄

11月12日(木)〜11月22日(日)

新宿・紀伊國屋ホール

紀伊國屋書店・新宿本店4F
東京都新宿区新宿3−17−7 TEL.03−3354−0141

月/日 11/12 11/13 11/14 11/15 11/16 11/17 11/18 11/19
    13:30 13:30   13:30   13:30
18:30 18:30 18:30   18:30 18:30 18:30  

月/日 11/20 11/21 11/22
  13:30 13:30
18:30 18:30  


前売開始=10月8日(木)
入場料=5000円  カレッジ・チケット3500円(学割・文学座のみ)
 11/12(ハーフ・チケット・ディ) 2500円 

文学座チケット専用フリーダイヤル 0120−481034

紀伊國屋インフォメーション(紀伊國屋書店 新宿本店1F・店頭販売のみ)
チケットぴあ 03−5237−9988/チケットセゾン 03−3250−9922
CNプレイガイド 03−5802−9999

お問合せ●文学座 03−3351−7265(10時〜18時/日曜・祭日を除く)



【 配 役 】



【 物 語 】

 エヴィーは43才、歌手。
アルコール依存症の治療のために入った療養所から2ヶ月ぶりにアパートに帰ってきた。ゲイで40才になっても売れない役者ジミーと、親友でエステ美人のトービーが出迎えた。20キロも痩せて別人のようになったエヴィーをみて2人は帰っていく。
 そこへ離婚した夫と暮らしている17才になる愛娘ポリーが、エヴィーと一緒に暮らしたいと大きな荷物を抱えてやって来た。嬉しいものの、一緒に暮らす自信が持てず戸惑うエヴィーにポリーは言う。「9才の時にママからクリスマスにもらった、しょうがクッキーで出来た人形の家をまだもっているの。窓のところにおばさんが顔を出している、ジンジャーブレッド・レディー。もうぼろでくずになってしまったから、今年のクリスマスにまた新しいのを買って欲しい」と。なおも自分の欠点−−−自堕落で、アル中で、男にだらしない−−−を挙げるエヴィーにそれでも一緒に暮らしたいと願うポリー。けれど間の悪いことに若い女の元に走った恋人ルーが、よりを戻したいとやってきた。ルーを追い出すエヴィー。
 エヴィーはポリーと暮らし初めるが、ただやみくもに街を歩き回ったり、夜も家に帰らず娘に心配をかけたり、そんなこんなの数週間。トービーのバースディ・パーティの夜。やっと獲得した役を初日の3日前になって降ろされたジミーは怒り、夫から突然離婚を申し渡されたトービーは泣きわめき、パーティはめちゃくちゃになってしまう。やりきれなくなったエヴィーは、ついに禁断のアルコールを口に。酔っぱらってくだをまくエヴィーに、みんな愛想を尽かして出ていってしまう。一人取り残されることに耐えられなくなったエヴィーは、ルーの元へ・・・・。
 翌朝、ポリーは一睡もせずに待っていた。やっぱり心配で様子を見に来たトービーの居るところに、エヴィーは青あざをつくって帰ってくる。ルーに殴られたらしい。トービーは「娘を愛しているのなら、母親としてちゃんとした大人の女になるか、ここから解放してあげるべきだ」と諭す。そして、ポリーと別れる事に・・・・・。

 脆くて、弱くて、何かに寄りかからなければ生きてはゆけない、不器用な人間たち。まるですぐぼろぼろになってしまうしょうがクッキーのように。
けれどだからこそ、よりそい、温めあって生きている、情けなくも愛しい都会人たちの人間模様。