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全労済 文化フェスティバル 2004(主催:全労済)参加 |
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| 2004年3月28日(日)〜4月4日(日) 全労済ホール/スペース・ゼロ (新宿駅南口・徒歩5分) 潟Xペース・ゼロ TEL.03−3375−8741 〒151−0053 東京都渋谷区代々木2−12−10 全労済会館B1F http://www.spacezero.co.jp |
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公演情報 配 役 物 語 主なスタッフ・キャスト どんな舞台? チラシ拡大版 地方公演 稽古場情報 |
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| :出演: 平 淑恵・古坂るみ子・立石まゆみ・大井千冬 たかお鷹・外山誠二・若松泰弘・椎原克知・助川嘉隆・大塚直純
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| 【 公演情報 】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 【 配 役 】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 【 物 語 】 |
| 昔々、ある所、あまたの生き物が住む深い深い森へ、「疑問の王子」が人食い鬼に追われて逃げ込んできました。 それを助けたのが妖精グッディ。魔力を失った彼女は、勇敢な王子様を、永い間待ち続けていたのでした。その王子様は、この森の奥のお城で眠っている美しいお姫様の眠りを覚ましてくれるのです。 何でも質問する疑問の王子はグッディを質問攻め。何で?どうして??? 今から更に遠い昔、長い間子どもを待ち望んでいた王と王妃が、グッディの魔法を頼って森の奥深くへやって来ました。彼女は二人の願いをすぐに叶え、姫が生まれました。王はお礼に姫の名付けの日のパーティーにグッディを招待しますが、女王は彼女を嫌い森へ追い返そうとしました。その仕打ちに怒ったグッディは姫に糸車の呪いをかけてしまい、自分も魔力を失くしてしまいます。呪いを解いて自分の魔力も取り戻せるのは王子様のキスだけ。グッディはひたすら王子様を待ち続けることになったのです。 城を覆い尽くすいばら、人食い鬼、テーブル奴隷。次々に現れる不思議の森の不思議な生き物達やユーモアに満ちたファンタジーが、新たな「眠り姫」の世界に皆さんをご案内します。 |
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| 王子のキスで眠りから目覚める姫・・・ 不思議の森で巻き起こる不思議な物語! |
むかしむかしの、あるとき、あるところでのお話・・・。 妖精グッディの魔法によって16歳の誕生日を前に眠りに落ちてしまった姫。 必死の妨害も運命には逆らえなかった・・・。一方、この魔法によりでグッディ自身も魔力を失ってしまう。 取り戻すにはこの魔法を解くしかないのだが、それができるのは王子様のキスだけ。 何年も何年も、一人ぼっちで呪いを解いてくれる王子の出現を待つグッディ。 ようやく念願の強くハンサムな王子を見つけ出すのだが、実はこの王子は女人食い鬼の息子だった・・・。 城を覆い尽くすいばら達や人食い鬼、テーブル奴隷など、次々登場する不思議な登場人物たち。 不思議の森で、ユーモアに満ちた予想のつかない素晴らしい物語が巻き起こります。 |
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| 【主なスタッフ】 |
| 脚本=ルーファス・ノリス ヤング・ヴィック・シアターで昨年1月に閉幕し、今回が日本初演となる本作の脚本・演出を担当した彼は、今ロンドンで活躍する気鋭の演出家です。初めは俳優でしたが、演出を手がけるようになり、40歳を過ぎたばかりの現在、ヤング・ヴィック・シアターのアソシエイト・ディレクターを務めています。 主な演出作品は、日本で紹介されていない作品が多いのですが、『Small Change』『Dirty Butterfly』『My Dad’s Corner Shop』『Under The Blue Sky』などがあり、また現代劇だけでなくスペイン中世のロペ・デ・ベーガ作『Peribanez』やEnglish National Operaの『On Thee We Feed』の台本をはじめ幅広く活躍しています。そして、David Rudkinの『Afore Night Come』の演出により2001年のイブニング・スタンダード賞新人賞を受賞しました。最新作はDavit Eldridgeの『Festen』です。ロンドンのアルメイダ劇場で3月18日にプレビュー公演が始まり、4月24日迄上演されます。 演出=鵜山 仁 2月4日に発表された読売演劇大賞の大賞と最優秀演出家賞をダブル受賞。今日本で最も多忙な演出家の一人です。座内だけでも今年は『缶詰』『パレードを待ちながら』『踏台』『月夜の道化師』と大活躍です。 音楽=芳垣(よしがき)安洋・高良(たから)久美子 前回の『アラビアン ナイト』で生演奏の楽しさを十二分に魅せてくれたお二人です。今回はどんな歌と音楽で楽しませてくれるのでしょうか。 |
【キャスト】 |
| ノリス版『眠り姫』の要といえる妖精グッティを演じる平 淑恵は『阿蘭陀影絵』をはじめ和服姿の役が多くそのイメージが強いのですが、文学座の公演では93年の『息子です こんにちは』以来の翻訳劇に挑戦します。 そして全国各地で好評の『缶詰』で真剣な布団投げを見せてくれたたかお 鷹が今度は巨大な人食い鬼を演じます。他に古坂るみ子(『崩れた石垣、のぼる鮭たち』)、立石まゆみ(『大寺学校』)、外山誠二(『リチャード三世』)、若松泰弘、椎原克知(共に『ホームバディ/カブール』)、助川嘉隆(『缶詰』)。 さらに研修科の大井千冬と大塚直純が初舞台を踏みます。暖かい応援をお願いします。それでは文学座自慢のアンサンブルにご期待ください。 |
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| 【どんな舞台?】 |
| 人間くさい人物たち 立原えりか 童話のしめくくりは、たいていが「お姫さまは立派な王子さまと結婚して、一生幸せに暮らしました」というものでした。グリム童話の「野ばら姫」も同じです。結婚した後に長い人生が控えているのだから、ずっと幸福ばかりでは過ごせないのではないのだろうかと思いました。グリム童話の「野ばら姫」の次に知ったのはディズニーの映画で、結末は同じですが、眠っているお姫さまの美しさに見とれました。100年のあいだ眠りつづけてたお姫さまは、目覚めさせてくれた王子と結婚して幸福になって、物語りはおしまいだと思っていたのです。ペローの「眠れる森の美女」を読んだときにはびっくりしてしまいました。グリムもディズニーも、物語りの前半でしかなかったとわかったからです。ペローの方が、グリムより先に話を書いていたことにもおどろきました。学者だったグリム兄弟は、民間伝承を忠実に伝えましたが、ペローの話ではキャラクターもシーンも個性的になっています。作家ならではの工夫がこらされているのです。 王子は、2年間眠りの森の城に通って、お姫さまと愛し合います。オーロール姫とジュール王子という、ふたりの子供も生まれました。王の位をついだ王子が、ようやく結婚を宣言して自分の城に迎えた王妃はふたりの子連れだったのです。できちゃった婚を通り越した子連れ婚でした。そして、物語りの後半がつづきます。 王妃になったお姫さまには、とんでもない不幸が待ち受けていました。夫のお母さんが人食い鬼の種族だったのです。お母さんは、王妃の子供たち、目の中に入れても痛くないはずの孫が食べたくてたまりません。 「明日の夕食には、オーロール姫を食べさせてくれ」 命令された料理人は包丁を握って4歳の姫に近づきますが殺すことはできずに、子羊を料理して人食い鬼をだまします。人食い鬼が次に食べたがったのは3歳のジュールで、その次は嫁の王妃でした。料理人は三人を救って自分の家に隠しておきます。だまされたことを知った人食い鬼が激怒して、3人と料理人夫婦をひき蛙やまむしでいっぱいの桶に投げこもうとしたとき、息子の王がもどってきました。逆上した人食い鬼は桶に身を投げて、ひき蛙やまむしに食いつくされてしまうのです。童話の持つ優しくてあたたかいムードとはまるでかけはなれたしめくくりですが、読みごたえは充分でした。波乱万丈の物語りでおなかがいっぱいになった気分です。 物語りの楽しさはほかにもありました。ペロー童話集が作られた17世紀のフランスは王国。何回もの飢饉に襲われる一方で、王侯貴族たちは贅沢に明け暮れていたのです。正装したお姫さまを見た王子が、「おばあさまの時代の服で、ずいぶん古風ですね」と言いかけたり、人食い鬼がオーロールを、「ロベール・ソースで食べたい」という場面に、ファッションとグルメのお国柄を見る思いでした。ロベール・ソースは、塩とコショウと酢でタマネギをよく煮込み、カラシを加えて作る、その当時に創作されたばかりのソースです。聞いただけで、肉料理にぴったりの感じがしておいしそうではありませんか。 王子のお父さんは当然、一国の王です。王ともあろう人が、なぜ人食い族と結婚したのでしょうか。理由は簡単で、王さまは人食い女の莫大な財産が目当てだったのです。まるで週刊誌かワイドショーみたいだと笑ってしまいましたが、王侯貴族も人間です。高潔に見えるだけで内情は庶民より複雑で苦しかったのでしょう。 ペローが答えてくれない疑問がひとつ残っています。お姫さまは100年眠りつづけたのに、目覚めたときは15か16の若さでした。眠っている間も年はとるのだから、110歳を超えているはずで、よぼよぼのおばあさんです。年齢を重ねた分だけ知恵をたくわえていれば、王子にも認められたことでしょう。けれど眠っていたのだから知恵は増えていません。 眠りの森は眠っていただけではなく、時間が止まっていたのだと思いついて、疑問が解けました。 (童話作家) |
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| 一昨年に始まり昨年も大好評をいただいた文学座ファミリーシアター。その第一作『アラビアン ナイト』を生み出したロンドンのヤング・ヴィック・シアターから、新たな傑作をお届けします。2002年のクリスマス・シーズンの家族向けに企画され、昨年の一月まで上演された『眠り姫−Sleeping
Beauty-』は、皆さんよくご存知のはずの「眠れる森の美女」の物語です。 本来ヨーロッパ各地に口伝えで親から子そして孫たちへと長い間語り継がれてきた物語を、宮廷のサロンに集う貴婦人方に向けて再構成し人気を博したのが、17世紀フランスのシャルル・ペローでした。それから百年ほど後、ドイツのグリム兄弟は学者らしく伝承のメルヘンを集めようとしました。またデンマークのアンデルセンはメルヘンの創作を試みます。ペローはその中間といったところですが、少々ややこしいのは、時代の順でいうと、伝承と創作の中間のペローが一番古く、次に伝承のグリム、創作のアンデルセンの順です。さらにややこしいのは、ペローからグリムにいたる約百年の間に、ペローの童話が世間に広まるにつれ、それがいつのまにか伝承の物語と混ざってしまったようで、ペローとグリムで同じ題材の物語でも細部が異なるのは、そういう理由があるようです。 またグリム兄弟は、初めはできるだけ伝承に忠実にお話を採集しようと努めましたが、これは日本の昔話も同じように、かなり残酷な内容が含まれています。これに敏感に反応したのが世のお母さん達。これでは子ども達には読ませられない、教育上よろしくないという声があちこちから上がります。こうした意見に対し、グリム兄弟は確固たる信念を持っていました。すなわち、負の要素から隔離するだけが良いとは限らないし、またそういったものに単純に染まってしまわないだけの理性が子どもには備わっている。とはいうものの、実はグリムの童話集は、版を重ねるごとに少しづつ手が加えられてきました。 一方ペローのほうは、最初から大人達を対象にした作品ですからそうはならなかったようです。 ところでチャイコフスキーが作曲、マリウス・ブティパが振付を担当し1890年に初演された有名なバレエ「眠れる森の美女」は、オーロラ姫、王子、リラの精、悪の精カラボスが主だった登場人物ですが、姫と王子の結婚式にはペローの他の童話の主人公達が友情出演(?)し、長靴を履いた猫や赤頭巾が宴を一層盛り上げています。 1959年公開のディズニーのアニメでは、オーロラ姫は魔女マレフィセントに呪いをかけられた後、三人の妖精に森の中で育てられ、そしてフィリップ王子が火を吐くドラゴンを退治し、姫にキスをして百年の眠りを醒ましてめでたしめでたし。 ペロー版では、姫は王子とのキスはせずに眠りから醒め、後半は、結婚後、姫と孫達を食べようとする王子の母親とのお話です。 グリム版では、王子のキスにより姫が眠りから醒め、王子との結婚でハッピー・エンドとなります。 話は色々と飛びましたが、私達の良く知っているはずの『眠れる森の美女』の物語は、ディズニー版のイメージが一番強いのではないでしょうか。 今回のノリス版はペロー版を基にしつつ、妖精グッディを軸に人食い鬼(Ogre・男)と女人食い鬼(Ogress・女)を前面に押し出しました。グッディは呪いをかけられながらも姫を守る役割を演じ、役柄に厚みを増しています。 ノリス版の魔法の手腕はとても見事だったようで、タイムズやガーディアンなどの各紙の劇評で、こぞって高い評価を受けています。 さてまもなくやってくるうららかな季節に東京と兵庫で、ロンドンのノリスに代わり、演出の鵜山仁と十人のキャスト、それにスタッフが一体となった新たな魔法をご覧いただきます。 魔法はすでに始まっています。皆さんがこのお芝居と出会ってしまうこと。ゆっくりと劇場に足を踏み入れ、客席の少し固い椅子に腰を下ろせば、開幕のベルは、もう、間もなくです。 |
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| 3年目を迎える文学座ファミリーシアターが待望の新作 傑作ファンタジー「眠れる森の美女」を大胆に脚本化 王子のキスで姫が目覚めた後に「予想もつかない素晴らしい物語」が…! |
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| ◇『アラビアン ナイト』を超える記録的動員を果たした傑作が、鵜山 仁の手により待望の日本初演 ◇ あまり知られていない衝撃の後篇が、ただの甘いロマンティックなストーリーという期待を裏切る 2002年夏休み、そして昨年春休みシーズンに上演され、各方面から大変好評をいただいた【文学座ファミリーシアター】『アラビアン ナイト』。 「子どもも楽しめる大人の芝居」作りを目指して始まったこの企画は最高の船出を飾りました。 その待望の第二弾として『眠り姫 〜Sleeping Beauty〜』を2004年春休みに上演いたします。 オペラやミュージカル、またディズニーによるアニメ等で世界的に知られている「眠れる森の美女」の物語。 実はこれはシャルル・ペローによる原作から“意味深長”な部分を取り去り、おとぎ話風にアレンジされて子ども向けに再構成されたストーリーでした。 今回上演される『眠り姫 〜Sleeping Beauty〜』は原作に立ち返り、本来の筋書きを基に新たに書き下ろされた戯曲で、姫が王子のキスにより眠りから覚めた後に「予想のつかない素晴らしい物語」(英国「インディペンデント」紙・劇評)が次々と展開していきます。 第一弾として上演された『アラビアン ナイト』同様、今ロンドンで最も注目を集めている「ヤング・ヴィック・シアター・カンパニー」によって一昨年(2002年クリスマスシーズン)に初演され、「子どもにも大人にも訴えるその力、それがこのショーの見事なところ…」「これまでよく知っていた物語を、まるで初めて出会ったかのように観て、私はまた演劇と恋に落ちてしまった…」(ロンドンでの劇評より)などイギリス各有力紙でも絶賛を浴びた作品です。 このたび『眠り姫 〜Sleeping Beauty〜』日本初演にあたっては、ロンドン版の脚本/演出を手掛けたルーファス・ノリス氏の全面的な協力も得て、「子どもも楽しめる大人の芝居」としてこれまでにない最高の舞台をお届けいたします。ぜひご期待下さい。 鵜山 仁/演出 慶應義塾大学フランス文学科卒業。舞台芸術学院を経て文学座付属研究所に入所、1978年、座員に昇格。 ウィット溢れる演出術で俳優の意外な一面を引き出す手腕と、あらゆる表現・素材を劇空間に調和させる力に定評がある。 本年、演劇賞を総なめした『ニュルンベルグ裁判』(ひょうご舞台芸術)での演出成果により読売演劇大賞の大賞・優秀演出家賞を受賞、その名声を不動の物とした。他にも2001年『コペンハーゲン』(新国立劇場)の演出成果により第9回読売演劇大賞優秀演出家賞、同作品及び『ペギーからお電話?!』の演出で第36回紀伊国屋演劇賞個人賞受賞など受賞歴は数知れず、近年最も旬な演出家の一人である。 主な代表作に『グリークス』(第25回紀伊国屋演劇賞団体賞)、『缶詰』(第55回文化庁芸術祭最優秀賞)『ザ・ウィアー(堰)』(以上文学座)、『雪やこんこん』『父と暮らせば』(以上こまつ座)など。 |
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| 親と子が共に楽しめる舞台をと、一昨年の夏に始まった<文学座ファミリーシアター>。 好評を頂いた『アラビアンナイト』の昨年の再演に続いて第3回目の新たなファンタジーの世界がこの春誕生します。 ワンス・アポン・ア・タイム・・・・・・・昔々、ある所に・・・・・そして人々は末永く幸せに暮らしました・・・・・。 誰もが小さい頃、両親や祖父母から話してもらったり絵本で楽しんだ思い出がある童話やおとぎ話の数々、皆さんそれぞれのお気に入りのお話があったと思いますが、今回お贈りするのは『眠り姫−Sleeping Beauty−』です。 グリム童話や多くの絵本で皆さんが良くご存知の「眠れる森の美女」の物語は、チャイコフスキーの作曲によるバレエ作品としても知られています。また1959年ディズニーが70mmフィルムによるカラーアニメ映画を製作。現在でも古さを感じさせない質の高い作品です。 さて、今回の作品の原作者は、17世紀フランスでモリエールと同時代を生きたシャルル・ペロー(1628〜1703)です。裕福な家庭に育ち、太陽王ルイ14世の宮廷に仕えていました。当時、サロンや宮廷では、おとぎ話の創作や朗読が流行しました。そうした中、詩人としての才能もあったペローは、ヨーロッパ各地で古くから親から子へと口伝えによって語り継がれてきたいくつもの昔話を集め、話の最後に教訓を付け加えて童話集にまとめあげました。彼が集めたのは赤ずきん、青ひげ公、長靴をはいた猫、サンドリヨン(英語読みではシンデレラ)、親指小僧と言った現在では誰もが知っている物語の数々でした。 また19世紀に入って、ドイツのグリム兄弟が各地に伝わっていた昔話を集めて200篇を超える物語を童話集として発表しました。 どちらの童話集も元々がヨーロッパの各地に広く伝わっていた物語ですから、ペローとグリムの両方の童話集に含まれているものがいくつかあり、「眠れる森の美女」もその一つです。そして前に述べたような皆さんが良くご存知の物語は、グリム版になります。 さて、昨年の1月にロンドンのヤング・ヴィック・シアターで幕を閉じたばかりのルーファス・ノリスの『眠り姫−Sleeping Beauty−』。2001年のイブニング・スタンダード賞新人賞を受賞した気鋭が、フランス宮廷の香りのする物語にロンドンでどんな魔法を封じ込めたのでしょうか。百年の眠りから醒めた姫と王子の恋の結末と、私どもがこれからかける魔法については、残念ながら、まだここではお話しできません。 うららかな季節の到来と共に訪れる新たな<文学座ファミリーシアター>との出会いの時まで、もう少しのあいだお待ち、いえ、お眠りくださいませ。 |
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