文学座

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カラムとセフィーの物語
   
   
 
アトリエ60 カラムとセフィーの物語
 

<原作/マロリー・ブラックマン Malorie Blackman>
1962年2月、イギリス・ケント州ベッケンハムの生まれ。黒人女流作家。
小説家としてだけでなく子供の為のテレビドラマ作家としても活躍中。この戯曲の原作『Noughts & Crosses』(2001年)は、人種差別を探るために反理想郷を描いた作品として大きな評判を呼んだ作品である。

 
 

<脚色/ドミニク・クック Dominic Cooke>

 

■プロフィール
1966年 イングランド生まれ、ウォーリック大学卒。
ロイヤル・コート劇場芸術監督、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)の演出助手、ロイヤル・コート劇場アソシエイト・ディレクターを経て、2003年アソシエイト・ディレクターとしてRSCに復帰。2006年より現職。
シェイクスピア作品から現代演劇、さらにはオペラ、青少年を対象とした演劇まで演出作品の幅は広い。2000年『アラビアン・ナイト』(ヤングヴィック)でTMA賞、2007年アーサー・ミラーの『るつぼ』(RSC)によりローレンス・オリヴィエ賞最優秀演出家賞ならびに最優秀再演賞受賞。
文学座初めてのファミリーシアター『アラビアン ナイト』の脚本家として、文学座にはなじみが深い。

 
   

<演出家/瀬久男

 

■メッセージ
“たかが芝居、されど芝居!”
カラムとセフィーは幼なじみ。二人は異なる人種に属している。人種隔離政策が推し進められる中、社会が、学校が、家族が、ただ一緒にいたいというだけの二人を引き離す。架空の世界でありながら、現実を強烈にとらえ、遠い未来に希望を託す、白と黒のロミオとジュリエット。
物語の力を借りて現代を切り取ってみようと思う。
人の築く世界が人を首を締め付ける。それで何かになるということはないかもしれない。
どんなに叫んでも、どこかで誰かが。それでも何か語ってみることはどこかに何かを芽生えさせることになるかもしれない。物語る力が明日への扉を開くことになるかもしれない。


■プロフィール
1957年生まれ 文学座附属研究所20期。1985年、座員に昇格。
2001年『リタの教育』(佐藤正隆事務所)文学座アトリエの会『マイ・シスター・イン・ディスハウス』での成果により 第8回読売演劇大賞優秀演出家賞。2002年にはデュマ の傑作「巌窟王」を大胆に脚色・演出した『モンテ・クリスト伯』(文学座)で高い評価を得て芸術選奨文部科学大臣新人賞、2003年には『アラビアン ナイト』で 毎日芸術賞 <千田是也賞>『リタの教育』『スカイライト』で朝日舞台芸術賞を受賞。2003 年『宇宙の旅、セミが鳴いて』(京都芸術センター)で芸術祭大賞受賞。2010年『高き彼物』(俳優座劇場)『グレイクリスマス』(俳優座劇場)で読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。
【最近の演出作品】『冬のライオン』(幹の会)『モリー先生との火曜日』(加藤健一事務所)