<作家/別役 実>
■プロフィール
劇作家、1937年満洲・新京生まれ。早稲田大学で出会った鈴木忠らとともに劇団「自由舞台」で演劇活動を始めた1954年頃から劇作を開始。以後、現在に至るまで文学座をはじめとする様々な団体に脚本を提供し、旺盛な執筆活動により今回の『犬が西むきゃ尾は東』が通算130作目の新作となる。フランスの不条理劇作家ベケットに影響を受け、小市民の日常から社会の暗部を照らし出す独特のブラックユーモアで"和風"不条理演劇世界を確立した。現在活躍する劇作家からも尊敬を集める現代演劇の巨人である。1967年には『マッチ売りの少女』『赤い鳥のいる風景』の二作により第13回岸田國士戯曲賞、1987年『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』で読売文学賞を受賞している。記念すべき100作目となった『金襴緞子の帯しめながら』をはじめ『にしむくさむらい』『ジョバンニの父への旅』など、文学座にはこれまで24本の新作を提供している。