文学座

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花咲くチェリー
 


文学座の財産演目であった本作は、1965年に初演されました。以来67年、74年、80年と 再演を重ね、主人公ジム・チェリーは、北村和夫の当たり役となりました。過去の劇評にも 「チェリー像を道化師のように、ある時は哀れにある時はこっけいに演じ切った北村の功績 が第一である。」とあるほどでした。今回はこのチェリー役に渡辺徹が挑みます。コミカルな 演技からシリアスなものまで幅広く演じることの出来る彼ならではのチェリーに期待は高ま ります。坂口玲子さんによる新たな翻訳を得、「エスペラント〜教師たちの修学旅行の夜〜」 での絶妙な演出も記憶に新しい坂口芳貞による新演出にも注目です。また、チェリーと共に 重要な役である、妻イゾベルには名越志保。息子トムは植田真介、娘ジュディは佐藤麻衣子 ら若手が配役されました。家族以外の登場人物たちも魅力的な本作。ジムと同じ保険会社に勤めるグラースには大原康裕、 ジムが出した注文まがいの手紙を受け、リンゴの苗木を販売に来るボウマンに石川武。 ジュディのクラスメイトで明るく活発、おまけに男性に対してかなり 積極的な性格のキャロルに吉野実紗。29年ぶりに文学座で再演される本作は、まったく新し い息吹と共に甦ります。