文学座

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イントロダクション
あらすじ
   
   
 
文学座アトリエの会
父帰る/おふくろ
 

<あらすじ>

―父帰るー

黒田賢一郎は母おたか、弟の新二郎、妹のおたねと共に慎ましく暮らしている。 父は二十年前に放蕩のあげく家を出たきりで、賢一郎が一家を支えて今日にいたっている。 そんなある日憔悴しきった父が黒田家に姿を現す。 おたか、新二郎、おたねは父を受け入れようとするが、賢一郎だけは頑なに拒絶し積年の思いを父にぶつける。 諦め立ち去る父。 しかし母の懇願に揺れる賢一郎は新二郎と共に、父の姿を追って夜の街へと走り出す。


―おふくろー

  女手ひとつで息子の英一郎と娘の峰子を育てあげた小倉坂は、就職を控えた息子のため縁故を頼って出歩き、 それを息子英一郎に悟られてしまう。 翌日の就職面接には行かないと言い出す英一郎は、母親の思い通りにはしたくないと感情を爆発させる。 英一郎が家を飛び出したあと、一人の婦人が少年を連れて英一郎 のおかげで息子が府立中学に入学できたと感謝を述べに小倉家を訪れる。 そこには母の全く知らなかった息子の姿があった。