文学座

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作・演出
   
   
   
 
文学座アトリエの会
父帰る/おふくろ
 

■プロフィール


作/菊池 寛
(1888-1948)


香川県高松市生まれ。1916年に京大卒業後、新聞社社会部記者を経て、小説家となる。 1920年新聞連載小説『真珠夫人』が大ヒットする。ヒューマニズム、リアリズム作家として 今なお多くの読者の心をとらえている。小説に『恩讐の彼方に』。 戯曲に『屋上の狂人』『藤十郎の恋』など。作家としての活躍以外では、 1923年に文藝春秋社を創設し、私費で雑誌『文藝春秋』を創刊。 また若手小説家の育成をめざし芥川賞、直木賞を設立する。 大映初代社長や報知新聞客員を務め、これらの成功で得た資産などで、 川端康成、横光利一、小林秀雄等新進の文学者に金銭的な援助をおこなった。 著作権の擁護、作家の地位向上に努めるなど功績は大きい。


作/田中千禾夫
(1905-1995)


長崎県長崎市生まれ。慶應義塾大学フランス文学科卒。 在学中から岸田國士の「新劇研究所」に入り、1932年、岸田主宰の「劇作」創刊に参加、 1933年、戯曲『おふくろ』で注目される。 1937年、文学座創設に参加するが、1944年に広島県へ疎開。 戦後活動再開し、代表作『雲の涯(はたて)』を書く。 1951年には俳優座に加わる。作家三島由紀夫は、1955年4月に『教育・笛』の書評で田中を、 岸田國士の最も本当の意味での継承者と述べた。 長崎の原爆を扱った『マリアの首』(1959年)で岸田演劇賞および芸術選奨文部大臣賞受賞。 妻で劇作家の田中澄江とともにキリスト(カトリック)教徒。 新劇界の重鎮として、長く岸田國士戯曲賞の選考委員を務めた。