1983年ロンドンのナショナル・シアターで初演、続く84年、シカゴとブロードウェーでの上演後にピュリッツァー賞を受賞、そして日本では江守 徹 訳・演出によりバブル景気真っ只中の88年パルコ・文学座提携公演として日本初演、90年には文学座公演として再演を果たした舞台が来る3月に新たなキャストで甦ります。
成功と昇進、(アメリカン・ドリーム)を求め、男達はしのぎを削り、ある者は成功をつかみ、一方でその裏にはうなだれる男達が…。不動産業界を舞台に自分だけの成功を夢見て必死にもがき苦しむ男達の人生の孤独と滑稽が描かれている作品が初演、再演に引き続き江守徹の訳・演出により文学座の初演から21年ぶりに再び登場です。江守徹の「俳優心理を熟知した演出手法」とそして文学座が誇るベテラン俳優陣による「男達のアンサンブル」が新たな『グレンギャリー・グレン ロス』を紡ぎ出します。