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華々しき一族/かどで
 


 日本の近代戯曲史に大きな足跡を残した森本薫は、1946年に34歳で夭折するまで文学座の座付き作家として活躍し、『女の一生』『怒濤』『かくて新年は』など数々の名舞台を生んできました。昨年は森本薫が死去60年を迎え、今年は杉村春子がこの世を去ってから10年となります。2007年のラストを飾る11・12月アトリエの会は、二人の生前の業績を偲び森本薫が1935年、23歳の時に発表した作品『華々しき一族』『かどで』を二作連続上演致します。
 『華々しき一族』は、杉村春子の当たり役として度々上演され多くの観客を魅了してきましたが、惜しくも1996年の上演が杉村春子の最後の舞台となりました。今回の舞台では、亡き杉村春子の当たり役『華々しき一族』の諏訪役を稲野和子が継承し、池辺晋一郎作曲の音楽も加わり新たなドラマとして蘇ります。
  『かどで』は、1939年に神田錦橋閣で初演され1966年森本薫没後20周年追悼公演として文学座で上演されました。41年の歳月を経て、若手演出家森さゆ里と倉野章子、中村彰男ら新キャストによる四人芝居『かどで』。
 文学座創立70周年を締めくくる豪華2本立てにご期待ください。