文学座

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イントロダクション
解説
   
   
   
   
 
戯曲 赤い月
 

<解説>
直木賞作家なかにし礼が実母をモデルに書いた自伝的小説「赤い月」は20万部を越えるベストセラーとなり、映画化、テレビ・ラジオドラマ化もされ話題となりました。そして初めての舞台化となる今回は、原作者自らの書き下ろしにより構想を練り直した全く新しい作品『戯曲 赤い月』として生まれ変わります。「文学座でこそ実現できる企画、いつまでも再演を重ね続ける舞台を、あらたな『女の一生』とでもいうべき名作を一緒に創りましょう!」と語る氏の熱い思いが新たな名作の誕生を予感させます。 主演の波子には文学座を代表する女優・平 淑恵が挑みます。振り返れば文学座には杉村春子を始め太地喜和子など時代を画した女優の系譜があり、また彼女達の作品との幸運な出会いがそれを更に際立たせています。杉村の『女の一生』『ふるあめりかに袖はぬらさじ』、太地の『雁の寺』『飢餓海峡』など、それは宿命とも呼べる出会いであり、この必然によって文学座・女優の系譜は紡がれてきました。杉村、太地亡き後の文学座女優陣を代表する一人である平 淑恵にとって、今回の作品との出会いがまさにこの必然となり得るものです。平自らの企画により立案され、なかにし礼という才能との新たな巡り合せとなるこの作品は、文学座にとって新しい時代の礎となり、平にとっての新機軸となります。これに立ち会う全ての観客が歴史の証人であり、新たなる伝説の目撃者となることでしょう。