文学座

upper line

イントロダクション
イントロ
   
   
 
わが町
 


この戯曲の舞台となっている架空の町グローヴァーズ・コーナーズでも、 人々は長大な時の流れの中で暮らしている。 子を産み、育て、そして老いて死んでゆく という当たり前の繰り返しが物語の芯となっている。 何の変哲もない日常、その中にあるかけがえのない瞬間。 それは二度と取り返すことの出来ない瞬間であり、 人生とはそんな瞬間の連続であると、
この作品が教えてくれる。2010年は文学座附属演劇研究所開設50年に当たる。 研究所では、杉村春子の代表作であった『女の一生』と、 この『わが町』を授業の一環とする発表会にて必ず上演することとなっている。 (『わが町』は16期以降の上演。現在49期) 入所した研究生たちにとっては、必然的に通る道となっており、 両作品で何幕の何を演じたというのが、 俳優同士世代を超えた共通の話題となることは興味深い。