より抜粋
詳しくは機関紙《文学座通信》を御購読ください。
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アトリエ短信_
2006年12月号
■『ゆれる車の音』本公演からのご報告
9月に紀伊國屋サザンシアターにて満員御礼、大好評の舞台となりました『ゆれる車の音』からのご報告です。「本公演中の劇場ロビーにくじびき屋台が出現!」これは、劇中の祭り気分を盛り上げようと企画した文学座の初の試みでした。一回百円のくじびきとはいえ、日南市から届いた新鮮な伊勢海老など豪華景品もあり、幕間に彩りを添えました。運良く当たったお客様、当らなかったお客様にも程よく楽しんでいただけたようです。このくじびきによる収益金、九万五千八百円は日本赤十字社へ寄付させていただきました。
■「アトリエ交流会」のお知らせ
『AWAKE AND SING!』12月10日(日)の終演後、文学座アトリエにて「アトリエ交流会」を開催いたします。出演者と演出家に加えて今回は、翻訳者の黒田絵美子さんをお迎えして、座談会形式の交流会となります。参加のお申し込みは不要。終演後のひとときを「交流会」でお楽しみください。皆様の参加をお待ちしています。
■座 パーティー二〇〇六開催
本年もまた、年末恒例の文学座忘年会座 パーティー二〇〇六≠12月26日(火)午後6
時〜8時、東京會舘にて開催いたします。支持会員・パートナーズ倶楽部会員の皆様には11月
下旬にパーティー券(ご本人様用・ご同伴様用)を送らせていただきました。年に一度の交歓
パーティーをお楽しみください。ご予約はお電話にて承ります。
■年末年始事務所の営業案内
年末の文学座の事務所の営業は、12月28日(木)までとなります。誠に恐縮ですが、12月29日(金)から1月4日(木)までは休業とさせていただきます。2007年は、1月5日(金)より通常どおりの営業です。来年も何卒よろしくお願いいたします。
■内野聖陽 2007年NHK大河ドラマ「風林火山」主演
2007年1月からスタートするNHK大河ドラマ「風林火山」(井上靖原作)は、戦国時代を生きる人々の愛と夢を描いた物語。内野聖陽は、戦国一と言われた武田信玄の軍師にて、謎の孤高の人物、山本勘助晴幸を演じます。
■Happy Hunting Ground 公演
『冬のサボテン』『愛しのメディア』(鄭 義信作、高橋正徳演出)を、12月19日(火)〜30日(土)サイスタジオ小茂根 Bスタジオにて上演いたします。期日指定のポケットシアターもあり。ご予約・お問合せはサイスタジオ事業部 電話 03・5375・1118

2006年11月号
■附属演劇研究所・研修科発表会
研修科生たちが、「静かな演劇」 の旗手、長谷川孝治の戯曲に取り
組みます。(入場無料)
長谷川孝治=作 西川信廣=演出
『冬の入口』
◇出演 今国雅彦・救仁郷将志・中井貴之・社城貴司・尾崎愛・松垣陽子/東正実・大鹿雄士・桑原良太・中島慶典・藤側宏大・山森大輔・岡崎彩・川畑智子・荘田由紀・鈴木亜希子・高嶋好美・新倉優・牧野紗也子・吉野実紗
◇11月21日(火)6時半、22日(水)2時/6時半、23日(祝)2時
◇サイスタジオ小茂根 Aスタジオ
■「七尾伶子さん・神田真さん お形見納め」
4月に逝去された演出部・神田真さんと、7月に逝去された演技部・七尾伶子さんの遺品が、去る10月2日、相模霊園メモリアルパークの文学座墓地に納められ、墓碑に刻まれました。同日、「神田真さんを偲ぶ会」が信濃町アトリエで催され、改めて神田さんの逝去を悼みました。
■「広島女学院と杉村春子」展
杉村春子生誕100年を記念して、写真、ポスター、台本な ど記念資料を展示する展覧会が開催されます。(入場無料)
◇10月31日〜11月13日(9時〜20時・11月3日・5日休館)
◇広島女学院大学図書館 (1階フリースペース) http://library.hju.ac.jp/
■語り芝居の会「で・え・く」 其の八
早坂直家の企画・制作・演出・構成による「語り芝居の会」。八回目の演目は『女たちが忠臣蔵』 『三枚起請』『お見立て』です。
◇出演 早坂直家・藤堂陽子・中川雅子・高瀬哲朗・醍醐貢介・佐藤麻衣子
◇12月4日(月)7時開演 深川江戸資料館 小劇場
◇入場料 2,500円 ◇詳細 http://id33.fm-p.jp/35/katarisibai/
■Happy Hunting Ground 公演 vol.9-LOVE
文学座メンバーのユニットH.H.G.公演、今回のテーマはLOVE。
鄭 義信=作 高橋正徳=演出
『冬のサボテン』 ◇出演 石橋徹郎・浅野雅博・沢田冬樹・櫻井章喜
『愛しのメディア』 ◇出演 細貝弘二・上川路啓志/山谷典子・頼経明子・太刀川亞希・藤アあかね
□ポケットシアター 12月23・24日のみ(前作終演後)
『動物園物語より』 ◇出演 古川悦史・助川嘉隆
◇12月19日(火)〜30日(土)
◇サイスタジオ小茂根 Bスタジオ
◇前売開始 11月20日(月)
◇ご予約・お問い合わせ サイ(株)スタジオ事業部
TEL:03・5375・1118
■海外新進芸術家研修
平成18年度文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として、演技部の椎原克知が9月から来年8月までニューヨークで研修中。
■入社
経理部に秋山香織が10 月1日付けで入社しました。
■退座
演技部の香月弥生・白鳥哲が10月31日付けで退座しました。

2006年10月号
■自主企画公演のお知らせ
文学座有志「アビコカルピズ」が、自主企画として田村孝裕(劇団ONEOR8<ワンオアエイト>主宰)の秀作『裸足』を上演いたします。
田村孝裕=作
上村聡史=演出
『裸足』
◇出演 赤司まり子・征矢かおる・片渕忍・鬼頭典子・添田園子・上田桃子・藤アあかね/岡本正巳・中村彰男・木津誠之・斉藤祐一・蜍エ朋典
◇10月6日(金)19時
7日(土)14時30分/19時
8日(日)14時/17時30分
9日(祝)14時30分
10日(火)14時30分
◇ サイスタジオコモネ Aスタジオ
◇料金(全席自由)3,000円
◇ご予約・お問合せ―文学座企画事業部 TEL:03-3351-7265
http://www.geocities.jp/kamimu20452000/hadashi/
■文学座附属演劇研究所・本科発表会のお知らせ
今年4月に入所した文学座附属演劇研究所、第46期本科生の二度目の発表会が行なわれます。(入場無料)
森本薫=作
戌井市郎=補訂・演出
『女の一生』
◇11月3日(祝)13時(昼間部)
18時(夜間部)
◇信濃町・文学座アトリエ
■京都労演創立50周年プレ企画参加のお知らせ
三年前、文学座有志による試演として朗読形式で発表された『サイタ サイタ サクラガサイタ』が「京都労演11月例会」として、地元劇団・自立の会『日の丸』との二本立てで上演されることになりました。
得丸伸二=作
戌井市郎=演出
『サイタ サイタ サクラガサイタ』
◇出演 戸井田稔・得丸伸二・浅地直樹・外村史郎・木津誠之/清水馨・山本郁子
◇11月15日〜19日
◇京都芸術センター2階講堂(旧明倫小学校)
◇お問合せ―京都労演 TEL:075-231-3730
■創立70周年のロゴ完成
来年度、創立70周年を迎える文学座の記念のロゴが出来ました。デザインは太田克己さん。浮かび上がる道化が、70年を祝福しているような明るいデザインになりました。よろしくネ!

2006年9月号
■附属演劇研究所――研修科発表会のお知らせ
先月、大作『二号』を終えたばかりの研修科生たち。休む間もなく今度は井上ひさしに挑みます。江戸時代、天保12年。下総のヤクザ一家の対立とそれに翻弄される人々の姿を、シェイクスピアの全作を巧みに織り込んで描き出した大作です。
井上ひさし=作
松本祐子=演出
『天保十二年のシェイクスピア』
◇出演―稲葉俊一・今国雅彦・救仁郷将志・寺井文孝・中井貴之・藤井悠平・尾崎愛・小石川祐子・渋谷はるか・高安智実・田口愛・松垣陽子・李千鶴/東正実・大鹿雄士・桑原良太・中島慶典・藤側宏大・宮沼康弘・山森大輔・岡崎彩・川畑智子・荘田由紀・鈴木亜希子・高嶋好美・新倉優・牧野紗也子・吉野実紗
◇9月29日(金)6時
30日(土)1時/6時
10月1日(日)1時
◇信濃町・文学座アトリエ/無料
■自主企画公演のお知らせ
文学座有志による「アビコカルピズ」が、若い劇作家の中でも注目度ナンバー1、劇団「ONEOR8(ワンオアエイト)」で活躍している田村孝裕の作品をお贈りします。
*田村孝裕=作
上村聡史=演出
『裸足』
◇出演―赤司まり子・征矢かおる・片渕忍・鬼頭典子・添田園子・上田桃子・藤崎あかね/岡本正巳・中村彰男・木津誠之・斉藤祐一・柳橋朋典
◇10月6日(金)7時、7日(土) 2時30分/7時、8日(日)2時/5時30分、9日(月)2時30分、10日(火)2時30分
◇会場―(小竹向原)サイスタジオコモネ Aスタジオ
◇料金(全席自由)―3,000円
ご予約・お問合せは9月4日より文学座企画事業部(TEL:03-3351-7265)まで。
http://www.geocities.jp/kamimu20452000/hadashi/
■広島市で杉村春子生誕100年記念事業
1997年に亡くなった杉村春子の生誕100年を記念して出身地の広島市で三つの記念事業が開催されます。
広島市映像文化ライブラリーでは所蔵映画の中から出演作を選び、映画女優杉村春子の足跡を振り返ります。(9月13日〜10月29日/有料・定員入替制、問082-223-3525 http://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/)
広島市立中央図書館では2階展示ホールで資料展が開催されます。(9月23日〜10月29日/無料)
また、9月23日(土)午後1時30分より記念講演会が開かれます。会場は広島市青少年センターホール。講師には文学座から劇団代表の戌井市郎と北村和夫が出席します。入場料は前売600円、当日800円。入場券の申込みは082-222-5542(広島市中央図書館事業課)まで。
■文学座大阪支持会「杉村春子生誕100年の集い」
文学座大阪支持会では、大阪支持会員を対象に「杉村春子生誕100年の集い」を催します。戌井市郎と北村和夫が生前の杉村春子の思い出を語り合います。
日時/9月24日(日)午前11時30分、会場/大阪キャッスルホテル、会費/5、000円、申込締切/9月10日(日)
○問06-6357-1585(大阪支持会事務局・平田)
■豊橋演劇鑑賞会、いなざわ演劇鑑賞会で創立記念パーティ
愛知県の二つの演劇鑑賞会で創立記念のお祝いが続きました。豊橋は創立30周年を、いなざわ(稲沢)は10周年を迎え、7月1日と2日にそれぞれ、長年の継続的な努力の成果を祝して盛大にパーティーが催されました。いずれも特別記念例会として『アラビアン ナイト』を上演。パーティーには出演者も参加し、鑑賞会の更なる発展を願って歌や演奏、語り芝居で宴に花を添えることができました。
■入社
映画放送部に田口祥子が7月1日付けで入社。また、企画事業部に佐々木綾香が、文芸編集室に徳田玲子が8月1日付けで入社しました。
■退社
企画事業部の熊谷康範が8月25日付けで退社しました。

2006年8月号
■訃報――七尾伶子
予てより入院加療中だった演技部の七尾伶子(ななお・れいこ)が、去る7月2日午後0時44分、肺こうそくのため永眠しました。享年81歳でした。葬儀等は近親者のみで執り行われました。
1925(大正14)年、東京生まれ。東京府立第三高女在学中の42年にNHKの東京放送劇団第1期生となり、戦後のラジオドラマ黄金期には多くのラジオドラマで活躍しました。そして「君の名は」で共演した放送劇団2期生の臼井正明氏と結婚。その後76年に文学座入座、77年に『飢餓海峡』で初舞台を踏み、79年に座員に昇格しました。文学座での最後の作品は川ア照代作・藤原新平演出の『野分立つ』。95(平成7)年の初演から02(平成14)年まで再演を重ね日本各地を巡りました。
また52(昭和27)年芸術祭個人演技賞、93(平成5)年日本映画批評家大賞批評家奨励賞を受賞しています。
心より御冥福をお祈りします。
なお「お別れの会」を以下の通り催します。
《七尾伶子「お別れの会」》
◇8月12日(土) 16時〜18時
◇千日谷会堂
160-0012 新宿区南元町19
TEL:03−3353−4541
(JR信濃町駅から徒歩1分)
◇主催/ 発起人・小泉三重子(府立第三高女時代のご親友)・浅沼誉子(東京放送劇団のお仲間)・八木昌子(文学座)/ 遺族・臼井正明(夫)・臼井直人(長男)
◇ご供花等のお問合せ
品川合同葬祭(株) 荏原営業所
TEL:03−3787−3111
■戌井市郎、(社)日本劇団協議会会長に
社団法人日本劇団協議会は6月に急逝された森塚敏会長(劇団青年座所属)の後任として、同協会理事で文学座代表の戌井市郎氏を新会長に選出しました。任期は今年7月から来年3月まで。
■退社
企画事業部の道野圭子が7月25日付けで退社しました。
■附属演劇研究所――
研修科発表会のお知らせ
文学座附属演劇研究所・研修科生の発表会が左記の日時に行われます。
1954(昭和29)年に飯沢匡が文学座の座付役者のつもりで書いたという50人もの登場人物が織り成す人間喜劇です。第一回岸田演劇賞(現・岸田國士戯曲賞)を受賞し2年後には東宝で映画化されました。演出の戌井も初演の時には出演したという作品です。
入場は無料、ご予約も不要です。ご来場をお待ちしております。
飯沢匡=作
戌井市郎=演出
『二号』
◇出演―稲葉俊一・今国雅彦・救仁郷将志・寺井文孝・中井貴之・藤井悠平・尾ア愛・小石川祐子・渋谷はるか・高安智実・田口愛・松垣陽子・李千鶴/ 東正実・大鹿雄士・桑原良太・中島慶典・藤側宏大・宮沼康弘・山森大輔・岡崎彩・川畑智子・荘田由紀・鈴木亜希子・高嶋好美・新倉優・牧野紗也子・吉野実沙・渡辺文香
◇8月11日(金)6時30分
12日(土)2時/ 6時30分
13日(日)2時
◇信濃町・文学座アトリエ

2006年7月号
■夏の風物詩「暑中お見舞い」
今年もパートナーズ倶楽部・支持会の皆様に、座員一同より暑中お見舞い葉書をお届けします。今年は演出部の藤野級井のイラストです。『野分立つ』のチラシのイラストや、『華岡青洲の妻』の猫など文学座の舞台の沢山の小道具を手掛けています。
尚、文学座では昨年4月に施行された個人情報保護法に従い文学座プライバシーポリシーを設け、皆様の個人情報保護に努めております。この暑中お見舞いにつきましても、企画事業部で責任を持って皆様に送らせていただきますが、もし座員からの暑中お見舞い葉書は希望しないという方がいらっしゃいましたら、企画事業部(TEL:03-3351-7265)までご連絡ください。
■自主企画公演のお知らせ 「久保田万太郎の世界 4」
*久保田万太郎=作
鵜澤秀行=演出
『あぶらでり』
*久保田万太郎=作
黒木 仁=演出
『片絲』
◇出演―(あ)坂部文昭・鈴木弘秋・藤堂陽子・山本郁子・片渕忍・佐藤麻衣子 / (片)川辺久造・中村彰男・鈴木弘秋・石井麗子・上田桃子
◇8月2日(水)〜6日(日)/ サイスタジオコモネAスタジオ
◇料金(税込)―3,000円
予約・お問合せは7月4日(火)より文学座企画事業部(TEL:03-3351-7265)まで。

2006年6月号
■アトリエ交流会のお知らせ
6月アトリエの会『オトコとおとこ』公演中の6月25日(日)、公演終了後に信濃町アトリエにおいて「アトリエ交流会」を開催いたします。
作者の川村毅氏をお迎えし、演出者、出演者による座談会形式での開催を予定しています。いつものとおり参加のお申込みは不要。皆様のご参加をお待ちしております。
■自主企画公演のお知らせ
場末のホテルの最上階の客室。待ち続ける男と、マッサージ師の女。それぞれの40分。それぞれの人生――弘前劇場で2004年に初演された話題作に文学座の有志メンバーが挑みます。
畑澤聖悟=作
中野志朗=演出
『背中から四十分』
◇出演―外山誠二・金沢映子・八十川真由野・佐藤麻衣子
◇7月6日(木)〜9日(日)/ サイスタジオコモネAスタジオ(東京メトロ有楽町線「小竹向原」駅下車、徒歩3分)
◇料金―2,500円(全席自由)
◇ご予約・お問合せは6月6日(火)より文学座企画事業部にて
■附属演劇研究所――本科生発表会のお知らせ
文学座附属演劇研究所、第46期本科生の発表会が7月17日(月祝)に信濃町・文学座アトリエにおいて行なわれます。
不朽の名作『わが町』が、演劇修行四ヶ月目の初々しいパフォーマンスでアトリエの舞台に甦ります。乞うご期待!
ソーントン・ワイルダー=作
森本 薫=訳
『わが町』
<昼間部>岩村久雄=演出
13時開演
<夜間部>吉兼 保=演出
17時30分開演
■Happy Hunting Ground 公演 Vol. 8 ―― 3 KNOCKS#2
警察の接見室、小さなアパート、長崎の静かな町・・・すべては男と女のストーリー ―― 時代を超えた三人の劇作家が書き綴った、男女二人の物語 ―― 扉の向こうにはいくつもの人生が・・・
*飯島早苗=作
『パ・ド・ドゥ』
古川悦史・佐古真弓 ― 出演
*森本 薫=作
『赦せない行為』
細貝弘二・添田園子 ― 出演
*松田正隆=作
『蝶のやうな私の郷愁』
加納朋之・征矢かおる ― 出演
◇7月27日(木)〜8月6日(日)/ サイスタジオコモネBスタジオ
◇チケット(全席自由・税込) ― 当日 3,500円/ 前売 3,300円/ 二作品通し券 6,000円/ 学生 2,000円
◇チケットお申込み ― サイスタジオ事業部03-5375-1118/ サイマーケットZACCA 03-5995-2700
◇Eメールでのご予約は、E-mail: sai@saistudio.net
■自主企画公演のお知らせ 「久保田万太郎の世界 4」
大正末期の東京下町。その情緒と、時代にとり残されようとする人々をいとおしむ追懐の詩人・久保田万太郎――失われつつある日本人の心と美しい言葉を、珠玉の名編二作を通して存分に味わってください。
*久保田万太郎=作
黒木 仁=演出
『片絲』
*久保田万太郎=作
鵜澤秀行=演出
『あぶらでり』
◇出演―川辺久造・坂部文昭・中村彰男・鈴木弘秋/ 藤堂陽子・山本郁子・石井麗子・片渕忍・上田桃子・佐藤麻衣子
◇8月2日(水)〜6日(日)/ サイスタジオコモネAスタジオ
◇入場料(税込)―3,000円
ご予約・お問合せは文学座企画事業部まで。

2006年5月号
■内野聖陽に菊田一夫演劇賞!
日生劇場『ベガーズ・オペラ』のマクヒース、帝国劇場『エリザベート』のトート役の演技により、内野聖陽が第31回菊田一夫演劇賞を受賞しました。授賞式は4月21日に東京會館で行なわれました。
■秦和夫に倉林誠一郎記念賞!
優れた演劇制作者や、長年演劇を支えてきた人に贈る第6回倉林誠一郎記念賞を、秦和夫が受賞しました。長年にわたる演劇音響効果の分野での多大な貢献と、後継者の育成に尽くした功績がその授賞理由です。授賞式は5月22日に俳優座劇場で行なわれます。
■退社
企画事業部の蔭山陽太が4月25日付けで退社しました。
■新準座員
企画事業部の道野圭子が準座員として入座しました。
■神田真 逝く
かねてより入院加療中であった演出部の神田真が4月16日午前7時53分、肝不全のため永眠しました。享年46歳でした。
附属演劇研究所、同研修生、準座員を経て一九九一年に座員に昇格。九三年6月アトリエの会『花の氷室』で装置家としてデビューし、『雛』『月がとっても蒼いから』『バラード』『ジンジャーブレッド・レディー』『秋の螢』など数多くの舞台美術を手がけ、先日終了したばかりのアトリエの会『エスペラント』が最後の仕事となりました。
神田さん、ありがとう、お疲れさまでした。心よりご冥福をお祈りします。
■研修科発表会のお知らせ
文学座附属演劇研究所・研修科生の発表会が下記の日時に行なわれます。新人たちの熱演に是非温かな拍手をお贈りください。入場は無料です。ご来場をお待ちしております。
唐十郎=作
小林勝也=演出
『少女仮面』
◇出演―稲葉俊一・今国雅彦・救仁郷将志・寺井文孝・中井貴之・藤井悠平・社城貴司・小石川祐子・渋谷はるか・高安智実・田口愛・李千鶴/ 東正実・大鹿雄士・桑原良太・中島慶典・藤側宏大・宮沼康弘・山森大輔・岡崎彩・川畑智子・荘田由紀・鈴木亜希子・高嶋好美・新倉優・牧野紗也子・吉野実紗・渡辺文香
◇5月26日(金) 6時30分
27日(土) 2時/ 6寺30分
28日(日) 2時
◇信濃町・文学座アトリエ

2006年4月号
■戌井市郎に石田賞贈らる!
文学座大阪支持会が毎年表彰する第19回石田賞を戌井市郎が受賞しました。授賞理由は、劇団創立から現在まで、演出家として劇団の指導者として文学座の維持発展に尽くした功績を称えるというものです。
■文学座にも春の便り!
「やっと忍苦の冬も去り」、間もなく桜の便りも届こうかという春4月、文学座に今年もフレッシュパーソンたちが誕生しました。どうぞよろしく。
◆新座員◆
演技部の亀田佳明、斉藤祐一、長谷川博己、星智也、細貝弘二、上田桃子、高野智実。
演出部の上村聡史、乘峯雅寛。
以上の九名が準座員から座員に昇格しました。
◆新準座員◆
演技部の上川路啓志、田中宏樹、松角洋平、蜍エ朋典、藤アあかね、松岡依都美。
演出部の阪口美和、所奏。
以上の八名が附属演劇研究所の研修科を終了し、準座員として入座しました。
経理部の檜垣佐保、映画放送部の樋口友子が準座員として入座しました。
◆新研修生◆
附属演劇研究所の本科課程を卒業した以下の十九名が、研修科一年に進級しました。
東正実、大鹿雄士、桑原良太、中島慶典、藤側宏大、宮沼康弘、山森大輔 / 岡崎彩、川畑智子、荘田由紀、鈴木亜希子、高嶋好美、新倉優、牧野紗也子、吉野実紗、渡辺文香―以上、演技部。
酒井良典、多和田真太良 / 五戸真理枝―以上、演出部。
永友茜が研修科一年に編入。
■退社
映画放送部の泉貴暁が3月25日付けで退社しました。

2006年3月号
■アトリエ交流会のお知らせ
3月アトリエの会『エスペラント〜教師たちの修学旅行の夜〜』公演中の4月2日(日)、公演終了後に信濃町アトリエにおいて「アトリエ交流会」を開催いたします。作者の青木豪さんをお迎えして、演出者及び出演者による座談会形式での開催を予定しております。いつもの通り参加のお申込みは不要。皆様のご参加をお待ちしております。
■『ぬけがら』―――岸田國士戯曲賞を受賞!
白水社主催・第50回岸田國士戯曲賞を昨年5月のアトリエの会上演作品、佃典彦=作『ぬけがら』が受賞しました。1月23日に決定、授賞式は4月4日に神楽坂・日本出版クラブ会館で行なわれます。
既報のとおり『ぬけがら』の演出により、松本祐子も千田是也賞を受賞しました。
■井上彬和歌山支持会長―逝去
文学座和歌山支持会の井上彬会長が1月30日にご自宅にて永眠なさいました。享年81歳。
無類の演劇愛好家でいらした先生は医業のかたわら、一九七七年9月の支持会発足以来今日まで常に文学座のためにご尽力くださいました。先生、本当に有難うございました。ご冥福をお祈り申し上げます。
■退社
企画事業部の川上裕子が2月25日付けで退社しました。
■語り芝居の会「で・え・く」其の七
早坂直家の企画・製作・演出・構成による「語り芝居の会」は好評に応えて今回が七回目の開催です。皆様のご来場をお待ちしております。
『船徳』『火焔太鼓』『反対車』『森の石松』
◇出演―赤司まり子・佐藤麻衣子/ 早坂直家・高瀬哲朗・醍醐貢介
◇3月9日(木)18時30分より/ 深川江戸資料館 小劇場
◇入場料―2,000円 (小学生以下1,000円)
◇お問合せはD-9事務局(TEL:047-334-1381)まで。
■サイスタジオ公演 vol.17
二組の演出家・出演者による清水邦夫二作品二本立て(『署名人』『行きずりの人たちよ』)連続上演。どうぞお楽しみに。
清水邦夫=作
橋正徳=演出
『署名人』
◇出演―中村彰男・鈴木弘秋・神野崇・斉藤祐一・細貝弘二
◇3月24日(金)〜4月2日(日) / サイスタジオコモネBスタジオ
◇入場料(全席自由・税込)―前売 3,300円/ 当日 3,500円/ 学生 2,000円
◇お問合せはサイ(株)スタジオ事業部(TEL:03-5375-1118)まで。

2006年2月号
■松本祐子―千田是也賞受賞!
毎日新聞社主催・毎日芸術賞演劇部門の寄託賞である第8回千田是也賞を松本祐子が受賞、1月30日に贈呈式が行なわれました。対象となったのは文学座アトリエの会『ぬけがら』と、ホリプロ主催ブロードウェイ・ミュージカル『ピーターパン』の二作品で、「『ぬけがら』は適材適所の俳優陣をよく生かして快調なブラックコメディーに仕立て上げ、『ピーターパン』は夢を強調した新演出だった。(演劇評論家・大笹吉雄氏)」など、高い評価を得ての受賞です。
■Happy Hunting Ground 公演Vol.7
演出家を敢えて設けず、俳優たちだけの自由な発想とアンサンブルで勝負するユニークな舞台。今回は、文学座アトリエの会『中二階な人々』で好評を博した阿藤智恵さんの新旧作品を二本立てでお届けします。
阿藤智恵=作
『死んだ女』
『セゾン・ド・メゾン〜メゾン・ド・セゾン』
◇出演―大滝寛・加納朋之・古川悦史・沢田冬樹・石橋徹郎・星智也/山崎美貴・征矢かおる・片渕忍・山谷典子
◇2月16日(木)〜3月5日(日)/サイスタジオコモネBスタジオ
◇チケット(全席自由・税込)―当日 3,500円/前売 3,300円/二作品通し券 6,000円/学生 2,000円
◇チケットお申込み―サイスタジオ事業部03−5375−1118/サイマーケットZACCA 03−5995−2700
◇Eメールでのご予約は、E‐mail:sai@saistudio.net
■盛況だった文学座忘年会
文学座忘年会“座パーティー2005”は、多くの支持会員の方々をお迎えして、例年どおり丸の内東京會舘で12月26日に開催されました。田村勝彦と古坂るみ子の総合司会で夕刻6時に開会、鍛治壯一東京支持会長にご挨拶いただき、乾杯へ。
新座員紹介に続いて、文学座支持会・パートナーズ倶楽部賞が『赤い月』の平淑恵に、同新人賞が『風をつむぐ少年』の斉藤祐一に贈られました。
余興・隠し芸タイム、若手俳優によるダンス・パフォーマンスが盛んな拍手を浴び、各地方言版ロミオ&ジュリエットが大受け。今年の公演演目の紹介、劇団代表戌井市郎の挨拶や恒例の手締めなどがあって、別れを惜しみつつ散会しました。

2006年1月号
■改名
演技部の織田陶子が瀧田陶子(たきたとうこ)に改名しました。
■2005年度 研修科卒業公演のお知らせ
文学座附属演劇研究所・研修科生の卒業公演が下記の日時に行われます。総勢17人の研修科2年生が、これまでの研修成果を存分に発揮してくれることでしょう。是非ご来場ください。
岩松 了=作
坂口芳貞=演出
『アイスクリームマン−中産階級の劇的休息−』
◇出演―明石鉄平・上川路啓志・清田智彦・小林優太・竹谷敦史・田中宏樹・中川義文・松角洋平・蜍エ朋典/大西玲子・尾方佑三子・金子加於理・中島愛子・野村悠子・福士珠代・藤崎あかね・松岡依都美 ほか
◇2月3日(金) 6時30分
4日(土) 2時/6時30分
5日(日) 2時
◇信濃町・文学座アトリエ
※入場料 1,000円
■附属演劇研究所 本科卒業公演のお知らせ
文学座附属演劇研究所第45期本科生の卒業公演が、いずれも信濃町・文学座アトリエにおいて行われます。新人たちの旅立ちに拍手をお贈りください。
〈昼間部〉
清水邦夫=作
高瀬久男・上村聡史=演出
『わたしの夢は舞う―會津八一博士の恋』
◇2月17日(金) 6時30分
18日(土) 2時/6時30分
19日(日) 2時
〈夜間部〉
ジョージ・オーウェル=原作
丹野郁弓=訳
西川信廣・高橋正徳=演出
『アニマル・ファーム(動物農場)』
◇2月24日(金) 6時30分
25日(土) 2時/6時30分
26日(日) 2時
※入場料 1,000円(お問合せは、文学座附属演劇研究所03−3351−7265まで)
