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TOP>黒い湖のほとりで![]() ![]() 文化庁委託事業 「令和4年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」 日本の演劇人を育てるプロジェクト 文化庁海外研修の成果公演 文化庁、公益社団法人日本劇団協議会主催 『 黒い湖のほとりで 』 Am Schwarzen See 作:デーア・ローアー 訳:村瀬民子 演出:西本由香 日程:2023年1月27日(金)~1月31日(火) 上演時間 1時間35分(途中休憩なし) ![]() 会場:池袋シアターグリーン BOX in BOX ※この公演は、文学座主催公演ではないため、パートナーズ倶楽部及び支持会の招待対象公演ではありませんが、特別料金にてご覧いただけます。 ![]() → 黒い湖のほとりで公式twitter |
文化庁海外研修の成果公演とは
文化庁新進芸術家海外研修制度において、海外で研修され研鑽を積まれた成果を発表することを目的としています。
演劇分野においては「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業 日本の演劇人を育てるプロジェクト」の一環として実施しています。
4年ぶりに再会した2組の夫婦。自ら死を選んだ子供たちが残した言葉は永遠に解き明かされることのない問いとして四人の前に投げ出されている。 堂々巡りする「なぜ」。 もう決して解り得ないものをそれでも解ろうとする極限状態の中で繰り返される後悔と疑惑、欺瞞、自責他責の言葉。 やがてその言葉の群れは四重奏となり湖に広がっていく。
デーア・ローアー(Dea Loher)
1964年ドイツ、バイエルン州生まれ。92年『オルガの部屋』でデビュー。同年『タトゥー』、93年『リヴァイアサン』で、演劇専門誌「テアター・ホイテ」の年間最優秀新人劇作家に選ばれる。ドイツ語圏の新作戯曲が集まるミュールハイム市演劇祭では、93年『タトゥー』でゲーテ賞、98年『アダム・ガイスト』で劇作家賞を受賞。2006年にはブレヒト賞を受賞。ブレヒトの社会演劇を後継する現代劇作家と目され、世界各国で翻訳・上演されている。2008年『最後の炎』では二度目のミュールハイム市劇作家賞受賞に加え、「テアター・ホイテ」の年間最優秀劇作家に選ばれる。2009年ベルリン文学賞、2017年ヨーゼフ・ブライトバッハ賞ほか、受賞多数。
村瀬民子
東京外国語大学などで講師を務める。
近年の授業では、ドイツの戯曲や小説のほかオペラ台本も取り上げ講読している。
早稲田大学演劇博物館招聘研究員。
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2019年ベルリンで一年を過ごし、毎日のように芝居を観ていました。その多くは自由で挑戦的で、とても刺激になりましたが、時にはあまりにも自由なものが続きすぎて「いい加減真面目にやれよ!」と思ったり、思わなかったり。どんな時代でも演劇はその土地固有の問題と切っても切り離せないものが多く、よく言われることですが、ドイツ演劇は特にその傾向が強いということを改めて実感した一年でした。
そうした色とりどりの作品群の中で、ドイツ座で観たローアーの作品『泥棒たち』は人間の抱える普遍的な孤独について、そしてそれにじっと耐えることについて、そして耐えきれずにやはり他者を求める根源的な欲求について、私たちも共感せざるを得ない言葉で書かれており、ひときわ深く心に残りました。 本作『黒い湖のほとりで』は子供を失った二組の夫婦の物語です。よりストイックに削ぎ落とされた文体で、一向に分かり合えない大人たちが、言葉をぶつけ合いながら、結局分かり合えないのだろうという絶望を抱えつつ、それでも欲する。スカッとする気持ちのいい後味とは無縁ですが、観終わった後、そこに立ち会った人間それぞれの抱える孤独と共振し、その記憶が明日を耐える手がかりとなればと思っています。 日本大学藝術学部演劇学科演出コース卒。 2006年文学座附属演劇研究所入所(46期)。2012年座員に昇格。2018年12月『ジョー・エッグ』で文学座アトリエ初演出。 2019年1月より1年間、文化庁新進芸術家海外研修制度により渡独、マキシムゴーリキー劇場及びシャウヴューネにて研修。 近年の演出作品は、『歳月』(文学座アトリエの会)『病気』(名取事務所・吉祥寺シアター)『錆色の木馬』(劇壇ガルバ)など。 |
□スタッフ
美術:杉浦 充 照明:賀澤礼子 音響:丸田裕也 衣裳:萩野 緑 ムーブメント:手代木花野
舞台監督:宮﨑義人 演出助手:橋本佳奈 宣伝美術:チャーハン・ラモーン プロデューサー:前田麻登
制作協力:文学座 制作:公益社団法人日本劇団協議会 主催:文化庁、公益社団法人日本劇団協議会
協力:文学座 劇団東演 株式会社NLT ゲーテ・インスティトゥート東京
□上演時間 未定 ※開場は開演の30分前
1/27 | 28 | 29 | 30 | 31 | |
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金 | 土 | 日 | 月 | 火 | |
14:00 | ● | ● | ● | ● | |
19:00 | ● | ★ | ★ |
★=終演後、アフタートーク開催
28日(土)19時開演の回:出演者4人によるポストトーク
30日(月)19時開演の回:西本由香(演出)×杉浦 充(美術家)「ドイツでの演劇経験を経て」
□前売開始 2022年11月28日(月)11:00~
(全席指定・消費税込)
一般 4,500円
U25 2,500円 (25歳以下)※U25チケットはご観劇当日、年齢を証明するものをご呈示いただきます。
★文学座パートナーズ倶楽部会員、支持会員 特別チケット料金 4,000円
□チケット取り扱い
○文学座オンラインチケット
24時間いつでも購入可能!!座席表を見ながら、お好みの席を選べます。
○文学座チケット専用 0120-481034(シバイヲミヨー)
(11時~17時30分/日祝を除く)
*オンラインチケットはクレジットカード決済、コンビニ発券のみとなります。
*お電話にてお申し込みのお客さまのチケットは観劇当日に受付にてお支払いお引換えとなります。
*公演中止の場合を除き、払い戻し、お振替は致しかねます。
*車イスでご来場のお客様は、必ず文学座までご連絡下さい。
□新型コロナウイルス感染症対策のお願い
・新型コロナウイルス感染拡大に伴う、政府・自治体等による指示や要請等により、やむを得ず、公演を延期・中止する場合がございます。尚、公演中止の場合を除き、チケットの払い戻し、お振替はいたしかねます。予めご了承下さい。
・政府の示す基本方針に従い、検温・マスクの着用・手指消毒等をお願いしております。発熱や咳などの風邪症状、発熱等、体調不良のある方はご来場をご遠慮ください。
・チケットをご購入の際、氏名・お電話番号等のご連絡先を頂戴いたします。お客様のご連絡先は、適切に管理の上、万が一公演期間中に新型コロナウイルス感染症陽性者が確認された場合のご連絡、または保健所等の公的機関から開示要請があった場合に提供する以外には使用いたしません。
・劇場ロビーや通路での密集を避けるため、客席へのご入場・ご退場の際には係が誘導いたします。お待ちいただく場合もございますので、ご了承ください。
・飛沫感染防止の観点から、ご観劇中も必ずマスクの着用をお願いいたします。また会場内での会話は最小限としてくださいますよう、お願いいたします。
・出演者・スタッフへの差し入れ、プレゼント、面会等はご遠慮下さい。
●池袋シアターグリーン BOX in BOX
〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-20-4
お問合せ・道案内TEL:03-3983-0644
「池袋駅」南改札より地下通路(西武デパート側)39番出口より徒歩2分
地上路で徒歩6分
文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10
公益社団法人日本劇団協議会 03-5909-4600 ( 平日10:00→18:00 )
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-12-30 芸能花伝舎3F