TOP>公演情報>野鴨 文学座4月アトリエの会 『 野鴨 』 作/ヘンリック・イプセン 訳/原 千代海 演出/稲葉賀恵 日程:2016年4月16日[土]→30日[土] 会場:信濃町文学座アトリエ
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文学座は2017年創立80年を迎えます。試演期間を経て"公演"と称する1本目の演目が、近代演劇の確立者と言われるイプセンの『野鴨』でした。演出は久保田万太郎が手掛けました。創立80年を前に、この文学座の原点とも言える作品に立ち返り、「新劇」が培ってきたリアリズム演劇を見直します。 物事の正解を求めれば人は幸せになれるのか。真実は人を幸せにしてくれるのか。今を生きる私たちの心に訴えかける作品として新たな視点で上演いたします。 | 1940年『野鴨』 |
豪商ヴェルレの息子グレーゲルスは、親友ヤルマールとの久々の再会で、父ヴェルレの世話でかつてヴェルレ家の使用人だったギーナがヤルマールの妻になっていたことを知り、ある疑惑を芽生えさせる。グレーゲルスとヤルマールの父親同志は、かつて工場の共同経営をしていたが、ある事件によってヤルマールの父エクダルは社会的敗残者となり、息子ヤルマールはグレーゲルスの父ヴェルレの援助で家庭を持つことができたらしい。しかし、そのささやかな家庭の幸福な風景は、嘘で塗り固められた土台の上に立っていた。友に真実を告げて、真の幸福な家庭を手に入れてほしいと願うグレーゲルスだったが…。
ヘンリック・イプセン(1828-1906) 近代演劇の父と称され、明治期より日本にも紹介される。松井須磨子の『人形の家』は大当たりした。逝去にあたっては、『早稲田文学』で特集が組まれるほどの認知度であった。『野鴨』はイプセンの関心がより人間の内面に向かってゆく過渡期の作品と言われる。 代表作:『ペール・ギュント』『人形の家』『幽霊』『海の夫人』『ヘッダ・ガブラー』など。 「私は人びとが一般にそうお考えになりがちなような社会哲学者というよりはむしろ、より多く詩人でした。」(イプセンの言葉より) |
稲葉賀恵 (いなば かえ) |
日本大学藝術学部 映画学科 監督コース卒業。 2008年文学座附属演劇研究所入所。48期生。 鵜山仁、髙瀬久男、上村聡史、青木豪らの演出助手を経て、2013年『十字軍』で文学座アトリエ・デビュー。「リアリズムを越えた手法で描くこの難度の高い劇をあえて選び、それを簡潔に、だが躍動的なタッチで舞台化してみせたその手腕に私は感心した。」「過剰な視覚性に頼らず、多くを観客に想像させるやり方を採ったことによって、私たちは冷徹な台詞と確かな演技を通して、少年たちが加害者として巻き込まれていく、すさまじい残虐行為の悲劇性に慄然とする。」(扇田昭彦)と絶賛されました。 その後の演出作品 日生劇場ピロティ・リーディング『マリアナ・ピネーダ』(作/F・ガルシア・ロルカ)、 『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』(作/オノマリコ)シアタートラム、『キャベツの類』劇場HOPE |
坂口芳貞 |
小林勝也 |
高瀬哲朗 |
中村彰男 |
清水明彦 |
大原康裕 |
江頭一馬 |
吉田将基 |
奥山美代子 |
名越志保 |
内堀律子 |
□スタッフ
美術/乘峯雅寛 照明/服部 基 音響/藤田赤目 衣裳/伊藤早苗
舞台監督/岡野浩之 制作/友谷達之 票券/最首志麻子 宣伝美術/秋澤一彰
4/16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | |
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土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
14:00 | ★① |
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休 演 日 |
★② |
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★③ |
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19:00 | ● |
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上演時間 3時間10分(途中休憩15分あり)
★=アフタートーク
アフタートーク① 4/17(日) 広田敦郎(翻訳家) × 稲葉賀恵(演出) 進行:大場泰正
アフタートーク② 4/23(土) 石井強司(装置家) × 乘峯雅寛(美術)
アフタートーク③ 4/27(水) 坂口芳貞×小林勝也×名越志保×内堀律子(出演者)×稲葉賀恵(演出)
□前売開始 2016年3月15日(火)
(全席指定・税込)
前売・電話予約 4,300円
当日券 4,600円
◎ユースチケット 2,500円 (前売・当日共に、25歳以下・文学座のみ取扱い) ※
※ユースチケットはご観劇当日、年齢を証明できるものをご呈示いただきます。
※当日券は開演の3時間前から専用の電話回線 (03-3353-3566) にて先着販売となります。
○文学座チケット専用 0120-481034(シバイヲミヨー)
(10時~17時30分/日祝を除く)≪ご送金方法≫
銀行振込: 三菱東京UFJ銀行 四谷支店
普通口座 4360713 (株)文学座切符代金口
郵便振替: 00170-4-91348 株式会社文学座※文学座チケット専用ダイヤルにてチケットをご予約の上、
必要に応じてご送金をお願い致します。ご予約時にもご案内致します。
○チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード449-514)
○e+(イープラス)(PC・携帯共通)
○オンラインチケット(Gettiiカンフェティ版より)
※ご利用方法→→ ご購入『野鴨』
●文学座アトリエ
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10
TEL:0120-481034/03-3351-7265
JR中央・総武線「信濃町駅」より徒歩5分
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」より徒歩9分
文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日/祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10