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文学座とは

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文学座アトリエ補修工事 ご寄付のお願い
 
<古き革袋に新しき酒を盛る>


2012年2月
文学座 加藤 武

文学座は1937年に創立し、ずっと公演をしつづけて今年2012年に75年になります。
文学座の公演には本公演と「アトリエの会」がありまして、 「アトリエの会」の活動がスタートしたのは1949年。 勉強会やフランス演劇研究会の発表会の場であった有楽町の毎日ホールからでした。 その一年後に、現在の新宿区信濃町に「文学座アトリエ」を落成、アトリエ公演と称して、 この稽古場を舞台とした実験的な演劇活動を発足させたのであります。 ここを本拠地にした「アトリエの会」も今年で62年となります。
このアトリエは、初めは幕のある舞台を備えた稽古場でした。 ごく小人数のお客様が木の丸椅子に腰をあずけて観劇してくださいました。
1953年に増築をし、さらに1971年には大掛かりな改装をし、常設の舞台を取り払いました。 それによって、劇をつくる必要に応じて舞台と客席を自由に組み立てられるようになり、 新たな劇場空間が誕生しました。
やがて長い歴史の中で、「アトリエはしだいに若い演劇愛好者たちの集まるメッカ的存在」 になっていき、今ではこのアトリエの舞台を特にお気に召してくださるお客さまもたくさん いらっしゃいます。そして、この稽古場では、演出家、俳優、舞台スタッフとそれぞれの 分野で新人が育ってきました。 俳優たちは附属演劇研究所のときからこのアトリエで演技の修練を積み、 自ら「アトリエ育ち」と称してアトリエ公演で体験した感覚を本公演で発揮するのを 無上の喜びとしております。
文学座の象徴であるアトリエの白壁と屋根の外観は現在も変わっておりません。 木造の屋根の下で演じる舞台感覚にこだわりを持っているからです。
新訳聖書に「新しき酒は新しき革袋に盛る」とありますが、 アトリエは「新しき酒は古き革袋に盛る」。創立以来の木造りの建物はそのままに、 その内では「ずっと、新しい。いつも、刺戟的」な、芝居づくりをしていきたいと思います。

「敢えて言わしていただければ、アトリエは演劇界の文化財だと自認しております」

老朽化が進んであちらこちら繕いの連続の文学座アトリエでは、 この度、床面を手始めに全体的な補修工事しなければならぬ仕儀となりました。
この「文化財」を存続する趣旨にご賛同くださいまして、 どうかご支援を賜りたくお願い申し上げます。



<引き続き、アトリエ補修工事寄附のお願い>
2016年初秋
劇団代表 江守 徹


2012年より、私たち文学座はアトリエの補修に皆様からのご寄付をお願いしてまいりました。
4年間の間に、前劇団代表である加藤武さんの「アトリエは演劇界の文化財だと自認しております」という呼びかけにご賛同を頂いた方は延べ467名(団体等含む)、寄付金は1200万円を超えた金額をお寄せ頂きました。
皆さまのご支援に、劇団員一同心より御礼申し上げます。
補修工事はホール床面、ロビートイレの改修、床下基礎調査、電気配線改修を公演活動と並行して進めてまいりましたが、ロビー全体の改修や壁面、床下補強など、まだまだ工事は続きます。
劇団創立より80年を迎えるにあたり、私たちはこれからもアトリエを修練と創造、発信の場として守りながら、受け継がれ次代に伝えていきたい作品、まったく新しく出会う作品など様々な芝居づくりに励んでいきたいと思います。
どうぞ引き続き皆様のご支援を賜りたく、改めてお願い申し上げます。

寄付金の使途

アトリエの補修工事費として使用させていただきます。

募集期間

随時

申込金額

一口5,000円(この額に限らず、お受け致します。)

払込方法

下記指定の振替口座への払込をお願いいたします。
郵便振替 00150-5-774207
文学座アトリエの会

備 考

ご寄付下さいました方のお名前を文学座通信にて紹介させていただく場合がございます。 匿名でのご寄付をご希望の場合は、払込用紙の通信欄に「匿名希望」とご記入ください。

◆問合せ◆
文学座 
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10
tel.03-3351-7265
fax.03-3353-3567