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文学座とは

文学座とは
   
   
   
   
   
   
 
文学座とは
 


文学座は1937(昭和12)年9月、久保田万太郎岸田國士岩田豊雄(=獅子文六)の文学者の発起によって創立されました。

「真に魅力ある現代人の演劇をつくりたい」
「現代人の生活感情にもっとも密接な演劇の魅力を創造しよう」


本公演、アトリエの会、附属演劇研究所 という大きな三本柱を通して
この創立理念は生き続けています。

本公演では、創立者の久保田万太郎、岸田國士、岩田豊雄に始まり、森本薫、加藤道夫、三島由紀夫、有吉佐和子、宮本 研らの作品を「同時代の書き下ろし」として上演してきました。その流れは平田オリザ、なかにし礼、鄭義信、川ア照代、マキノノゾミ、中島淳彦へと続いています。
海外作品でもシェイクスピア、チェーホフなどの名作に加えて、テネシー・ウィリアムズ、ソーントン・ワイルダーの作品をいち早く採り上げてきました。
このような時代時代の積極的な演劇活動の中から森本薫『女の一生』、有吉佐和子『華岡青洲の妻』、E・ロスタン『シラノ・ド・ベルジュラック』、T・ウィリアムズ『欲望という名の電車』などの数々の名舞台を生み出してきました。
1945年初演の『女の一生』は、上演を重ねてきたことで杉村春子の代表作となり、役は平 淑恵へと受け継がれ、演出家は久保田万太郎、戌井市郎、江守 徹、鵜山 仁へと「作品」は現代へと継承されています。

一方、劇団の拠点である信濃町・アトリエで行われる「アトリエの会」は、従来の勉強会とフランス演劇研究会の技芸修練の目的と前衛精神を引き継ぎ、意欲的で実験的な作品を上演しています。
ベケット、ウェスカー、ピンター、オルビーらの海外の現代作家や、別役実、つかこうへい、清水邦夫、金杉忠男、鐘下辰男、松田正隆、川村毅、長田育恵ら国内の現代作家との共同作業にも取り組むなど、その果敢な創造活動そのものが日本の演劇界に大きな影響を与えてきました。

また、劇団結成以来「名実ともに現代俳優たり得る人材」の育成に努めています。
1961年に開設した附属演劇研究所では、次代を担う俳優・スタッフの養成機関として、これまでに卒業生は3000人を超え、劇団内外に映画・TV・舞台・ラジオ・アニメ・吹替えなど多方面で活動する人材を輩出し続けています。

さらに近年では、毎年恒例となった「サマーワークショップ」、シニア世代向けのワークショップ「プラチナクラス」、また、公共ホールや学校などで演劇ワークショップ事業を行うなど地域や教育の場にも劇団の力を発揮しています。

■ 文学座の歴史   

1937年9月6日 岩田豊雄、岸田國士、久保田万太郎の発起にて、文学座結成。
1938年3月『みごとな女』『我が家の平和』『クノック』で第一回公演。試演と称す。
第一期研究所を開所。
長谷川如是閑、新関良三、鏑木清方、久米正雄、喜多村緑郎、菊池寛、山本有三、三宅正太郎、渋沢秀雄を発起人として、文学座支持会本格的に発足。
1945年空襲警報下の渋谷東横映画劇場で『女の一生』初演。
1949年巣鴨に附属演劇研究所を開校。
毎日ホールで「アトリエ公演」始まる。
1950年信濃町にアトリエ完成。以降、アトリエ公演はアトリエにて公演
1951年舞台技術研究室開設。
1961年附属演劇研究所復活。
1964年63年のアトリエにおける真摯純粋な演劇活動とその業績により、第14回芸術選奨文部大臣賞受賞。
1977年76年の活発な劇団活動に対して「文学座」が第11回紀伊國屋演劇賞団体賞受賞。
1991年90年の『グリークス』の企画・製作に対して「文学座アトリエの会」が第25回紀伊國屋演劇賞団体賞受賞。
1995年「文学座サマーワークショップ」開催
2000年日本劇団協議会主催による「ワークショップIN文学座」が始まる。
2003年02年の活発な活動により「文学座」が第37回紀伊國屋演劇団体賞受賞。
文学座パートナーズ倶楽部設立。
2009年シニア向け演劇コース「プラチナクラス」開設。
2013年第20回読売演劇大賞 最優秀作品賞『NASZA KLASA』/芸術栄誉賞 『文学座アトリエの会』を受賞。
2019年アトリエが新宿区の地域文化財に登録。
スリーウインターズの上演において『文学座アトリエの会』が第12回小田島雄志・翻訳戯曲賞を受賞。
2020年2019年9月アトリエの会『スリーウインターズ』が第27回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。
2019年9月アトリエの会『スリーウインターズ』が第7回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞。