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独立行政法人日本芸術文化振興会


文学座3月アトリエの会  

挿話エピソオド~A Tropical Fantasy~    

作:加藤道夫
演出:的早孝起
   
日程:2023年3月14日(火)~3月26日(日)
   
会場:信濃町・文学座アトリエ
上演時間 1時間45分(休憩なし)



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当日券情報

ご来場にあたってのお願い

★3/19(日)の終演後は武田一義先生と的早孝起のアフタートーク開催!

あらすじ    キャスト

タイムスケジュール    チケット料金

 

2023年文学座作品の幕開けとなる演目は、かつて文学座に所属していた加藤道夫が戦時中の実体験を基に描いた『挿話(エピソオド)~A Tropical Fantasy~』。 「第二次世界大戦」終戦直後、遠い南の果てにある架空の島「ヤペロ島」で起きる不思議な物語です。 1949年に文学座が初演し74年ぶりの再演となる間にも、絶え間なく世界の至る所で繰り返される戦争。 今年の文学座アトリエの会「グレート・リセット」をテーマに加藤道夫が見た戦争を時を越え再構築し、文学座アトリエに幻想的な島を生み出します。


遠い南の果てにある架空の島「ヤペロ島」。
1945年8月20日、ヤペロ島で任務に就く日本軍に突如終戦の報せが届く。島の住民達が歓喜に湧く一方、師団長として島を統治する倉田は終戦を信じられず戦闘準備を命令する。そこに島の住民と侵略により命を落とした亡霊達が姿を現す。軍人として威厳を保とうとするも、亡霊達と対話するうちに倉田にも変化が……
無垢で混沌とした幻想の島と共に生きた「いのち」と「こころ」たちが、時代の断絶を超えて私たちと繋がる道を紡ぎます。その道が未来にも繋がりますように。


加藤道夫
1918年、福岡県生まれ。
慶応義塾大学英文学科卒業。
1944年、代表作『なよたけ』を発表した後、第二次世界大戦に通訳として出征。
1948年、戦争の経験を元にした『挿話エピソオド~A Tropical Fantasy~』を発表。
※『挿話エピソオド~A Tropical Fantasy~』は1949年に文学座により初演。
1949年、文学座の座員となる。
1953年、逝去。



的早孝起
(まとはや・たかおき)
挿話エピソオド~A Tropical Fantasy~』は架空の南の島・ヤペロ島にて終戦の報せを受ける日本軍人さんと島の住民さん、さらにマンブルゥの木に現れる住民の亡霊さんたちとのお話です。

作家の加藤道夫さんは戦時中実際に東南アジアの島に通訳として従軍していました。
戦争を実際に体験した加藤さんがその舞台を架空の島にして描いた想いと、そこに生きるものたちへの純粋すぎるほど純粋な眼差しがこの作品を形作っています。
そして『挿話エピソオド~A Tropical Fantasy~』は、誰もが心の中に抱え、常に変化を続けている大切な「現実」の1つです。同時に心の中にある「現実」を求める場として遠い空と海の中に浮かぶ幻想の島・ヤペロ島が存在しています。 ヤペロ島そのものと加藤さんの眼差しは重なっていて、それは子どものような無垢で混沌とした眼差しではないかと感じました。今、現実のように見えるものはあの戦争の結果から地続きで作られているように見えますが、子どものような眼差しを持つヤペロ島にはその結果だけには納められない現実と幻想があります。

文学座アトリエでみんなでこの島に行くことで、過去と未来の新たな道が拓けてくると思います。


東京都足立区出身
和光大学卒業
2008年、文学座附属研究所入所(48期)。
2013年、座員に昇格。
文学座公演に演出部として参加する他、文学座では多数の演出家の演出助手を務める。
演出作品は、文学座シェイクスピアフェスティバル『あらし』、文学座有志による自主企画公演『丯淡木幡小平次』(脚色・構成も務める)、文学青年部『美しきものの伝説』。
2021年、文学座アトリエの会
『Hello~ハロルド・ピンター作品6選~』で文学座初演出。


 

中村彰男

清水明彦

沢田冬樹

横山祥二

山森大輔

相川春樹

小石川桃子

 

□スタッフ
美術:乘峯雅寛 照明:賀澤礼子 音楽:芳垣安洋・高良久美子 音響:丸田裕也 衣裳:宮本宣子
舞台監督:加瀬幸恵 制作:梶原 優、最首志麻子、谷口邦明
イラストとチラシデザイン:チャーハン・ラモーン 



                     
  3/14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26
  火祝
14:00  

 
19:00            

           
            ※開場は開演の30分前
    ★は終演後、アフタートークあり
    3/19(日) 武田一義(漫画家)×的早孝起(演出)×野口恵里花(読売新聞記者)
    ※武田一義(漫画家)は『ペリリュー 楽園のゲルニカ』の作者

    3/21(火・祝) 中村彰男×沢田冬樹×横山祥二×的早孝起
    3/23(木) 清水明彦×山森大輔×相川春樹×小石川桃子

□前売開始 2023年2月14日(火)10:00~(オンラインチケット先行)/11:00~(電話予約)

文学座支持会先行前売 2月7日(火)/ パートナーズ倶楽部先行前売 2月3日(金)
(全席指定・消費税込)
前売 4,600円
当日 4,800円※1

◎ユースチケット 2,700円 (前売・当日共に、25歳以下) ※2


※1 = 当日券は開演の3時間前から専用の電話回線 (03-3353-3566) にて先着販売となります。
※2 = ユースチケットはご観劇当日、年齢を証明するものをご呈示いただきます。
     


□チケット取り扱い

文学座オンラインチケット
Webでお気軽にクレジットカードやコンビニ払い・発券が可能な新システムを導入しました。
24時間いつでも購入可能!!座席表を見ながら、お好みの席を選べます。

○文学座チケット専用 0120-481034(シバイヲミヨー)
  (11時~17時30分/日祝を除く)

   ≪ご送金方法≫
    銀行振込: 三菱UFJ銀行 四谷支店 
            普通口座 4360713 (株)文学座切符代金口
    郵便振替: 00170-4-91348 株式会社文学座

     ※文学座チケット専用ダイヤルにてチケットをご予約の上、
     必要に応じてご送金をお願い致します。ご予約時にもご案内致します。


*未就学児のご入場はご遠慮ください。
*車イスでご来場のお客様は、必ず文学座までご連絡下さい。




文学座アトリエ 〒160-0016 東京都新宿区信濃町10 
TEL:0120-481034/03-3351-7265
JR中央・総武線「信濃町駅」より徒歩5分
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」より徒歩9分



文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10