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文化庁文化庁文化芸術振興費補助金(統括団体による文化芸術
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|独立行政法人日本芸術文化振興会


文学座公演  

『 昭和虞美人草 』    

作:マキノノゾミ
演出:西川信廣

  


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『王様と私』をベースに日本の明治時代、西洋化が急速に進む東京でいまだ封建的な文化に固執する子爵とアメリカ人女性アンナとの交流を軸に、日本の夜明けをコメディタッチで再現し好評を博した『殿様と私』。
日本人なら誰もが知る偉人の中の偉人野口英世。世界にその名をとどろかせた一方、金銭感覚に疎く大変な浪費家だったという一面をも描いた『再びこの地を踏まず -異説・野口英世物語-』。
これら極上のエンターテイメントを送りだしてきたマキノノゾミ×西川信廣コンビが三度、タッグを組みます。

明治維新というドラスチックな変化を経験した後の日本人像を描いた夏目漱石の「虞美人草」を翻案、設定を1970年代半ばの日本に置換え、錯綜する若者たちの姿の中に「普遍的な、何かとても大切なこと」を描き出します。

時は1973年。
The Beatles、The Rolling Stones、Led Zeppelinといった70年代ロックにどっぷりと浸かり、大人への階段を上っている途中の若者たちが織り成す悲喜こもごも。代議士の息子である甲野欽吾は売れないマニアックなロック雑誌「エピタフ」を刊行している。盟友である宗近、小野、浅井らが編集に携わるという、いわゆる同人誌的な雑誌であった。
ある日小野と浅井が「エピタフ」を辞めると言い出す。それと同時に甲野の腹違いの妹である藤尾は司法試験のために勉強中である小野に急接近。しかし小野には郷里に小夜子という許嫁に近い女性がいるのだった。煮え切らない態度の小野に宗近が諭す。
「そいつはロックじゃないぜ…」
昭和の敗戦から、やがて高度経済成長の絶頂と終焉に向かう時代のうねりの中で錯綜する若者たち。夏目漱石の「虞美人草」をマキノノゾミが翻案し、熱く描いた青春群像劇!


マキノノゾミ

1959年静岡県浜松市出身。劇作家、脚本家、演出家。
1984年に劇団M.O.P.を結成し、2010年の解散公演まで主宰を務める。
読売文学賞、読売演劇大賞優秀作品賞・演出家賞、鶴屋南北戯曲賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、菊田一夫演劇賞など受賞多数。
2010年第28回京都府文科賞功労賞、2022年には令和4年秋の紫綬褒章を受賞。
文学座に書き下ろした『殿様と私』(演出:西川信廣)は2008年第15回大賞優秀作品賞を受賞。
本作『昭和虞美人草』でも2022年に令和3年度(第72回)芸術選奨 文部科学大臣賞を受賞した。



  西川信廣


1949年東京生まれ。文学座附属演劇研究所16期/1981年座員に昇格。
1984年文学座アトリエの会『クリスタル・クリアー』で文学座初演出。
1986年から1年間文化庁在外研修員として渡英。ブリストル・オールドヴィックやナショナル・シアターでロジャー・リース、ピーター・ホールらの演出助手を務める。
帰国後は、劇団公演以外にも、『黒蜥蜴』(明治座)・『マイ・フェア・レディ』(東宝)などの大劇場作品から、『黄昏にロマンス』(可児市文化創造センター)、再演を重ねる『てけれっつのぱ』(文化座)、『真砂女』(朋友)、 『十二人の怒れる男たち』『音楽劇わが町』(以上俳優座劇場プロデュース)など幅広く活躍。
地域演劇にも力を入れており、可児市文化創造センターから『すててこてこてこ』 『移動』などを発信。金沢市民芸術村で立ち上げた『おーい幾多郎』も全国で公演された。
1992年『マイチルドレン!マイアフリカ!』で紀伊國屋演劇賞個人賞、芸術選奨・文部大臣新人賞受賞。1994年本公演『背信の日々』で読売演劇大賞優秀演出家賞受賞(その後『水面鏡』『寒花』などでも受賞)。最近の劇団公演は『昭和虞美人草』、『ウィット』、『田園1968』。
2019年公開の『兄消える』では映画監督も務める。
新国立劇場演劇研修所副所長。東京藝大客員教授。日本劇団協議会会長。日本演出者協会理事。

     

早坂直家

富沢亜古

植田真介

細貝光司

上川路啓志

鹿野真央

髙柳絢子

西村知泰

松本祐華

森 寧々

 

□スタッフ
美術:奥村泰彦 照明:塚本 悟 音楽:上田 亨 音響:中嶋直勝 衣裳:山田靖子
舞台監督:寺田 修 演出補:五戸真理枝 制作:田中雄一朗
宣伝デザイン:三木俊一(文京図案室)

 

下記の公演は「全国演劇鑑賞団体連絡会議」加盟の各地鑑賞団体(会員制)の運営による公演です。
各公演については右欄のお問い合わせ先にご連絡をお願いいたします。
主催:公益社団法人日本劇団協議会
    

月日 会館名 主催団体 tel
3/16~18 木~土 下関市生涯学習プラザ 海のホール 下関市民劇場 083-232-4065
3/20~25 月~土 北九州芸術劇場 中劇場 北九州市民劇場 093-582-7200
3/27~31 月~金 ももちパレス 大ホール 福岡市民劇場 092-771-8671
4/1 ユメニティのおがた 大ホール 直方市民劇場 0949-25-2629
4/2 田川文化センター 大ホール 田川市民劇場 0947-44-6380
4/3 ビーコンプラザ
フィルハーモニアホール
別府市民劇場 0977-21-6608
4/5 J:COMホルトホール大分 大ホール 大分市民劇場 097-532-0365
4/6 メディキット県民文化センター
演劇ホール
宮崎市民劇場 0985-62-0075
4/7 都城市総合文化ホール 中ホール 都城市民劇場 0986-21-8082
4/8、9 土、日 熊本県立劇場 演劇ホール 熊本市民劇場 096-322-0500
4/11、12 火、水 宝山ホール 鹿児島市民劇場 099-224-2888
4/14 諫早文化会館 大ホール 大村諫早市民劇場 0957-24-1015
4/15 アルカスSASEBO 大ホール 佐世保市民劇場 0956-22-5294
4/17、18 月、火 佐賀市文化会館 中ホール 佐賀市民劇場 0952-26-0791
4/19~21 水~金 長崎市民会館 文化ホール 長崎市民劇場 095-823-6588
4/22 島原文化会館 大ホール 島原市民劇場 0957-63-3137
7/13、14 木、金 ウインクあいち 大ホール 名古屋演劇鑑賞会 052-932-3739
7/15 江南市民会館 大ホール 尾北演劇鑑賞会 0587-55-9346
7/17、18 月、火 名古屋文理大学文化フォーラム
中ホール
いなざわ演劇鑑賞会 0587-24-0001
7/19、20 水、木 穂の国とよはし芸術劇場
主ホール
豊橋演劇鑑賞会 0532-54-1079
7/21、22 金、土 岐阜市民会館 大ホール 岐阜勤労者演劇協議会 058-263-4396
7/23 知多市勤労文化会館 ちた半島演劇鑑賞会 0562-77-9392
7/25 シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢 いせ演劇鑑賞会 0596-22-3060
7/26 三重県文化会館 中ホール 津演劇鑑賞会 059-228-9523
7/30 七尾市文化ホール 七尾演劇鑑賞会 0767-52-0834
7/31、8/1 月、火 砺波市文化会館 となみ演劇鑑賞会 0763-33-0725
8/2、3 水、木 富山県高岡文化ホール 高岡演劇鑑賞会 0766-21-0027
8/4 新川文化ホール 魚津演劇鑑賞会 0765-24-6635
8/7 金沢市文化ホール 金沢市民劇場 076-263-5057
8/8 野々市市文化会館フォルテ
大ホール
金沢市民劇場野々市鑑賞会 076-294-1488
8/9、10 水、木 富山県民会館 富山演劇鑑賞会 076-431-1022
8/18 川崎市幸市民館 川崎市民劇場なかはら 044-455-7950
8/19 川崎市幸市民館 川崎さいわい市民劇場 044-244-7481
8/20 川崎市多摩市民館 大ホール たま・あさお市民劇場 044-911-6920
8/22 平塚市中央公民館 ひらつか演劇鑑賞会 0463-24-3265
8/23 茅ヶ崎市民文化会館 大ホール NPO法人茅ヶ崎演劇鑑賞会 0467-51-6005
8/25 鎌倉芸術館 大ホール NPO法人鎌倉演劇鑑賞会 0467-46-4042
8/26 藤沢市民会館 大ホール NPO法人藤沢演劇鑑賞会 0466-24-1747



尼崎ピッコロシアター大ホール [アクセス]
9月2日(土)14:00開演
9月3日(日)14:00開演

料金(全席指定・消費税込) 全席指定一般 5,000円 U25 2,000円
お問い合せ:兵庫県立尼崎青少年創造劇場 06-6426-1940 


文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10