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文学座公演  

『 昭和虞美人草 』    

作:マキノノゾミ
演出:西川信廣

  


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『王様と私』をベースに日本の明治時代、西洋化が急速に進む東京でいまだ封建的な文化に固執する子爵とアメリカ人女性アンナとの交流を軸に、日本の夜明けをコメディタッチで再現し好評を博した『殿様と私』。
日本人なら誰もが知る偉人の中の偉人野口英世。世界にその名をとどろかせた一方、金銭感覚に疎く大変な浪費家だったという一面をも描いた『再びこの地を踏まず -異説・野口英世物語-』。
これら極上のエンターテイメントを送りだしてきたマキノノゾミ×西川信廣コンビが三度、タッグを組みます。

明治維新というドラスチックな変化を経験した後の日本人像を描いた夏目漱石の「虞美人草」を翻案、設定を1970年代半ばの日本に置換え、錯綜する若者たちの姿の中に「普遍的な、何かとても大切なこと」を描き出します。
2023年の再演を経て、今年新キャストを迎えての再々演!

時は1973年。
The Beatles、The Rolling Stones、Led Zeppelinといった70年代ロックにどっぷりと浸かり、大人への階段を上っている途中の若者たちが織り成す悲喜こもごも。代議士の息子である甲野欽吾は売れないマニアックなロック雑誌「エピタフ」を刊行している。盟友である宗近、小野、浅井らが編集に携わるという、いわゆる同人誌的な雑誌であった。
ある日小野と浅井が「エピタフ」を辞めると言い出す。それと同時に甲野の腹違いの妹である藤尾は司法試験のために勉強中である小野に急接近。しかし小野には郷里に小夜子という許嫁に近い女性がいるのだった。煮え切らない態度の小野に宗近が諭す。
「そいつはロックじゃないぜ…」
昭和の敗戦から、やがて高度経済成長の絶頂と終焉に向かう時代のうねりの中で錯綜する若者たち。夏目漱石の「虞美人草」をマキノノゾミが翻案し、熱く描いた青春群像劇!


マキノノゾミ

1959年静岡県浜松市出身。劇作家、脚本家、演出家。
1984年に劇団M.O.P.を結成し、2010年の解散公演まで主宰を務める。
読売文学賞、読売演劇大賞優秀作品賞・演出家賞、鶴屋南北戯曲賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、菊田一夫演劇賞など受賞多数。
2010年第28回京都府文科賞功労賞、2022年には令和4年秋の紫綬褒章を受賞。
文学座に書き下ろした『殿様と私』(演出:西川信廣)は2008年第15回大賞優秀作品賞を受賞。
本作『昭和虞美人草』でも2022年に令和3年度(第72回)芸術選奨 文部科学大臣賞を受賞した。



  西川信廣


1949年東京生まれ。文学座附属演劇研究所16期/1981年座員に昇格。
1984年文学座アトリエの会『クリスタル・クリアー』で文学座初演出。
1986年から1年間文化庁在外研修員として渡英。ブリストル・オールドヴィックやナショナル・シアターでロジャー・リース、ピーター・ホールらの演出助手を務める。
帰国後は、劇団公演以外にも、『黒蜥蜴』(明治座)・『マイ・フェア・レディ』(東宝)などの大劇場作品から、『黄昏にロマンス』(可児市文化創造センター)、再演を重ねる『てけれっつのぱ』(文化座)、『真砂女』(朋友)、 『十二人の怒れる男たち』『音楽劇わが町』(以上俳優座劇場プロデュース)など幅広く活躍。
地域演劇にも力を入れており、可児市文化創造センターから『すててこてこてこ』 『移動』などを発信。金沢市民芸術村で立ち上げた『おーい幾多郎』も全国で公演された。
1992年『マイチルドレン!マイアフリカ!』で紀伊國屋演劇賞個人賞、芸術選奨・文部大臣新人賞受賞。1994年本公演『背信の日々』で読売演劇大賞優秀演出家賞受賞(その後『水面鏡』『寒花』などでも受賞)。最近の劇団公演は『昭和虞美人草』、『ウィット』、『田園1968』、『逃げろ!芥川』、『摂』。
2019年公開の『兄消える』では映画監督も務める。
新国立劇場理事。新国立劇場演劇研修所副所長。日本劇団協議会会長。

     

加納朋之

赤司まり子

植田真介

細貝光司

上川路啓志

鹿野真央

髙柳絢子

松浦慎太郎

松本祐華

森 寧々

 

□スタッフ
美術:奥村泰彦 照明:塚本 悟 音楽:上田 亨 音響:中嶋直勝 衣裳:山田靖子
舞台監督:寺田 修 演出補:インディー・チャン 制作:前田麻登
宣伝デザイン:三木俊一(文京図案室)

 

下記の公演は「全国演劇鑑賞団体連絡会議」加盟の各地鑑賞団体(会員制)の運営による公演です。
各公演については右欄のお問い合わせ先にご連絡をお願いいたします。

    

月日 会館名 主催団体 tel
7/15~17 火~木 福島テルサホール 福島演劇鑑賞会 024-523-3836
7/18 けんしん郡山文化センター 中ホール 郡山演劇鑑賞会 024-938-9019
7/20、21 日、月 トークネットホール仙台
(仙台市民会館)
仙台演劇鑑賞会 022-216-5566
7/23 壮銀タクト鶴岡 鶴岡市民劇場 0235-24-6560
7/24、25 木、金 いわき芸術文化交流会館アリオス
中劇場
いわき演劇鑑賞会 0246-21-5963
7/26 會津風雅堂 会津演劇鑑賞会 0242-29-8608
7/28 トーサイクラシックホール(岩手県民会館)
中ホール
盛岡演劇鑑賞会 019-622-5073
7/29、30 火、水 SG GROUPホールはちのへ
(八戸市公会堂)
八戸市民劇場 0178-43-0615
7/31 青森市民ホール 青森演劇鑑賞協会 017-722-7944
9/20 沼津市民文化センター 小ホール 沼津市民劇場/伊豆市民劇場 055-951-2736/055-975-5455
9/21 富士市文化会館 ロゼシアター
中ホール
富士山演劇鑑賞会 0545-63-9201
9/23 島田市民総合施設 プラザおおるり 島田市民劇場/藤枝市民劇場 0547-37-7005/054-641-4349
9/24、25 水、木 グランシップ中ホール 大地 NPO法人 静岡市民劇場/清水市民劇場 054-253-6839/054-351-8191
9/26~28 金~日 浜松市福祉交流センター ホール 浜松演劇鑑賞会 053-453-9653
11/16 長岡リリックホール 長岡市芸術文化振興財団 0258-29-7715
11/20 愛媛県県民文化会館 松山市民劇場 089-943-2460
11/22 藍住町総合文化ホール 鳴門市民劇場 088-684-1777
11/23 藍住町総合文化ホール 徳島市民劇場 088-653-1752
11/24 レグザムホーム 小ホール 香川市民劇場 087-821-7891
11/25、26 火、水 高知市文化ホール かるぽーと 高知市民劇場 088-802-7538




文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10