TOP公演情報>何か いけないことを しましたでしょうか? と、いう私たちのハナシ。

文学座公演  紀伊國屋書店提携  

「 何か いけないことを しましたでしょうか?
           と、いう私たちのハナシ。 」

作:中島淳彦 / 演出:鵜山 仁
日程:2016年 6月3日(金) → 12日(日)
会場:新宿南口・紀伊國屋サザンシアター [アクセス]
 
   

 


待ちに待った『くにこ』に続く《女性シリーズ》の第二弾! 出演者は女優だけ。塩田朋子をはじめ、"個性の強い"女優ばかり9人集まった、女性の女性による女性のための(そしてちょっぴり、だらしなくも憎めない男連中のための)お芝居。文学座が誇る女優陣が、様々な人間模様を色彩豊かに演じます。
戯曲を手掛けるのは中島淳彦。女優だけのカンパニー、劇団ハートランドでも座付作家を務める中島は"女性シリーズ"を生む重要な原動力。今回は、マスコミ捏造事件の元祖と呼ばれた"イエスの方舟事件"を題材に2004年に書き下ろした旧作『プカプカ漂流記』をベースに、戦中戦後におこった劇的な価値観の変化、昨日と今日で言う事がコロッと変わる無責任な大衆という新たな視点を加え、全く新しい作品として書き下ろします。演出・鵜山仁と再びタッグを組み、市井を生きる普通の人たちが七転八倒しながらも人生を受け入れ強く生きていく姿を、笑いと涙に包んで描き出します。
実に身近で人間臭い、あれやこれやの出来事の連続に、笑い、涙する、愛すべき人情喜劇。観終えた帰り道、「人も捨てたもんじゃない、明日からまた頑張ろう!」と思える作品になります。


南九州のあるさびれた港町、昔は食堂だったであろう古びた建物に女たちは身を寄せている。
オンナたちは逃げていた。「信じられるもの」に集まってきたオンナたちは、それを不思議に思ったマスコミと大衆に追い回され、逃げ惑う。追う者は、次第に憶測だけを大きく膨らませながら追いかけ回し、逃げる者は、ただひたすらに逃げ惑う。
「信じる」中心であったオッチャンは体を壊してここにはいない。聖書と歌と共同生活に救いを求め、「生まれて生きてここにいること」に悩み続ける中で、信じたい思いと信じる続けることへの不安が入り混じる。

ワタシたち、何かいけないことをしましたでしょうか?

それでも「生きていくしかないのだ」と踏ん張って立ち上がる、おもしろくも哀しい人間賛歌。




  中島 淳彦
(なかしま あつひこ)
1961年8月24日生まれ、宮崎県日南市出身。
20歳より演劇活動を開始。劇団ホンキートンクシアターで作・演出・出演を手掛け、同劇団解散後フリーの脚本家となる。 主に人情味のある喜劇を得意とし、様々なチームに新作を書き下ろす。 現在、「劇団道学先生」「劇団ハートランド」の座付き作家。劇団道学先生 第8回公演「エキスポ」 の脚本は2001年度第46回岸田戯曲賞の候補作品にノミネートされる。以後も多方面に渡り戯曲を提供している。

文学座では『ゆれる車の音』(2006年/紀伊國屋サザンシアター)、二度目の書下ろしとなった『くにこ』と続け様に話題作を生み、全国を巡演する話題作になった。




  鵜山 仁
「作品のねらい」

            演出 鵜山 仁

文学座がこの10年間、『ゆれる車の音』、『くにこ』という作品を通して育んできた中島淳彦の世界は、現代社会における人と人とのつながりの諸相についての喜劇的考察、といった趣がある。 今回は、作者自身が2004年に書下ろし、劇団ハートランドによって再演を重ねてきた『プカプカ漂流記』という、"イエスの方舟事件"に想を得た旧作に、戦中から戦後にかけて価値観が激しく変化していく社会という視点を加味し、戦後日本のコミュニティ感覚の変遷を描き出そうという、新たな書き下ろし作品です。文学座の中堅、若手を中心とする女性のみの座組で、フィクションの次元に加え、劇団という、この奇妙な集団性の生理をもえぐり出す、深度の高いコメディを立ち上げたいと考えています。 猛々しくもたおやかな女性たちの重なりあい、ぶつかり合いのダイナミズムを、その喜怒哀楽の極限において表現出来れば。 この世に「理想」の国、「神の国」を打ち立てるためには、「現実」の滓を背負う「男」の習性と決別し、彼らとは全く別の人生観、世界観を打ち立てる必要がある。その意味でも、この女性だけのカンパニー、男の不在は、歯止めのない疾走感とともに、激しく機能してくれるだろうと期待しています。 昨今の社会の変化によって、「男世界」の風景は確実に変わりつつある。この大変化の行く先を、文学座新世代の女性アンサンブルの力を借りて幻視してみたい。これが今のところの、演出者の狙いです。

1978年、文学座附属演劇研究所に入所(17期)/1982年、座員に昇格。
俳優の意外な一面を引き出し、言葉の力を意外な方向に置き換え、常に観客の度肝を抜き続けるウィットに溢れた稀代の演出家。2007年6月~2010年8月には新国立劇場の第四代演劇芸術監督を務め、特に2009年に手掛けた『ヘンリー六世』は読売演劇大賞各賞を総なめする空前の話題作となった。
ほか、代表作に『グリークス』(文学座アトリエの会/第25回紀伊國屋演劇賞団体賞)、 『コペンハーゲン』(新国立劇場/第9回読売演劇大賞優秀演出家賞)、『父と暮せば』『円生と志ん生』(以上こまつ座)など。本年、昨年手掛けた『廃墟』(劇団東演×文化座)及び『マザンナ、わが町』(こまつ座)の舞台成果により第23回読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞




塩田朋子

金沢映子

名越志保

目黒未奈

渋谷はるか

吉野実紗

増岡裕子

高柳絢子

前東美菜子

 

□スタッフ
装置:石井強司 照明:金 英秀 音楽:吉田さとる 音響効果:秦 大介 衣裳:原まさみ
舞台監督:三上 博 演出補:所 奏 制作:矢部修治 票券:松田みず穂
宣伝美術:田辺智子 イラスト:ホセ・フランキー 宣伝写真:宮川舞子 題字:高山 薫 

 

    
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14:00  








19:00
     
 

 

     ○=夜割料金
     ★=アフタートーク

     *上演時間=2時間5分(休憩なし)


     トーク出演:中島淳彦(劇作家・演出家)
           出演者全員




□前売開始 2016年4月22日(金)/文学座支持会 先行予約4月18日(月)
(全席指定・税込)
一般 6,000円
夜 割 4,000円 (6/3.7の夜公演限定)
◎夫 婦 割  10,000円
◎ユースチケット 3,800円 (25歳以下) ※
◎中・高校生 2,500円※

◎=文学座のみ取り扱い
※ユースチケット、中・高校生券は当日劇場で年齢を証明するもの(中・高生券は学生証)を
ご提示いただきます。

□チケット取り扱い

○文学座チケット専用 0120-481034(シバイヲミヨー)
  (10時~17時30分/日祝を除く)

   ≪ご送金方法≫
    銀行振込: 三菱東京UFJ銀行 四谷支店 
            普通口座 4360713 (株)文学座切符代金口
    郵便振替: 00170-4-91348 株式会社文学座

     ※文学座チケット専用ダイヤルにてチケットをご予約の上、
     ご送金をお願い致します。ご予約時にもご案内致します。

○オンラインチケット(Gettiiカンフェティ版より) ※ご利用方法→→ ご購入
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード449-799)
e+(イープラス)(PC・携帯共通)

○キノチケットカウンター 新宿東口 紀伊國屋書店 新宿本店5F          (店頭販売/10時~18時30分)
キノチケオンライン(PC・携帯共通)

□当日券は開演1時間前より劇場受付にて販売!


紀伊國屋サザンシアター
〒151-0051 渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 
タカシマヤタイムズスクエア 紀伊國屋書店新宿南店7F 
TEL:03-5361-3321
JR新宿駅南口徒歩8分


6月22日(水)18:30開演、23日(木)14:00開演
ピッコロシアター 大ホール [アクセス]
□前売開始 2016年4月22日(金)
(全席指定・税込)
一 般 4,000円
高校生以下 2,000円
お問合せ:ピッコロシアター (9:00~21:00/月曜日休館、祝日の場合は翌日)
tel.06-6426-1940 〒661-0012 兵庫県尼崎市南塚口町3-17-8


文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10