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所長:坂口芳貞より
   
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演劇研究所所長より
 

 文学座附属演劇研究所は、1961年、文学座の創立25周年の記念事業の一つとしてスタートしました。これからの日本の演劇界を担う若い人材を発掘し育成するための研究所は、教養のある大人のためのエンターテインメントを目指す本公演、新しい舞台表現を模索するアトリエ公演とともに、文学座の演劇活動の三本柱の一つに位置づけされています。卒業生は3000名を超え、演劇界だけでなく、映画、テレビ、ラジオ、アテレコ、アニメなど幅ひろく活躍中です。
 文学座の俳優教育は、創立者の一人である岸田國士の方針で、フランスの国立音楽演劇学校(コンセルバトワール)のカリキュラムにならい、セリフを発することから始まりました。そのセリフも、いわゆる「お芝居言葉」ではなく、「生活の言葉」、生活に根ざした言語表現を身につけることが求められます。カリキュラムは実技を重視しながら、卒業後も多様な日本の現代演劇に対応できるよう様々な工夫を凝らしています。講師陣は現役の演出家・俳優・プロデューサー・演劇評論家をはじめ、音楽・体操・ダンス・アクションから能楽・作法まで各界の第一人者が揃っており、一年目の本科では、週6日間、毎日90分の授業二駒を学びます。さらに、50年前の開講当初から、年間三回、全員参加の発表会を行い、ソーントン・ワイルダーの「わが町」をスタートに、森本薫の「女の一生」、卒業公演と続きますが、その他に各講師のミニ発表会や集中講義があり、夏休みには有志が自主的に発表会を行う年もあり、文字通り、演劇漬けの一年間です。この一年が生徒諸君にとって、演劇にかかわることの意味や、演劇に何を求めるかについて考えるチャンスになればと、願っています。
 一年後、選抜されて研修科に昇格すると、1年4回の発表会と劇団員と一緒に本公演・アトリエに出演する資格を得、同時に文学座映画放送部を通して、外部の舞台公演、映像や声の出演の機会も与えられます。自由で柔軟な発想と広い視野をもって、現代演劇の未来に挑戦しようとする若々しい人材を求めます。 諸君の情熱に期待している。                                                      



研究所 所長 坂口芳貞