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TOP>公演情報>Fefu and Her Frends 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))独立行政法人日本芸術文化振興会 文学座3月アトリエの会 『Fefu and Her Frends』 作:マリア・アイリーン・フォルネス María Irene Fornés 翻訳・ドラマトゥルク:添田園子 Sonoko Soeda 演出:エリーズ・トロン Elise Thoron 日程:2026年3月17日(火)~3月29日(日) 会場:信濃町・文学座アトリエ 【文学座アトリエの会公式X】 【文学座公式Instagram】 |
劇作家マリア・アイリーン・フォルネスの代表作「Fefu and Her Friends」は、性差別や貧富による格差、同調圧力、不寛容など、現代社会において私たちが抱える根深い問題に対して、単純な善悪ではなく多様な視点から考えることの重要性を問いかけます。
観客は、"フェフの家"にしつらえた文学座アトリエの内を、外を、回遊しながら、8人の女性の心の奥底を間近で目撃します。そして、見る者を"一度には捉えきれない多層的な認識"へと導いていきます。世界には一元的な"自分の視点"だけでは認識できない諸相が存在していること、その匂い、音、表情、手触りを豊かに感じとることができる作品です。
演出は、劇作家と同じくニューヨーク出身のエリーズ・トロン。文学座アトリエの会としては58年ぶりの海外演出家の招聘となります。本作品を創作するため、事前に幾度となく来日を果たしてきたエリーズは、カンパニーとの豊かな交流時間を設け、戯曲が持つ普遍的かつ現代的なテーマを日米の異なる視点を包み込みながらじっくりと掘り下げています。
文学座創立90周年という節目の年を目前に、従来のアトリエの会から一歩も二歩もはみ出すような、冒険心に溢れた作品をお届けします。

8人の女、ある3月の一日
旧友たちがフェフの家へとやってくる。彼女たちは教育に芸術を取り入れようと資金集めを企画し、そのプレゼンテーションの練習をしている。フェフは型破りな言動で場を揺さぶるが、友人たちは彼女を深く信頼している。事故の影響で幻覚に苦しむジュリアの痛みは、女たちが抱える葛藤と謎めいたつながりを持っていた……。

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現代で最も偉大で、最も知られていない劇作家と呼ばれているマリア・アイリーン・フォルネス(1930~2018)。これまでに50本以上の作・演出を手がけ、アメリカ国内はもとより、キューバ、ペルー、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、デンマーク、スウェーデン、ロシア、インドなど世界各地で上演されている。1960 年代のオフ・オフ・ブロードウェイ・ムーブメントの立役者であるフォルネスは、生涯功労賞を含む前例のない9つのオビー賞を受賞しており、「What Of The Night?」はピューリッツァー賞戯曲部門の最終候補となった。彼女の戯曲は簡潔で詩的であり、非常に力強い作品である。 フォルネスは、劇作、演出だけでなく、実験的な戯曲について影響力のある教育者でもあり、彼女に育てられた多くの著名なラテン系劇作家たちは、今も全米で活躍している。 彼女のレガシーを保存・促進するために、フォルネス研究所が設立されている。 |
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1997年に文学座附属演劇研究所へ入所、2002年に座員となり舞台俳優の道を進む。 俳優としての活動の他に、企画・翻訳も精力的に手掛ける。2003年『Just Business ―商談―』(作:ロジャー・ルーフ/演出:鵜山仁)、2008年『パイドラの愛』(作:サラ・ケイン/演出:松井周)、2010年『山羊…それって…もしかして…シルビア?』(作:エドワード・オルビー/演出:鵜山仁)など。 2008年Asian Cultural Councilの助成を得てニューヨークで現代演劇を研究・調査。その後、海外制作作品へ積極的に出演。他分野の表現者たちとつくる演劇、観客が鑑賞のみに留まらない演劇について考察し始める。また自身の出産を機に、子育て中の俳優が出演し、子どもと大人が自分の好きなことや得意なことで参加できる演劇づくりを目指し、作・演出として活動を続けている。2020年『ブレーメンのおんがくたい』文学座こどもげきオンライン企画、2022年『こんにちは おにさん』文学座なつやすみこどもフェスィバル・豊岡演劇祭など。 |
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アメリカの劇作家、演出家、翻訳家であり、彼女の作品は故郷のニューヨークだけでなく、国際的に広く上演されている。エリーズは、相互理解と人間的なつながりを育む演劇の力を信じており、国内外の演劇プロジェクトを通じて多様な人々を対話の場へと導いてきた。
長年にわたり芸術を通じた国際文化交流に尽力し、ロシア、オランダ、イギリス、ブラジル、キューバ、日本で数多くのライブパフォーマンスを手掛けており、日本では10年以上にわたり日米バイリンガルパフォーマンス「Recycling: Washi Tales」を和紙造形作家の伊部京子と共に創作、その記録として『The Way of Washi Tales』を執筆した。 また、本作品「Fefu and Her Friends」が初演されたアメリカン・プレイス・シアターの副芸術監督として、長い間、劇作家の育成にも携わる。現在はLiterature to Lifeの共同設立者・芸術監督として、若者の読書への関心を高めるため、本に書かれている言葉だけを用いた、俳優1人で見せる演劇作品を創作し、演劇リテラシー・プログラムとして30年に渡り全米で大きな成功を収めている。 |
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□スタッフ
美術=乘峯雅寛 照明=阪口美和 音響=丸田裕也 衣裳=藤野マコ 舞台監督=加瀬幸恵 通訳:原 啓太
制作=企画事業部 宣伝デザイン=kyo
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この作品は劇場内を移動しながら様々な場所で上演を行います。シーンによってお客様に移動していただくことをご了承ください。
また一部は立ち見になる場合があります。
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| 火 | 水 | 木 | 金・祝 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
| 13:00 | 〇★ | 〇 | 〇◆ | 〇 | 〇★ | 休 演 日 |
〇 | 〇★ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| 18:30 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※受付開始:開演45分前 開場:開演30分前
◎=初日プレゼントあり
★=終演後にアフタートーク予定、詳細はホームページにて
18(水)13:00の回
22(日)13:00の回
25(水)13:00の回
◆=シンポジウム「フォルネスと国際演劇プロジェクト」
20日(金・祝)終演後、有料(予定)
登壇者:Elise Thoron(演出)、Gwendolyn Alker(Fornes Institute/ニューヨーク大学准教授)、戸谷陽子(東京国際大学教授)、鵜山 仁
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□前売開始 2026年2月13日(金) 10:00~(オンラインチケット先行) / 11:00~(電話予約)
□文学座支持会先行前売 2月6日(金)~ / パートナーズ倶楽部先行前売 1月末



(全席指定・消費税込)
前売 5,500円
当日 5,800円 ※1
U-30チケット(30歳以下) 3,500円 ※2 高校生以下 1,000円 ※2
♫ギフトチケット♫
ご自分のチケット+3,000円で子どもや親子に観劇体験をプレゼント!詳しくは文学座HPをご覧ください。
■お問合せ・お申込み・ご購入は 文学座 TEL:03-3351-7265 (10:00~18:00 / 土日祝除く)まで■
※1 = 当日券は開演の2時間前より 03-3353-3566(文学座当日券専用) にて承ります。
※2 = ご観劇当日、年齢を確認できる身分証をご提示ください。
※3 = 新宿区に在住・在勤の方対象。お申込みは電話のみ。
*未就学児の入場はご遠慮ください。
*車イスでのご来場のお客様は、必ず購入時に文学座までお知らせください。
□チケット取り扱い
○文学座オンラインチケット
Webでお気軽にクレジットカード払い・コンビニ発券ができます。
24時間いつでも購入可能!!座席表を見ながら、お好みの席を選べます。
○文学座チケット専用ダイヤル 0120-481034(シバイヲミヨー) (11:00~17:30 / 土日祝除く)
お電話でのご予約でもコンビニでお支払い・発券が可能です。(要手数料)
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●文学座アトリエ
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10
TEL:0120-481034/03-3351-7265
JR中央・総武線「信濃町駅」より徒歩5分
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」より徒歩9分
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文学座 03-3351-7265 (10:00~18:00 / 土日祝除く)
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))









