TOP>公演情報>五十四の瞳 文学座公演 『 五十四の瞳 』 作:鄭 義信 演出:松本祐子 日程:2020年11月6日(金)~11月15日(日) 会場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 地方公演はこちら
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寄る辺なき人々が集う廃れた映画館を舞台に、自分より弱い者をいじめずにはいられない人間の弱さ、加害者と被害者という二元論では割り切れない危うい人間関係を描いた『大空の虹を見ると私の心は躍る』から5年、また鄭義信と松本祐子のコンビが帰って来ます。
映画『月はどっちに出ている』『愛を乞う人』の脚本で知られる鄭義信は、演劇界でも、2008年に東京・ソウルで上演された新国立劇場制作『焼肉ドラゴン』でその年の演劇賞を総ナメにした現代日本を代表する劇作家です。傷つきながらも、たくましく生きるマイノリティたちの姿をコミカルに愛情を込めて描き、観客の共感を得てきました。演出の松本祐子は、文学座初演出の鄭義信作『冬のひまわり』(文学座アトリエの会)で好評を得て、注目を浴びました。『冬のひまわり』『大空の虹を見ると私の心は躍る』で、明るく見える人の心の中の屈託を描き、涙と笑いを巻き起こした鄭義信と松本祐子が、経験を重ね、どのような世界を創り出すかご期待下さい。
舞台は戦後間もないころの瀬戸内海に浮かぶ小さな島。
採石業が唯一の産業であるこの島には学校がひとつしかなく、それは朝鮮人学校であった。
柳仁哲(ユ・インチョル)と新しく赴任した何やら訳ありな女性教師、康春花(カン・チュンファ)の下、日本人も朝鮮人も分け隔てなく学んでいた。しかしある日、占領軍(GHQ)が全国の朝鮮人学校閉鎖を宣言する。これに対し大阪や神戸で大規模な抗議デモが巻き起こった。
このままでは俺たちの学校もなくなってしまう!
少年たちは神戸の抗議デモに参加するため、親や先生に内緒で島を飛び出していくのだった…。
鄭 義信 (ちょん・うぃしん) |
93年に『ザ・寺山』で第38回岸田國士戯曲賞を受賞。その一方、映画に進出して、98年には、『愛を乞うひと』でキネマ旬報脚本賞、日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第一回菊島隆三賞、アジア太平洋映画祭最優秀脚本賞など数々の賞を受賞した。舞台『焼肉ドラゴン』では第8回朝日舞台芸術賞 グランプリ。第12回鶴屋南北戯曲賞。第16回読売演劇大賞 大賞・最優秀作品賞。第59回芸術選奨 文部科学大臣賞。など数々の演劇賞を総なめにした。近年では『すべての四月のために』『赤道の下のマクベス』『泣くロミオと怒るジュリエット』と話題作を生み出している。コロナ禍の影響により公演半ばで中止となった『泣くロミオと怒るジュリエット』の戯曲がリトルモアより緊急出版された。2018年には映画『焼肉ドラゴン』で初監督を務める。2014年春の紫綬褒章受賞。
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松本祐子 |
優しくて痛い鄭さんの言葉…鄭義信さんの紡ぐ言葉は、「ひらがな」な肌触りの言葉です。ごつごつした概念ではなくて、誰でもが日常に感じるささやかな喜びや痛みがやわらかな言葉ですうっと身体の中に心の中に入って来ます。でもそれは同時に、激しい怒りを伴ったひりひりした言葉です。それはすうっと入って来るからこそ、一層、痛いのです。いつもその言葉に震えさせられます。今回の舞台は島の学校、言葉を教える場所が物語の中心になります。「言葉という、その人を形づくる大切なものについて、鄭義信さんの優しくて痛い言葉が語る。」そんな物語を共に作り上げたいと思っています。 明治大学文学部文学科演劇学専攻卒業。1992年文学座附属演劇研究所入所(32期)。 1997年座員昇格。文学座で初めて演出した『冬のひまわり』(作/鄭義信 文学座アトリエの会)の好評により注目される。 その後1999年文化庁在外研修員として1年間、ロンドンにて研修。帰国後、文学座アトリエの会において『ペンテコスト』『ホームバディ/カブール』など異文化間の対立を描いた問題作を発表。 『ペンテコスト』 はその上演により湯浅芳子賞受賞。2006年、『ぬけがら』(文学座アトリエの会) 『ピーターパン』(ホリプロ)の演出により第47回毎日芸術賞―千田是也賞受賞。 その他主な演出作品に『犀』『トロイアの女たち』(以上文学座アトリエの会)『秋の螢』『大空の虹を見ると私の心は躍る』(以上、文学座本公演)『やけたトタン屋根の上の猫』『鳥瞰図』(以上、新国立劇場)『ウーマン・イン・ホワイト』(ホリプロ)『ミザリー』(コマプロダクション)『罠』(俳優座劇場プロデュース)など。 近作に『ヒトハミナ、ヒトナミノ』(企画集団マッチポイント)『スリーウインターズ』(文学座アトリエの会)、『一銭陶貨 ~七億分の一の奇跡~』。 第五十四回紀伊国屋演劇賞個人賞受賞、第27回読売演劇大賞最優秀演出家賞受賞(いずれも『ヒトハミナ、ヒトナミノ』『スリーウインターズ』の演出に対して)。 |
たかお 鷹 |
神野 崇 |
越塚 学 |
杉宮匡紀 |
川合耀祐 |
山本道子 |
頼経明子 |
松岡依都美 |
□スタッフ
美術:乘峯雅寛 照明:賀澤礼子 音楽:芳垣安洋、高良久美子 音響:丸田裕也 衣裳:宮本宣子
舞台監督:岡野浩之 演出補:的早孝起 アクション:渥美 博 韓国語指導:李 知映 方言指導:林田一高
制作:友谷達之、最首志麻子、白田 聡
宣伝美術:伊波二郎(イラスト)、小田善久(デザイン)
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金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
13:30 | ● | ● | ● | ● | 貸 切 |
● | ● | |||
18:30 | ★ | ★ | ◎ |
★=夜割
詳しくはこちらをご覧ください。
★視聴チケット販売期間:10月26日(月)10:00~11月18日(水)20:00まで
※配信日2日前(11/10(火)AM00:00)からはカード決済のみでの販売となります。
★視聴チケット料金:3,000円(消費税込・別途手数料)
★支持会員様は購入される前に必ず別途お送りしたお知らせをご覧ください。
特別優待のご案内を送付致しました。
□前売開始 2020年10月5日(月)
(全席指定・税込)
一 般 6,200円
夜 割 4,500円(11/6・9の夜公演限定)
ユースチケット 3,800円 (25歳以下) ※
◎夫 婦 割 11,000円
◎中・高校生 2,500円 ※
※ご来場の際にユースチケットは年齢を証明するもの、中・高校生は学生証を当日劇場でご呈示いただきます。
◎印=文学座のみ取り扱い
□チケット取り扱い
○文学座オンラインチケット
Webでお気軽にクレジットカードやコンビニ払い・発券が可能な新システムを導入しました。
24時間いつでも購入可能!!座席表を見ながら、お好みの席を選べます。
○文学座チケット専用ダイヤル 0120-481034(シバイヲミヨー)(10時~17時30分/日祝を除く)
≪お支払い方法≫
ご予約後、郵便振替用紙をチケットと同封して郵送いたしますので、到着後にお振込みください。銀行振込をご希望の場合は下記口座をご利用ください。
≪ご送金方法≫
銀行振込: 三菱UFJ銀行 四谷支店
普通口座 4360713 (株)文学座切符代金口
郵便振替: 00170-4-91348 株式会社文学座
○チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード502-546)
○e+(イープラス)(PC・携帯共通)
○キノチケットカウンター 紀伊國屋書店 新宿本店5F(店頭販売/10:30~18:30)
○キノチケオンライン
○Gettii
●紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
〒151-0051 渋谷区千駄ヶ谷5-24-2
タカシマヤタイムズスクエア南館7階
TEL:03-5361-3321
JR新宿駅南口徒歩8分
八尾市文化会館プリズムホール [アクセス]
11月18日(水)19:00開演
□前売開始 2020年10月11日(日)10時00分~
料金(全席指定・税込)
一 般 4,200円(当日300円増)
フレッシュシート25(25歳以下)1,000円
障がい者割引 3,600円 ※本人及び付添の方1名まで(当日300円増)
文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10