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文学座9月アトリエの会  

アナトミー・オブ・ア・スーサイド
  ― 死と生をめぐる重奏曲 ―
   



原題『Anatomy of a Suicide』
作:アリス・バーチ
訳:關 智子
演出:生田みゆき
   
日程:2023年9月11日(月)~9月23日(土・祝)
   
会場:信濃町・文学座アトリエ
上演時間 2時間 (途中休憩を含みます)

本公演では喫煙シーンがございます。
タバコの形状をしたニコチンとタバコタールが0の
茶葉スティックを使用しています。


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タイムスケジュール【追加公演含】    チケット料金

イギリスの演劇・映画界で注目を集める若手劇作家・脚本家のアリス・バーチが描いた本作は、英語圏の女性作家が対象のスーザン・スミス・ブラックバーン賞を受賞した話題作。三世代の物語が舞台上で同時に進行していく実験的な舞台を、若手演出家、生田みゆきが2021年のリーディング公演(ワールド・シアター・ラボ『自殺の解剖』(アナトミー・オブ・ア・スーサイド))を経て、満を持して文学座アトリエにて上演いたします。

今、生きづらさを感じる私たちの、未来への小さな突破口になりますように。

※「アナトミー・オブ・ア・スーサイド」は直訳で「自殺の解剖」となり、自殺をテーマとして扱っています。


命を未来に繋ぐことへの希望と恐怖―その狭間で揺れる三世代の女性の物語。

自殺願望を持ちながらも母としての役割を果たそうとするキャロル、
薬物中毒に苦しみつつ自分の居場所を見つけようとするアナ、
母親を早くに失い、医者として人間の死と生に常に向き合うボニー。
三世代の物語は舞台上で同時に進行していく実験的な構造となっている。
そこで紡がれる言葉は時に呼応し、共鳴しながら重奏曲のように奏でられていく。
《母であること、女性であること、生き続けること、命をつなぐこと》
自問自答を繰り返し、3人はそれぞれ決断していく。

    アリス・バーチ  Alice Birch
1986年、イギリス生まれ。
18歳でロンドンにあるロイヤルコートシアターの若手作家プログラムに参加。
2011年『Many Moons』が初の長編戯曲として上演される。
2014年『Revolt. She Said. Revolt Again』でジョージ・ディヴァイン賞を受賞。
2018年『アナトミー・オブ・ア・スーサイド』でスーザン・スミス・ブラックバーン賞を受賞。
近年は、2016年『レディ・マクベス』(脚本)、2021年『帰らない日曜日』(脚本)と映画脚本での活躍も目立つ。


    關 智子(せき・ともこ)
 2010年以降、「継承」を意識する出来事があった。 3.11では途方もなく長期に亘り後の世代に汚染したものを残してしまうことが明らかにされたし、それを覆い隠すように行われたオリンピックは「レガシー」を連呼した。 崩壊が見えてきた地球環境を背負わされた身として、グレタ・トゥーンベリ氏は激怒する。 私たちは継承し、継承させていく。 本作品は、「継承」に選択肢があることを示しているのではないだろうか。 私たちは選択できる。 継承するという選択、継承しないという選択。 各登場人物の選択は、ドイツ、イギリスで物議を醸した。 物議を醸すことは、話題にされず隠されてきたことが表面化する機会でもある。 日本でもそうなる期待を込めている。
 本戯曲作品は国際演劇協会(ITI)日本センターによる企画ワールド・シアター・ラボ第1弾として取り上げられ、リーディング上演が行われた(『自殺の解剖』、生田みゆき演出、2021年)。翻訳にあたり、ライター/編集者の村上祥子さんに本作品をご紹介いただき、またワールド・シアター・ラボの参加者および関係者の皆さんにご協力いただいたことをここに記して謝辞に代える。


博士(文学)、早稲田大学文学学術院講師(任期付)。専攻は西洋演劇(現代英国演劇、戯曲理論)。批評や翻訳も行う。著書に『逸脱と侵犯 サラ・ケインのドラマトゥルギー』(水声社、近刊予定)、共著書に『紛争地域から生まれた演劇』(ひつじ書房、2019年)、『西洋演劇アンソロジー』(月曜社、2019年)。戯曲翻訳にナシーム・スレイマンプール『白いウサギ、赤いウサギ』。



生田みゆき
(いくた・みゆき)
折しも「異次元の少子化対策」が議論されていますが、特に「母親になること/ならないこと」は、女性にとって(同時にその周りにいる人にとっても)人生の大きな選択の一つで、いずれを選んでもそこには様々な喜びと苦しみがあるはずです。 この戯曲では三世代の物語を舞台上で同時進行させることで、その喜びや苦しみをミクロな視点だけでなくより俯瞰したマクロな視点からも描き出しています。 私たちはもっと自由に、もっと様々な形で命を充実させられないか、命を未来に繋いでいけないか。私たちの周りに息づいている沢山のものに気付き、繋がっていけないか。 今ある苦しみがなくなるわけではありませんが、この新たな眼差しが、未来への小さな風穴を開けてくれると信じています。


大阪府出身
東京藝術大学大学院 音楽研究科修士課程修了
2011年文学座附属演劇研究所入所(51期)
2016年座員に昇格
2010~2014年、「ペーター・コンヴィチュニー オペラ演出ワークショップ」(滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール主催)に参加。
2016年、ドイツ文化センターの文化プログラムの語学奨学金(芸術分野対象)を得て、ドイツに滞在。
2017年アトリエの会『鳩に水をやる』で文学座を初演出。
その後、文学座では2018年『最後の炎』、2020年『ガールズ・イン・クライシス』を演出。
直近では、2022年『建築家とアッシリア皇帝』(主催:世田谷パブリックシアター)、2023年パレスチナ演劇上演シリーズ『占領の囚人たち』(主催:名取事務所)と文学座外での活躍も著しい。


 

場面別配役表

        

沢田冬樹

鈴木弘秋

目黒未奈

栗田桃子

渋谷はるか

山森大輔

吉野実紗

梅村綾子

柴田美波

磯田美絵

村上 佳

鶴田しげ里

 

□スタッフ
美術=乘峯雅寛     照明=賀澤礼子  音響=藤平美保子   衣裳=宮本宣子
舞台監督=的早孝起   制作=白田 聡、谷口邦明、鈴木美幸    宣伝美術=荒巻まりの



                                      
  9/11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
  月祝 土祝
13:30   ××

××× × ×      
18:30×   ×       × ×        

           
            ×…公演中止 公演中止のお知らせ

            ※開場は開演の30分前
       
   
     ☆ 本作品の創作過程を記した「創作解剖書」をプレゼント!
    (9/13追記)9月11日~13日にご予約+お振替頂きました皆様を対象に、振替日にお渡しいたします。
     ★アフタートーク 25日と28日のアフタートーク詳細は後日発表。 
     13日 13:30~  男性キャスト 沢田冬樹×鈴木弘秋×山森大輔×村上 佳
      15日 18:30~  2021年「ワールド・シアター・ラボ」リーディング公演メンバー
                 亀田佳明×渋谷はるか×梅村綾子×磯田美絵×sara×生田みゆき
      18日 13:30~  女性キャスト 目黒未奈×栗田桃子×吉野実紗×柴田美波×鶴田しげ里
     20日 18:30~  翻訳×演出  關 智子×生田みゆき

      25日 18:30~  翻訳×演出  關 智子×生田みゆき
      28日 13:30~  沢田冬樹×山森大輔×吉野実紗×柴田美波×磯田美絵×村上 佳
      
    

□前売開始 2023年8月7日(月)10:00~(オンラインチケット先行)/11:00~(電話予約)

文学座支持会先行前売 7月31日(月)/ パートナーズ倶楽部先行前売 7月26日(水)
(全席指定・消費税込)
前売 4,600円
当日 4,800円※1

◎ユースチケット 2,700円 (前売・当日共に、25歳以下) ※2

◎三人割 12,900円 (文学座でのみ取り扱い) ※3

※1 = 当日券は開演の3時間前から専用の電話回線 (03-3353-3566) にて先着販売となります。
※2 = ユースチケットはご観劇当日、年齢を証明するものをご呈示いただきます。
※3 = 同一公演・3枚同時予約のみ適用。

*車イスでのご来場のお客様は、必ず購入時に文学座までお知らせください。
*未就学児の入場はご遠慮ください。


□チケット取り扱い

文学座オンラインチケット
Webでお気軽にクレジットカードやコンビニ払い・発券が可能な新システムを導入しました。
24時間いつでも購入可能!!座席表を見ながら、お好みの席を選べます。

○文学座チケット専用ダイヤル 0120-481034(シバイヲミヨー)(11時~17時30分/日祝を除く)
≪お支払い方法≫
お電話でのご予約でもコンビニでお支払い・発券が可能です。(要手数料)
ご希望の方は郵便振替用紙をチケットと同封して郵送いたしますので、到着後にお振込みください。銀行振込をご希望の場合は下記口座をご利用ください。
≪ご送金方法≫
銀行振込: 三菱UFJ銀行 四谷支店 
普通口座 4360713 (株)文学座切符代金口
郵便振替: 00170-4-91348 株式会社文学座

e+(イープラス)(PC・携帯共通)



文学座アトリエ 〒160-0016 東京都新宿区信濃町10 
TEL:0120-481034/03-3351-7265
JR中央・総武線「信濃町駅」より徒歩5分
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」より徒歩9分

  



文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10