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文学座公演  

『 五十四の瞳 』    

作:鄭 義信
演出:松本祐子
→ 公演ブログ



 

鄭義信と松本祐子のコンビで2020年に上演した『五十四の瞳』がパワーアップして帰ってきます!

映画『月はどっちに出ている』『愛を乞う人』の脚本で知られる鄭義信は、演劇界でも2008年に東京・ソウルで上演された『焼肉ドラゴン』(新国立劇場)でその年の演劇賞を総ナメにした現代日本を代表する劇作家です。 傷つきながらも、たくましく生きるマイノリティたちの姿をコミカルに愛情を込めて描き、観客の共感を得てきました。
松本祐子は鄭義信作『冬のひまわり』(文学座アトリエの会)で文学座の演出家としてデビューし、好評を得て注目を浴びました。
その鄭義信×松本祐子が『冬のひまわり』『秋の蛍』『大空の虹を見ると私の心は躍る』に続くコラボレーション作品として2020年に上演した『五十四の瞳』は大好評のうちに幕を下ろしをしました。
3年の時を経て待望の再演です!どうぞご期待下さい!


舞台は戦後間もないころの瀬戸内海に浮かぶ小さな島。
採石業が唯一の産業であるこの島には学校がひとつしかなく、それは朝鮮人学校であった。
柳仁哲(ユ・インチョル)と新しく赴任した何やら訳ありな女性教師、康春花(カン・チュンファ)の下、日本人も朝鮮人も分け隔てなく学んでいた。しかしある日、占領軍(GHQ)が全国の朝鮮人学校閉鎖を宣言する。これに対し大阪や神戸で大規模な抗議デモが巻き起こった。
このままでは俺たちの学校もなくなってしまう!
少年たちは神戸の抗議デモに参加するため、親や先生に内緒で島を飛び出していくのだった…。


鄭 義信
(ちょん・うぃしん)

1993年に『ザ・寺山』で第38 回岸田國士戯曲賞を受賞。映画の脚本も手がけ、『月はどっちに出ている』『愛を乞うひと』でキネマ旬報脚本賞など数々の賞を受賞。『焼肉ドラゴン』(2008)で読売演劇大賞 大賞・最優秀作品賞、芸術選奨 文部科学大臣賞など、演劇賞を総なめにし、2014年春の紫綬褒章受章。2018 年には同名映画で初監督を務めた。『赤道の下のマクベス』(2018)、『泣くロミオと怒るジュリエット』(2020)と、作・演出の話題作を生み出す中、自身の劇団「ヒトハダ」を立ち上げ、旗揚げ公演『僕は歌う、青空とコーラと君のために』(2022、作・演出)を上演。さらに、THEATER MILANO-Za オープニングシリーズ/ COCOONPRODUCTION 2023 として、世界の映画賞に輝いた『パラサイト 半地下の家族』を日本で舞台化(台本・演出)、好評を博した。





  松本祐子


大阪府生まれ。1992年文学座附属演劇研究所入所、1997年文学座座員に昇格。1999年文化庁在外研修員として1年間ロンドンで研修。文学座内外で様々な種類の作品を演出。2002年『ペンテコスト』の上演に対して第9回湯浅芳子賞受賞。2006年『ぬけがら』、『ピーターパン』の演出で第47回毎日芸術賞の千田是也賞受賞。2020年『ヒトハミナ、ヒトナミノ』『スリーウインターズ』の演出で第54回紀伊國屋演劇賞個人賞、第27回読売演劇大賞最優秀演出家賞受賞。『スリーウインターズ』は読売演劇大賞優秀作品賞、第12回小田島雄志翻訳戯曲賞、第7回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞も受賞。2021年『五十四の瞳』の演出で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。日本演出者協会理事、桜美林大学、明治大学非常勤講師。


     

たかお 鷹

神野 崇

越塚 学

杉宮匡紀

川合耀祐

金沢映実

頼経明子

松岡依都美

 

□スタッフ
美術:乘峯雅寛 照明:賀澤礼子 音楽:芳垣安洋、高良久美子 音響:丸田裕也 衣裳:宮本宣子 
アクション:渥美 博 韓国語指導:李 知映、キム セオル 方言指導:森 寧々 舞台監督:加瀬幸恵、寺田 修
演出補:インディー・チャン 制作:前田麻登
宣伝美術:伊波二郎(イラスト)、小田善久(デザイン)

下記の公演は「全国演劇鑑賞団体連絡会議」加盟の各地鑑賞団体(会員制)の運営による公演です。
各公演については右欄のお問い合わせ先にご連絡をお願いいたします。
    

月日 会館名 主催団体 tel
8/18、19 金、土 神戸文化ホール 中ホール 神戸演劇鑑賞会 078-381-8244
8/20、21 日、月 DMG MORIやまと郡山城ホール
大ホール
奈良演劇鑑賞会 0742-49-0448
8/23 紀の川市 粉河ふるさとセンター
大ホール
紀北演劇鑑賞会 0736-73-8551
8/24 阪南市立文化センター
〈サラダホール〉
泉南演劇鑑賞会 072-472-3804
8/25、26 金、土 和歌山城ホール 大ホール 和歌山演劇鑑賞会 073-433-1151
8/27、28 日、月 京都市呉竹文化センター 京都労演 075-211-7855
9/2 ★アクリエひめじ 中ホール 公益財団法人姫路市文化国際交流財団 079-284-5806
9/8、9 金、土 ★可児市文化創造センター 財団法人可児市文化芸術振興財団 0574-60-3311
9/11 藤枝市民会館 藤枝市民劇場 054-641-4349
9/12、13 火、水 静岡市民文化会館 中ホール NPO法人 静岡市民劇場 054-253-6839
9/14 下田市民会館 下田市民劇場 0558-23-2933
9/16 沼津市民文化センター 沼津市民劇場
/伊豆市民劇場
055-951-2736
/055-975-5455
9/18 静岡市清水文化会館 マリナート
中ホール
清水市民劇場 054-351-8191
9/19 富士市文化会館 ロゼシアター
中ホール
富士山演劇鑑賞会 0545-63-9201
9/20 島田市民総合施設
プラザおおるり
島田市民劇場 0547-37-7005
9/21~23 木~土 アクトシティ浜松 大ホール 浜松演劇鑑賞会 053-453-9653
9/25 浜北文化センター 大ホール 浜松北市民劇場 053-586-1919


★アクリエひめじ、可児市文化創造センター以外の公演は「全国演劇鑑賞団体連絡会議」加盟の各地鑑賞団体(会員制)による主催公演です。会員以外の方はご覧頂けません。観劇ご希望の場合は各団体へのご入会をお勧めします。詳細は右欄の連絡先にお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。