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TOP>公演情報>あの子はだあれ、だれでしょね![]() 文学座9月アトリエの会 作:別役 実 演出:藤原新平 日程:2015年9月16日[水]→30日[水] 会場:信濃町文学座アトリエ
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息の合った別役実と藤原新平のコンビによる「アトリエの会」20作品目の舞台が4年ぶりに登場!劇作開始以来、一貫して社会の不条理を鋭くえぐり、日常に潜む闇を照射してきた別役実が、今回も2012年に起きた尼崎連続変死事件を題材に、恐怖と狼狽を笑いに変える別役ワールドをアトリエいっぱいに繰り広げます。
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主婦2 私が言ったのと取りかえる……? ロープでしめ殺したのと……。
主婦3 あら、あなた、朝のコーヒーに農薬を入れたんじゃなかった……?
主婦2 やめたのよ、それは……。
(主婦1に)言ったじゃない、あれだと体験感が残らないって……。
主婦1 そうだった……?
主婦2 ロープの場合はね、敵の首にまいて、グッと引っぱった時に、この手の中に、
ギュッて手応えが残るわ……。後になってその時のことを思い出したい時も、
座布団にロープをまいて引っぱれば、ああ、こんな風だったわって……。
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![]() 別役 実 (べつやく みのる) |
劇作家、1937年満州・新京生まれ。 早稲田大学で出会った鈴木忠志らとともに新劇団自由舞台で演劇活動を開始。 1954年頃から劇作を始め、以後、現在に至るまで文学座をはじめとする様々な団体に脚本提供。 旺盛な執筆活動はこれまでに139本の作品を生み出している。 フランスの不条理劇作家ベケットに影響を受け、 小市民の日常から社会の暗部を照らし出す独特の ブラックユーモアで"和風"不条理演劇世界を確立した。 現在活躍している劇作家からも篤く敬意を集める現代演劇の巨人である。 文学座への新作戯曲の提供はこれまで26作品にのぼり(今回の作品は27本目)、 その内23作品が今回の『あの子はだあれ、だれでしょね-尼崎連続変死事件より-』と同じ藤原新平の演出による。 戯曲作品以外にも童話『淋しいおさかな』『黒い郵便船』、エッセイ『電信柱のある宇宙』『虫づくし』、 評論『台詞の風景』『別役実の犯罪症候群』など活動分野は多岐に亘っている。受賞歴としては、 1967年に『マッチ売りの少女』『赤い鳥の居る風景』で第13回岸田國士戯曲賞、 1970年『不思議な国のアリス』『街と飛行船』その他の脚本により第5回紀伊國屋演劇賞個人賞、 1987年『ジョバンニの父への旅』『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』で第38回芸術選奨文部大臣賞、 同年『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』で第39回読売文学賞戯曲賞 、1998年第39回毎日芸術賞特別賞、 2008年『やってきたゴドー』で第11回鶴屋南北戯曲賞、2012年「長年にわたる劇作活動」によって第19回読売演劇大賞芸術栄誉賞受賞、ほか授賞多数。2013年日本藝術員会員となる。 |
![]() 藤原新平 (ふじわら しんぺい) |
1963年演出部嘱託として入座。翌1964年座員昇格。 1965年『自由の最初の日』(作/レオン・クルチコフスキー、訳/中本信幸、アトリエの会公演)で初演出を務め、以後劇団内外で活発な活動を続けている。 文学座内では、1973年『熱海殺人事件』(作/つかこうへい、アトリエの会)の初演や、22作品にのぼる別役作品など数々の名舞台を作り続けている。 受賞歴は、1978年『海ゆかば水漬く屍』(作/別役実、アトリエの会)ほか別役作品の演出成果により第13回紀伊國屋演劇賞個人賞、1996年劇団仲間公演『十二月』(作/小山祐士)で文化庁芸術祭賞優秀賞、1997年兵庫県立ピッコロ劇団公演『風の中の街』(作/別役実)で紀伊國屋演劇賞団体賞、1997年『雨が空から降れば』(作/別役実、紀伊國屋ホール)で文化庁芸術祭優秀賞、2004年兵庫県文化功労賞など受賞歴多数。 |
![]() 寺田路恵 |
![]() 玉井 碧 |
![]() 吉野由志子 |
![]() 南 一恵 |
![]() 古坂るみ子 |
![]() 名越志保 |
![]() 鬼頭典子 |
![]() 戸井田 稔 |
![]() 関 輝雄 |
![]() 藤側宏大 |
□スタッフ
美術/乘峯雅寛 照明/賀澤礼子 音響効果/原島正治 衣裳/中村洋一 舞台監督/富田稔英
制作/日下忠男 票券/最首志麻子 宣伝美術/太田克己 イラスト/上田みゆき
9/16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | |
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水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 | |
14:00 | ● |
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休 演 日 |
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19:00 | ● |
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★=アフタートーク
※「文学座通信7月号」で9/24(木)は19時開演とご案内しましたが、14時開演の誤りでした。訂正のうえお詫び申し上げます。
アフタートーク① 9/22(火)
岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館館長/早稲田大学文学学術院教授) × 藤原新平(演出)
進行:木村光則(毎日新聞記者)
岡室美奈子:三重県生まれ。アイルランド国立大学ダブリン校で博士号を取得。1997年、早稲田大学文学部専任講師、助教授を経て2005年より教授。現代演劇研究、 テレビドラマ研究、特にサミュエル・ベケット研究を専門とする。2013年には、 早稲田大学演劇博物館の第8代館長に就任した。主な編著書に、『知の劇場、演劇の知』(ぺりかん社)、『ベケット大全』(白水社)、『六○年代演劇再考』(水声社)、共訳書に『ベケット伝 上・下』(白水社)などがある。
アフタートーク② 9/27(日) 藤原新平(演出)と 出演者による座談会
□前売開始 2015年8月8日(土)
(全席指定・税込)
前売・電話予約 4,000円
当日券 4,300円
◎ユースチケット 2,500円 (前売・当日共に、25歳以下・文学座のみ取扱い) ※
※ユースチケットはご観劇当日、年齢を証明できるものをご呈示いただきます。
※当日券は開演の3時間前から専用の電話回線 (03-3353-3566) にて先着販売となります。
□チケット取り扱い
○文学座チケット専用 0120-481034(シバイヲミヨー)
(10時~17時30分/日祝を除く)≪ご送金方法≫
銀行振込: 三菱東京UFJ銀行 四谷支店
普通口座 4360713 (株)文学座切符代金口
郵便振替: 00170-4-91348 株式会社文学座※文学座チケット専用ダイヤルにてチケットをご予約の上、
必要に応じてご送金をお願い致します。ご予約時にもご案内致します。
○電子チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード444-873)
○e+(イープラス)(PC・携帯共通)
○オンラインチケット(Gettiiカンフェティ版より)
※ご利用方法→→ ご購入『あの子はだあれ、だれでしょね』
●文学座アトリエ
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10
TEL:0120-481034/03-3351-7265
JR中央・総武線「信濃町駅」より徒歩5分
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」より徒歩9分
文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日/祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10