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文学座公演

「 女 の 一 生 」

作:森本 薫 / 補訂・演出:戌井市郎による
演出補:鵜山 仁

東京公演:会場/日本橋三越本店本館6階三越劇場
日程:2015年3月6日(金)→18日(水)
    ※公演情報はこちら

地方公演:八尾市・静岡県・甲府市・可児市
日程: 2015年1月18日→2月28日[詳細日程]
    


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森本薫の書いた『女の一生』は、文学座を代表する女優であった杉村春子の代表作として知られる舞台であり、劇団にとって最も大切な財産演目です。
1945年4月に久保田万太郎演出で初演され、その後、戌井市郎の演出作品として再演を重ね、杉村主演の上演回数は947回におよびました。常に再演の期待が高いこの作品は、杉村自身の意向により生前に布引けい役を平淑恵にゆずりましたが、演出はその後も戌井市郎が担当し、平淑恵の『女の一生』は269回を数えました。 今回、戌井市郎の演出を鵜山仁が引き継ぎ、戌井エッセンスを汲み取りつつ新たな『女の一生』の創造に務めます。
明治の末より第二次世界大戦終了時までの「時代を生き抜く≪女性≫の生き方」を描く普遍的なテーマが人々の共感を呼ぶ本作。来年は『女の一生』初演からちょうど70年。終戦からの日本の歴史とクロスオーバーする今回の上演は見逃せません。

明治38年(1905年)、日本がようやく近代的な資本主義国家となり始めた頃、天涯孤独の境涯にあった<布引けい>は、不思議な縁から拾われて堤家の人となった。清国との貿易で一家を成した堤家は、その当主もすでになく、息子たちはまだ若く、<しず>が弟章介とともに困難な時代を生きていた。やがて<けい>は、その闊達な気性を見込まれ、長男伸太郎の妻となる。次男栄二に寄せた思慕は断ち切られ、<けい>は正真正銘、堤家の人となる。 やがて時は流れて……。

森本 薫 もりもと・かおる

1912年に大阪市で生まれた。三高在学中の1932年処女戯曲 『ダムにて』を発表し、1934年、同人誌「部屋」に掲載された 『一家風』が小山祐士と田中千禾夫の目にとまり、 執筆を依頼されて書いた『みごとな女』が岩田豊雄に賞賛される。 1935年『華々しき一族』、36年『かくて新年は』を「劇作」に、 『衣裳』を「文芸」に発表。稀有な早熟の天分を存分に開花させてゆく。 38年に結婚し、まもなく上京したが、前年に発足した文学座の「試演」と名づけた第一回公演に『みごとな女』が取り上げられた。 40年岩田豊雄の勧めで文学座に入座、以降、劇団初の座付き作家として活躍する。 森本薫の最後の戯曲となった『女の一生』は、1945年4月の東京で、空襲の合間を縫うように上演された。 京都に疎開した森本薫は肺結核が再発し病床で敗戦を迎える。 46年に『女の一生』のプロローグとエピローグを戦後の時点に書き直した後に夭折。 享年34歳だった。



  鵜山 仁
(うやま ひとし)
慶應義塾大学文学部フランス文学科卒業。 舞台芸術学院を経て文学座附属演劇研究所に入所(17期)/1982年、座員に昇格。
ウィット溢れる演出術で俳優の意外な一面を引き出す手腕と 、言葉から着想される膨大なイメージをあらゆる表現・素材を使って劇空間に現出させる力に定評がある。
2004年、第11回読売演劇大賞の大賞・最優秀演出家賞を受賞。その後も休む間も無く傑作を生み出し続ける。 2007年6月~2010年8月、新国立劇場の第四代演劇芸術監督を務める。 主な代表作に『グリークス』(第25回紀伊國屋演劇賞団体賞)(文学座)、 『コペンハーゲン』(新国立劇場/第9回読売演劇大賞優秀演出家賞) 『父と暮せば』『円生と志ん生』(以上こまつ座) 『ヘンリー六世』(新国立劇場)またオペラやミュージカルなどの演出も手懸ける。


                 

赤司まり子

平 淑恵

松山愛佳

藤﨑あかね

松岡依都美

下池沙知

石川 武

大滝 寛

今村俊一

鈴木弘秋

上川路啓志

原 凜花
(劇団東俳)
交互出演

原島凛々
(テアトルアカデミー)
交互出演

 

□スタッフ
  装置/中嶋正留 照明/古川幸夫 音響効果/秦 大介 衣裳/中村洋一 床山/上田喜三郎
  演出助手/稲葉賀恵 舞台監督/黒木 仁 票券/最首志麻子 制作/白田 聡
  宣伝美術/太田克己  

 

              
  3/6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 1718
 
13:30  






 




18:30
         
         

            チケットの残席状況などはブログをご覧ください

     ○=夜割
     ★=アフタートーク 3/9(月)鵜山 仁×マキノノゾミのトークセッション
               3/15(日)出演者たちによるフリートーク
                    

     ※※※ 地方公演の情報は こちら ※※※



□前売開始 2015年2月2日(月)
(全席指定・税込)
一 般 6,500円
夜 割 5,000円(3/6の夜公演限定)
◎夫 婦 割  11,000円
◎ユースチケット 3,800円 (25歳以下) ※

     ※ユースチケットは当日劇場で年齢証明証をご呈示いただきます。
     ◎印.文学座・三越劇場のみ取り扱い
     


□チケット取り扱い

○文学座チケット専用 0120-481034(シバイヲミヨー)
  (10時~17時30分/日祝を除く)

   ≪ご送金方法≫
    銀行振込: 三菱東京UFJ銀行 四谷支店 
            普通口座 4360713 (株)文学座切符代金口
    郵便振替: 00170-4-91348 株式会社文学座

     ※文学座チケット専用ダイヤルにてチケットをご予約の上、
     ご送金をお願い致します。ご予約時にもご案内致します。

   ○三越劇場 0120-03-9354(10時~18時)

三越劇場チケットショップ(PC・携帯共通)

電子チケットぴあ0570-02-9999 (Pコード440-404)
e+(イープラス)(PC・携帯共通)
○オンラインチケット(Gettiiカンフェティ版より)
          ※ご利用方法→→ ご購入『女の一生』



三越劇場 〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店本館6階 
TEL:0120-03-9354
東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」より徒歩1分


 下記の公演は「全国演劇鑑賞団体連絡会議」加盟の各地鑑賞団体(会員制)による主催公演です。
 各公演については右欄のお問合せ先にご連絡をお願いいたします。
※八尾市文化会館プリズムホール・小ホール(1/18)、
 可児市文化創造センター小劇場(2015/2/27,28)での公演を除く。

  2015年         
月日 会館名 主催団体 tel
1/18 八尾市文化会館
プリズムホール・小ホール
(公財)八尾市文化振興事業団 072-924-5112
1/20 下田市民文化会館・大ホール 下田市民劇場 0558-23-2933
1/21 伊東市観光会館 伊東市民劇場 0557-36-3210
1/22 富士市文化会館ロゼシアター
中ホール
NPO法人 富士市民劇場 0545-63-9201
1/23 修善寺総合会館 夢すていじ いず 0558-72-6522
1/24,25 土・日 沼津市民文化センター・大ホール 沼津市民劇場 055-951-2736
1/27 富士宮市民文化会館・大ホール 富士宮市民劇場 0544-27-6146
1/28 三島市民文化会館・大ホール 伊豆市民劇場 055-975-5455
1/29~2/1 木~日 アクトシティ浜松・大ホール 浜松演劇鑑賞会 053-453-9653
2/3,4 火・水 浜松市浜北文化センター 浜松北市民劇場 053-586-1919
2/5 菊川文化会館アエル・大ホール 掛川演劇鑑賞会 0537-24-4955
2/6 島田市総合文化施設プラザおおるり 島田市民劇場 0547-37-7005
2/7 磐田市市民文化会館 磐田演劇鑑賞会 0538-34-1021
2/8 藤枝市民会館 藤枝市民劇場 054-641-4349
2/10~12 火~木 静岡市民文化会館・中ホール NPO法人 静岡市民劇場 054-253-6839
2/13 静岡市清水文化会館マリナート
大ホール
清水市民劇場 054-351-8191
2/16 コラニー文化ホール・小ホール
山梨県立県民文化ホール
SACがくやの会 055-228-3589
2/27、28 金、土 可児市文化創造センター
小劇場
可児市文化芸術振興財団 0574-60-3311

文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10