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文化庁文化庁文化芸術振興費補助金
(舞台芸術創造活動活性化事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会




文学座9月アトリエの会

「 かのような(わたくし)
   ‐或いは斎藤平の一生-


作:古川 健
演出:高橋正徳


日程:2018年9月7日[金]→21日[金]

会場:信濃町・文学座アトリエ

地方公演はこちら

上演時間 2時間30分(途中休憩10分)


≪2018.05.31≫
9/10(月)アフタートーク情報更新!
≪2018.09.12≫
9/16(日)アフタートークに大野香織登壇決定!


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2018年9月文学座アトリエの会では、「新しい台詞との出会い―戦後再考」をテーマに、劇団チョコレートケーキの古川健氏の新作を上演いたします。あさま山荘事件、大逆事件、ナチスなど社会的な事象をモチーフとし、緻密な調査に基づいて構築している古川健氏の作品を、高橋正徳が演出します。
昨年11・12月に上演された水戸芸術館ACM劇場プロデュース『斜交~昭和40年のクロスロード』以来、古川氏と高橋の強力タッグが文学座に登場します!
戦後73年目となる今年――。戦後に生まれ昭和、平成そして未来へと移りゆく時代を生きる、斎藤平(さいとうたいら)。一人の“男の一生"の物語を、まもなく創設70年を迎えるアトリエにてお届けします。

1948年(昭和23年)12月23日。
皇太子(今上天皇)の誕生日であるこの日、東条英機をはじめとしたA級戦犯が処刑された同じ日に、東京の教育者一家・斎藤家に待望の第一子が誕生する。平和な時代に生きて欲しいという思いを込めて平(たいら)と名付けられた。
高度経済成長、学生運動、バブル、不況、震災・・・
昭和、平成、そして未来を懸命に生きた男の一代記。




 古川 健
(ふるかわ たけし)


2002年より劇団チョコレートケーキに所属。09年より劇作家として活動を始める。大正天皇、ヒトラー、大逆事件、サラエヴォ事件など歴史的な題材を扱い、緻密な取材から練り出されるハードな台詞表現を持ち味としている。代表作としては「熱狂」「あの記憶の記録」「治天ノ君」「追憶のアリラン」「ライン(国境)の向こう」「60'sエレジー」「スィートホーム」「挽歌」「Sing a Song」など他多数。また近年は他団体への書き下ろしや、TBS「ゴロウデラックス」NHKスペシャル「原発メルトダウン危機の88時間」など映像作品の脚本も手掛けている。



  高橋正徳
(たかはし まさのり)


アトリエの会が〈戦後再考〉というテーマで企画募集された時、真っ先に古川健さんの名前を思い浮かべた。
古川さんは僕と同世代同い年の(1978年・昭和53年東京生まれ)劇作家で、自身の劇団では主に歴史的な出来事をモチーフに芝居を書き下ろし演劇界から高い評価を得ている。大正天皇の皇后を描いた「治天ノ君」浅間山荘事件をモチーフにした「立て、飢えたるものよ」大戦中のヒトラーとナチスドイツの「熱狂」などである。どれも緻密な取材から得られた情報を再構築し物語に昇華してきた。私との仕事は今回で2回目である。最初は水戸芸術館主催公演で「斜交」という、吉展ちゃん事件をモチーフにした芝居でタッグを組んだ。吉展ちゃんを誘拐した犯人と、警視庁の刑事との取調室での10日間を描いた密室劇である。
とにかく古川さんは歴史に執着する。執着し調べ尽くして、そこから物語を捻り出す。だからこそ今年のアトリエの会が掲げるテーマに相応しいのだ。
『かのような私 -あるいは斎藤平の一生-』は斎藤平の一代記です。1948年・昭和23年12月23日に生まれた男が戦後日本をどう生きてきたのか。数十年に渡る斉藤家という一つの家族の姿を通して見える日本。
戦後人々はどのような足跡を残し、そして日本の未来に何を見るのか・・・
ご期待下さい。



1978年生。東京都出身。東京学芸大学教育学部中退。 2000年文学座附属演劇研究所入所(40期生)。05年座員昇格。04年文学座アトリエの会『TERRA NOVA テラ ノヴァ』で文学座初演出。以降、川村毅、鐘下辰男、佃典彦、東憲司、青木豪など多くの現代作家の新作を演出。また文学座附属演劇研究所の発表会の演出も多く務める。小劇場から大劇場まで精力的に活動する傍ら、地方劇団・公共団体・学校などでの演劇ワークショップの講師としても活躍。 2011年文化庁新進芸術家海外研修制度により1年間イタリア・ローマに留学。近年の演出作として17年11月~12月水戸芸術館ACM劇場プロデュース『斜交~昭和40年のクロスロード』(作/古川 健)、18年1月テアトルエコー公演『カレンダー・ガールズ』(作/ティム・ファース、翻訳/常田景子)、3月椿組『毒おんな』(作/青木豪)。6月には若い演奏家のためのプロジェクト音楽付き朗読『シュレーディンガーの猫/銀河鉄道の夜』を演出。



関 輝雄

大滝 寛

川辺邦弘

亀田佳明

萩原亮介

池田倫太朗

江頭一馬

川合耀祐

塩田朋子

梅村綾子

大野香織

田村真央

 

□スタッフ
 美術/乘峯雅寛 照明/阪口美和 音響/原島正治 衣裳/宮本宣子 映像/松澤延拓
 舞台監督/黒木 仁 制作/後藤久美子、梶原 優、鈴木美幸
 宣伝美術/石井強司 宣伝美術協力/西山昭彦    

 


  
9月 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
  月祝
14:00  

 







   

19:00
   
   
     


 

        ※開場は開演の30分前
        ★=アフタートーク開催日
        アフタートーク① 9/10(月)『戦後民主主義と家族』鐘下辰男×奥田愛基×古川 健(作)×高橋正徳(演出)
        アフタートーク② 9/16(日)『かのような文学座と戦後再考』
大滝 寛×塩田朋子×亀田佳明×大野香織×高橋正徳(演出)



                9/10(月)『戦後民主主義と家族』アフタートークゲストプロフィール

                 ◆鐘下辰男(かねした たつお・演劇企画集団「THE・ガジラ」主宰、劇作家、演出家)
                  1964年、北海道生まれ。日本劇作家協会代議員。日本演出家協会。演劇企画集団「THE・ガジラ」主宰。
                      桜美林大学芸術文化学群准教授。1987年に「THE・ガジラ」を創立。
                      92年文化庁芸術選奨新人賞、97年第32回紀伊國屋演劇賞個人賞、98年第5回読売演劇大賞・大賞 最優秀演出家賞受賞。
                      近年の作品に「ダーウィンの城」「ゴルゴン(Gorgon)」「ドグラ・マグラ」など。


                 ◆奥田愛基(おくだ あき・元SEALDs)
                  1992年福岡県出身。学生グループ「SEALDs(シールズ)」の創立メンバー。明治学院大学国際学部卒業。
                      東日本大震災の短編ドキュメンタリー『生きる312』の監督を務め、2013年に国際平和映像祭でグランプリと地球の歩き方賞を受賞。
                      2015年9月には安全保障関連法案に関する中央公聴会の公述人として意見を表明した。
                      2018年5月、音楽×アート×社会をつなぐ都市型フェス『THE M/ALL』では実行委員として活動。

   


□前売開始 2018年8月7日(火)/文学座支持会 先行前売8月1日(水)/
パートナーズ倶楽部先行前売 7月27日(金)
(全席指定・税込)
一般 4,300円
当日券 4,600円※1

◎ユースチケット 2,500円 (前売・当日共に、25歳以下・文学座のみ取扱い) ※2


      ※1 = 当日券は開演の3時間前から専用の電話回線 (03-3353-3566) にて先着販売となります。
     ※2 = ユースチケットはご観劇当日、年齢を証明するものをご呈示いただきます。
     

□チケット取り扱い

○文学座チケット専用 0120-481034(シバイヲミヨー)
  (10時~17時30分/日祝を除く)

   ≪ご送金方法≫
    銀行振込: 三菱UFJ銀行 四谷支店 
            普通口座 4360713 (株)文学座切符代金口
    郵便振替: 00170-4-91348 株式会社文学座

     ※文学座チケット専用ダイヤルにてチケットをご予約の上、
     必要に応じてご送金をお願い致します。ご予約時にもご案内致します。

チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード486-464)
e+(イープラス)(PC・携帯共通)
○文学座公式HP(Gettiiカンフェティ版より)
          ※ご利用方法→→ ご購入『かのような私‐或いは斎藤平の一生‐』



文学座アトリエ 〒160-0016 東京都新宿区信濃町10 
TEL:0120-481034/03-3351-7265
JR中央・総武線「信濃町駅」より徒歩5分
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」より徒歩9分



八尾市文化会館プリズムホール [アクセス]
9月24日(月・祝)14:00開演
□前売開始 2018年8月4日(土)10時00分~
料金(全席指定・税込)
一 般 4,200円(当日300円増)
フレッシュシート25(25歳以下)1,000円
障がい者割引 3,600円 ※本人及び付添の方1名まで(当日300円増)
お問合せ:八尾市文化会館 (9:00~19:00/月曜日休館)
tel.072-924-9999 〒581-0803 大阪府八尾市光町2-40


可児市文化創造センター・小劇場 [アクセス]
9月27日(木)18:30開演、9月28日(金)14:00開演
□前売開始 2018年7月28日(土)9時00分~
料金(全席指定・税込)
一 般 4,000円
18歳以下 2,000円
お問合せ:可児市文化創造センター (9:00~19:00/火曜日休館)
電話予約TEL 0574-60-3050(9時から19時まで)※電話予約は一般発売日の翌日から
〒509-0203 岐阜県可児市下恵土3433-139


文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10