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文学座9月アトリエの会

「 冒した者 」

作:三好十郎 
演出:上村聡史

日程:2017年9月6日→22日
会場:信濃町文学座アトリエ

→ 公演ブログ

 

2017年文学座アトリエの会では「新しい台詞との出会い―日本の劇」をテーマに、文学座では初めての作家となる三好十郎を取りあげます。プロレタリア文学の劇作家として紹介されることの多い三好作品ですが、『浮標』『廃墟』『その人を知らず』『炎の人』といった、重厚な台詞で人間の在り方を実直に見つめた世界観とその台詞は現代にも共感を得る力をもって私たちに投げかけてきます。『冒した者』は敗戦から7年後の復興へと向かう日本を舞台に、原爆投下における深い傷とそれでも生きようとする渇望を強烈に描いていきます。人が生きていくがゆえに希求する本能を鋭く探りながら、『冒した者』の強度ある台詞をアトリエの小空間いっぱいに広げ、文学座が新たなアプローチで三好作品を届けたいと思います。

私の作品はたいがいそうであるが、特にこの『冒した者』では『現代』そのものが直接的に主題になり主人になっている作品である -三好十郎(「冒した者」戯曲より抜粋)-

空襲で崩れかけている、崖の上に立つ屋敷。
そこには九人の人間たちが、平穏に暮らしていた。
ある日、須永という青年が訪ねてくる。
しかし彼の素性が明らかになるにつれ、
屋敷の住人の様相がいびつになっていく。



三好十郎(みよし じゅうろう)

1902年~1958年/佐賀県佐賀市出身 
詩人、小説家、劇作家。 佐賀中学卒業後、早稲田大学予科を経て、同大学文学部英文学科に進学。在学中「早稲田文學」に『雨夜三曲』など詩5篇を発表し詩人としてデビューする。1928年処女戯曲『首を斬るのは誰だ』を発表。続く『疵だらけのお秋』『廃塵』の発表を通じてプロレタリア劇作家として脚光を浴びるが、思想転換を経て、1935年PCLに入社、文芸部に約4年半籍を置き映画のシナリオを書く。 1946年には「戯曲研究会」を主宰し、戦後の混乱期に置かれた人々の境遇をまっすぐに見つめ、価値観や判断の転換に戸惑う人々にしっかりと寄り添った筆からは、『廃墟』『猿の図』『その人を知らず』『胎内』などが生まれた。人間の在り方や心の振動に自身の魂を込めた戯曲は、没後60年近く経った今も光を失わず、心惹かれる演劇人が数多くいる。





  上村聡史
(かみむら さとし)


『冒した者』は三好十郎の作品の中でも実験的な手法を用いながら、日本人が抱える戦争、殺人、経済、性、神への価値観を揺さぶる作品です。1952年(昭和27年)に書かれていながらも現代を生きる私たちに問いかける迫力を持ちます。 立場を守る自己防衛の言葉、本能のままに他者を支配するために攻め立てる言葉、これら守りと攻めが、アクロバティックに交錯し、原爆投下を主軸とする登場人物たちの強烈な想いが観客の意識へと深く入り込んでいきます。 そのような戯曲を今上演するには、三好十郎のイメージを超越する精神と肉体を形作らなくてはならない使命感を感じます。 "生きる実感"と"死への恐怖"に対して実直に向き合い、無数にも広がる精神と肉体の可能性を攻めの姿勢で表現したいと思います。そして、それは私自身、演出者として、三好十郎の世界を批評しながらも、その構築した理屈を破壊する作業に懸かっていると思います。それが劇空間という想像共有の場で、驚異と共感になって皆様に届けることができればと。 是非ご期待ください。



2001年文学座附属演劇研究所41期生として入所。 2005年アトリエの会『焼けた花園』にて初演出。 2009年より文化庁新進芸術家海外留学制度により 1年間イギリス・ドイツに留学。 『炎 アンサンディ』『ボビー・フィッシャーはパサデナに 住んでいる』の演出において第22回読売演劇大賞最優秀演 出家賞、『アルトナの幽閉者』『信じる機械』他の演出により 2014年度毎日芸術賞第17回千田是也賞を受賞。 また、『炎 アンサンディ』が第69回文化庁芸術祭大賞を受賞。 戯曲を深く読み込み立体化する手腕に定評があり、小劇場から大劇場、古典から現代劇と幅広く活動する。文学座演出部に所属。シアター風姿花伝レジデント・アーティストを務める。 近作に、てがみ座『対岸の永遠』、文学座アトリエの会『弁明』、劇団昴『グリークス』、ホリプロ『マーダー・バラッド』。2017年は、『炎 アンサンディ』再演、新国立劇場『城塞』、文学座本公演『中橋公館』など。



大滝 寛

中村彰男

若松泰弘

大場泰正
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佐川和正

奥田一平

金沢映子

栗田桃子

吉野実紗

金松彩夏

 

□スタッフ
  美術/乘峯雅寛 照明/沢田祐二 音響/藤田赤目
  衣裳/宮本宣子 舞台監督/寺田 修 フルート指導/杉原夏海 三味線指導/松永鉄九郎    
  制作/白田 聡、松田みず穂 イラストとチラシデザイン/チャーハン・ラモーン

 

 

           
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14:00    







   

 
 
16:00                  
         
18:30

           
     
 
 

★=アフタートーク

アフタートーク① 9/10(日)14:00の部終演後
『三好十郎と戦後。その劇世界』鵜山仁+大滝寛+若松泰弘+上村聡史

アフタートーク② 9/16(土)16:00の部終演後
『「冒した者」の創造。美術と衣裳から』宮本宣子+乘峯雅寛+上村聡史       


□前売開始 2017年7月29日(土)/文学座支持会 先行前売7月26日/パートナーズ倶楽部先行前売 7月20日
(全席指定・税込)
一般前売 4,300円
当日券 4,600円※1

◎ユースチケット 2,500円 (前売・当日共に、25歳以下・文学座のみ取扱い) ※2


      ※1 = 当日券は開演の3時間前から専用の電話回線 (03-3353-3566) にて先着販売となります。
     ※2 = ユースチケットはご観劇当日、年齢を証明するものをご呈示いただきます。
     


□チケット取り扱い

○文学座チケット専用 0120-481034(シバイヲミヨー)
  (10時~17時30分/日祝を除く)

   ≪ご送金方法≫
    銀行振込: 三菱東京UFJ銀行 四谷支店 
            普通口座 4360713 (株)文学座切符代金口
    郵便振替: 00170-4-91348 株式会社文学座

     ※文学座チケット専用ダイヤルにてチケットをご予約の上、
     必要に応じてご送金をお願い致します。ご予約時にもご案内致します。

チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード459-231)
e+(イープラス)(PC・携帯共通)
○文学座公式HP(楽天チケットより)
          ※ご利用方法→→ ご購入『冒した者』



文学座アトリエ 〒160-0016 東京都新宿区信濃町10 
TEL:0120-481034/03-3351-7265
JR中央・総武線「信濃町駅」より徒歩5分
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」より徒歩9分


文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10