TOP公演情報>seven・セブン_岸田國士恋愛短編集

日程:2021年4月9日→16日
会場:文学座アトリエ

オフアトリエ企画
ドラマティック・リーディング公演

「SEVEN・セブン」

作:ポーラ・シズマー、キャサリン・フィロウ、 ゲイル・クリーゲル、
キャロル・K・マック、ルース・マーグラフ、
アナ・ディヴィエール・スミス、スーザン・ヤンコヴィッツ
訳:三田地里穂
主催:文学座アトリエ委員会


→ 公演ブログ



『岸田國士恋愛短編集』の詳細はこちら



■ごあいさつ■

劇団創設以来八十余年、われわれは今また、演劇表現のあり方について根本的な問い直しを迫られています。 一九五八年に岩田豊雄が起草したアトリエ憲章によれば、「世間や時流と無関係の立場」で、「文学座の明日のために研究し、練習する機関」であると同時に、「文学座の工房、冒険的な試演」の場でありたいと。その文学座アトリエも、時に効率化、平準化の波に抗えず、真の新しさを提起しえなくなってしまう恐れ、なきにしもあらず。 このあたりでわれわれは「アトリエ」の初心を改めて謙虚に受け止め、あらゆる既成概念を疑うという創造の原点に立ち戻り、この世界の真理に迫る演劇を模索し続けたいと考えています。
アトリエや、隣接するモリヤビルの小空間にたてこもり、むしろ様々な制約の中にこそ生まれる清新な表現を目指してこの四月、「オフ・アトリエ」企画を立ち上げます。
文学座アトリエの新しい出発に、どうぞご注目、ご支援を賜りますように。
アトリエ委員会 鵜山 仁


  


7人の女性劇作家と7人の女性社会活動家の声によるドキュメンタリー・シアター作品『SEVEN・セブン』は、描かれている女性活動家達の言葉をそのまま形にしています。 そもそもの始まりは、アメリカの劇作家であるキャロル・K・マック氏が社会活動家ファリーダ・アジジ氏の講演をコネチカット州にて聞いたことから始まります。キャロル氏は彼女の語った物語に感銘を受け、ファリーダと同じような素晴らしい女性の物語をドキュメンタリー・シアター作品としてさらに多くの人々、世界に届けたいと考えました。そうしてすぐさま動き出した彼女は、7人の女性劇作家と7人の世界各国の女性活動家たちと共に、『SEVEN・セブン』を生み出します。 女性社会活動家達は、自分を担当する劇作家に自らの人生を語り、劇作家はその彼女達の語った言葉をそのまま一つのモノローグとして、合計7本のそれぞれの作品を作りました。 そうして出来上がった7本のモノローグ作品を、劇作家たちが一つにまとめ上げたものが『SEVEN・セブン』という事になります。 1年余りに及ぶインタビュー期間やワークショップを重ねて生み出されている今作品は、女性活動家7人の人生、思い、そして未来が、率直な彼女達の声として、熱意ある劇作家たちの手によって余すことなく凝縮されています。




  水野玲子
(みずのれいこ)
□演出にあたって
今回の舞台の成否は、観客の目の前に作品の登場人物が存在するか否か、だと考えています。 通常のリーディングは観客の皆様の頭の中に人物や物語を想像しながら"聴いて"もらうのに対して、ドラマティック・リーディングは役者という存在=登場人物と判断しながら"観て"もらうものなのではないでしょうか。まだ勉強を始めたばかりの私の勝手な解釈ではありますが、今回の私はこの"観て"もらうことを意識した作品作りを行おうと考えています。 その為役者には基本的な椅子に座ったスタイルがありつつも、必要に応じて身体を使って実際に動いてもらったり、役者同士での交流もしてもらいます。そこに実際に血の通った人間が呼吸をして生きていること。役者たちの生き生きとした姿を通して、作品の中の女性活動家達も生身の人間としてこの世界に生きていることを感じてもらいたいです。 あくまで主役は本の言葉と役者たちの存在。それ以外を抽象的に表現することで、主役に集中していただき、更に見ている皆様に想像の余白を楽しんでもらえたらなと思います。 作品に描かれている7人の人生は多岐にわたり、また全てが優しいものでもなく、日本人にとっては理解をするのに時間のかかることも多くあります。先ずはその一つひとつを丁寧にかみ砕いて皆で理解した上で、現代の日本で表現するにふさわしい道を探していきたいと思っています。役者の声と身体で世界7か国の女性活動家達の人生をどこまで表現することが出来るのか、役者達との稽古の中で模索しようと思います。また、出演者は先輩ばかりですので、アドバイスをもらいながら、私自身も一緒に作品作りを楽しんでいけたらと思っています。



つかもと景子

山崎美貴

高橋紀恵

鬼頭典子

頼経明子

梅村綾子

柴田美波

□スタッフ
  照明:阪口美和 音楽:後藤浩明 音響:丸田裕也 主催:文学座アトリエ委員会  
 
 
 



 

文学座有志による自主企画公演

「岸田國士恋愛短編集」

主催:岸田國士フェスティバル実行委員会

→ 公演ブログ

2020年に稽古を進めていたにも関わらずイベント自粛要請により上演できなかった文学座アトリエの会との連動企画作品を満を持して上演いたします。3人の演出家が文学座アトリエの空間で岸田の初期作品に多角的に挑みます。


『恋愛恐怖病』演出:小原まどか
『チロルの秋』演出:生田みゆき
『命を弄ぶ男ふたり』演出:五戸真理枝



『恋愛恐怖病』


下池沙知

相川春樹

杉宮匡紀

『チロルの秋』


渋谷はるか

小谷俊輔

渡邊真砂珠

『命を弄ぶ男ふたり』


藤川三郎

釆澤靖起

 

□スタッフ
美術:乘峯雅寛
照明:阪口美和
音楽:後藤浩明
音響:丸田裕也
宣伝美術:ゲーン・キャオターン
イラスト:小原まどか
制作:岸田倶楽部&ホモルーデござんす
協力:文学座企画事業部
主催:岸田國士フェスティバル実行委員会

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□前売開始 2021年3月3日(水)
(全席指定・消費税込)
※当日券も同料金
※接触機会を減らすため、なるべくお釣りのないようにお持ちください。
『SEVEN・セブン』一般:3000円
ユースチケット(25歳以下):1500円

「岸田國士恋愛短編集」
一般:3000円
ユースチケット(25歳以下):2000円
2演目セット券 一般:5000円
ユースチケット(25歳以下):3000円
※セット券の予約受付は電話(03-3351-7265)とメール(atorie70events@outlook.jp)のみです。
    
□ライブ配信チケット
 ライブ配信が決定いたしました!
 こちらのステージチャンネルからご購入下さい。
https://www.stage-channel.com/atorie70-ticket
 

□チケット取り扱い


●ご予約
WEB・メール先行予約開始 2021年3月3日(水)11:00より
◆WEB(カルテット・オンライン)
https://www.quartet-online.net/ticket/sevenandkishida?o=b00002h
◆メール
atorie70events@outlook.jp
お申し込みの際は氏名(フリガナ)、ご希望の日時、演目(セブン・岸田)、券種(一般・ユースチケット)、枚数、お電話番号を明記ください。こちらからの返信をもちましてご予約完了とさせていただきます。
電話予約開始 2021年3月5日(金)11:00より
◆文学座:03-3351-7265 11:00~17:00/日・祝除く)


新型コロナウイルス感染予防対策について
当公演に関する感染予防ガイドラインを定め、細心の注意を払い予防対策を徹底致します。
詳細につきましては文学座HPにて掲載しております。
★行政機関の方針等により公演スケジュール等に変更が生じる場合には、文学座HP・各公演Twitterにてお知らせ致します。
 


文学座アトリエ 〒160-0016 東京都新宿区信濃町10 
TEL:0120-481034/03-3351-7265
JR中央・総武線「信濃町駅」より徒歩5分
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」より徒歩9分


文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10