TOP公演情報>尺には尺を/お気に召すまま

文学座公演  共催:あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団)

| シェイクスピア祭特設サイト | BLOG |  

「尺には尺を」「お気に召すまま」

作:ウィリアム・シェイクスピア / 訳:小田島雄志
日程:2014年2月11日→3月4日
会場:東池袋あうるすぽっと
 □あうるすぽっとシェイクスピアフェスティバル2014
 □2014都民芸術フェスティバル

■ごあいさつ■

「恋の栄冠」をめぐり繰り広げられる、人生レースの諸相。恋のエネルギーの奔流と喪失、 またその再生にかかわる様々なドラマを写しだすシェイクスピアの喜劇。生誕450年にあたる2014年、 一年間にわたる「シェイクスピア祭」の口火を切るのはシェイクスピアの中期の喜劇『尺には尺を』 と『お気に召すまま』の二作品です。夜と昼、太陽と月ほどにも色合いの異なる二つの喜劇の競演。 「祭」ならではの交互上演をお楽しみ下さい。

ある日、公爵代理として絶対的な権力を手にしたアンジェロは古い法律に従い、 乱れた街の風紀を厳しく取り締まろうとする。就任後すぐに「結婚する前に女性を妊娠させた」 という罪でクローディオという男の処刑を命じた。その一方で、クローディオの妹イザベラには、彼女の操と引き換えに兄を許そうと持ちかけた。 困り果てたイザベラはある修道士に知恵をかり、 その場を切り抜けるが、なんとその修道士はアンジェロに代理をまかせて旅に出たはずの…


  鵜山 仁
(うやま ひとし)
□演出にあたって
『尺には尺を』は一見不合理な、いかにも風変わりな喜劇です が、制度であれ、思い込みであれ、宗教であれ、人間の、自然 な生の発露を妨げる「コリ」をほぐそうという公爵の戦略に、作 者の面差しが色濃く漂っています。登場人物の造型に関して も、権力者、官吏、一般庶民の、更には女性性のゆがみとおか しみが、奇怪なまでに拡大されて写し取られており、時代を超え た、独特のリアリティーが感じられます。この作品の核心を一言 でいえば、人間について何が信じられ何が信じられないかを 見届ける、ということだと思いますが、そこで面白いのは、生命と いう、揺らぎを本質とする現象については、信じられないことは 必ずしも悪いことではないという作者の物の見方です。その背 景には、信じられることはむしろしばしば退屈で、時には危険で さえあるというアイロニーが隠されている。人間世界の豊穣な 多様性を写し出す万華鏡、シェイクスピアの真骨頂を十二分 に楽しんでいただきたいと思います。



川辺 久造

石田圭祐

吉野正弘

高橋克明

今村俊一

横山祥二

大場泰正

櫻井章喜

石橋徹郎

神野 崇

上川路啓志

南 拓哉

倉野章子

高橋紀恵

佐古真弓

吉野実紗

 

元公爵の娘ロザリンド、名家の息子オーランドー、由緒ある家に生まれながらそれぞれの事情で 不遇の生活を余儀なくされた二人は、ある時出会い、恋に落ちる。その後、不幸にもロザリンドは 現公爵から突如追放を言い渡され、急ぎ男装の上森へと身を隠す。 時を同じくしてオーランドーも長兄の妬みを買い、命を狙われ偶然にも同じ森へと逃げこむ。 そこで二人は再会するもオーランドーはロザリンドが男装していることに気が付かず、本人を前に恋の相談を始めてしまう…


髙瀬 久男
(たかせ ひさお)
 
□演出にあたって
「お気に召すままに、どうぞ、 このお芝居を可愛いがってください」と、主人公のロザリンドが、口上で述べるように、 観客の胸の内に飛び込むパワーを充分に備えた喜劇である。舞台となるのは 、 都会の秩序から外れた「アーデンの森」。アーデンはシェイクスピアの母、 メアリー・アーデンからとったと思われ、そこは人間を本来の姿に戻す力があると考えられる。 そこで繰り広げられるのは、人は人を愛し、愛されることを求めるという、 極めてシンプルな動物的本能に基づく行為。人は何故にこの世に生きるのか。 人を愛し、愛を得、共に生き、子孫を残し、愛されつつ死を迎える。それ以外は余計なこと。 寓話である。しかし寓話は時に希望となる。軽い作りの中に重く響く普遍的真理が見え隠れする。 450年経っても、いまだ新しいシェイクスピア。その多種多様な世界観を現代劇として表出したい。



鵜澤秀行

戸井田稔

大滝 寛

廣田高志

清水明彦

若松泰弘

沢田冬樹

川辺邦弘

細貝光司

清水圭吾

西岡野人

山森大輔

釆澤靖起

内藤裕志

藤﨑あかね

松岡依都美
梅村綾子 前東美菜子

 

□スタッフ
  美術/乘峯雅寛 照明/中山奈美 音楽/芳垣安洋・高良久美子 音響効果/熊野大輔 
  衣裳/原まさみ ヘアメイク/川村和枝 舞台監督/寺田 修 宣伝美術/田辺智子 イラスト/信濃八太郎
  制作/日下忠男 票券/松田みず穂・鈴木美幸

  2/11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
  祝/火
13:30 A

B

A

B

B

A



B
A

A

 
18:30 B
夜割
    A
夜割
A
夜割
    B
夜割
  B
都割

     A=「尺には尺を」B=「お気に召すまま」

  2/22 23 24 25 26 27 28 3/1 2 3 4
 
13:30 A

B
A
B

A

B

  A

B

  B

18:30 B
都割
    A
都割
    A
都割
B
都割
  A
都割
 

     A=「尺には尺を」B=「お気に召すまま」

     関連イベント
     ☆ 終演後シンポジウム開催 2月23日(日)昼公演(『お気に召すまま』終了後)
       出席予定者:小田島雄志 氏、出口典雄 氏、鵜山 仁、高瀬久男
     ★ 終演後アフタートーク開催
       18日(火)『お気に召すまま』公演終了後
          高瀬久男(演出)×『お気に召すまま』出演者全員によるトーク
       24日(月)『尺には尺を』公演終了後 
          鵜山 仁(演出)×石田圭祐、大場泰正、倉野章子、高橋紀恵(出演者)によるトーク

     


□前売開始 2014年1月7日(火)
(全席指定・税込)
一 般 6,000円
夜 割 4,000円 (2/11、14、15、19の夜公演限定)
◎夫 婦 割  10,000円
◎ユースチケット 3,800円 (25歳以下) ※1
◎中・高校生 2,500円 ※1

◎2作品セット券 10,000円 (『尺には尺を』『お気に召すまま』両方ご覧になるお客様)※1

●都民割引 4,000円 (2/21-3/3の夜公演) ※2
     ※1.ユースチケット・中高校生券は当日劇場で年齢証明証(中高生券は学生証)をご呈示いただきます。
     ※2.都内在住または在勤の方、要証明書(ご予約又はご精算の際に確認させていただきます)
     ◎印.文学座のみ取り扱い
     ●印.文学座・あうるすぽっとチケットコールのみ取り扱い


□チケット取り扱い

○文学座チケット専用 0120-481034(シバイヲミヨー)
  (10時~17時30分/日祝を除く)

   ≪ご送金方法≫
    銀行振込: 三菱東京UFJ銀行 四谷支店 
            普通口座 4360713 (株)文学座切符代金口
    郵便振替: 00170-4-91348 株式会社文学座

     ※文学座チケット専用ダイヤルにてチケットをご予約の上、
     ご送金をお願い致します。ご予約時にもご案内致します。

電子チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード432-468)
e+(イープラス)(PC・携帯共通)
○あうるすぽっとチケットコール 03-5391-0516
         (10時~19時/3F事務所にて販売/郵送不可)
○オンラインチケット(Gettiiカンフェティ版より)
          ※ご利用方法→→ ご購入『尺には尺を』『お気に召すまま』



あうるすぽっと  ホームページはこちら
〒170-0013 豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル2・3F  
TEL:03-5391-0751
東京メトロ有楽町線「東池袋駅」直結


文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日祝除く )
〒160-0016 東京都新宿区信濃町10